モーリス C8 砲兵トラクター Mk.3 ビートルバック 後期型 (初回限定CD付)
「モーリス C8 砲兵トラクター Mk.3 ビートルバック 後期型 (初回限定CD付) (プラモデル) (ミラーモデルズ 1/35 AFVモデル No.35401v )」です
●第2次世界大戦時におけるイギリス軍の野砲牽引車「モーリス・コマーシャル C8 Mk.3」を1/35スケールで再現したプラスチックモデル組立キット
●「17ポンド砲」や「25ポンド砲」など中口径の火砲の牽引の役割を担った野砲牽引車「モーリス・コマーシャル C8 Mk.3」を再現、平面を基調に後部を斜めに切り取った、イギリス軍の野砲牽引車の独特のフォルムを再現した内容となっています
【 「モーリス・コマーシャル C8 Mk.3」について 】
●イギリス軍は第1次世界大戦時の教訓から次の大戦も総力戦となると判断、車輌類の規格はできるだけ統一化することで生産コストを抑える方針を探ります
●師団砲兵が運用する火砲は「25ポンド砲」に統一、この「25ポンド砲」を牽引する「野砲牽引車」は「モーリス・コマーシャル」社、「ガイ・モータース」社、「カリア」社、「カナダ・フォード」社、「カナダ・シボレー」社などが開発、製造を行いました
●この「野砲牽引車」の開発と生産は、1937年に制定された規格に基づき進められ、平面で構成したボディ、不整地走行を考慮した地上高の高いシャーシ、大型で大きなトレッドパターンを持つタイヤなどの共通の特徴を持っていました
●さらに、キャビン後部は傾斜したデザインを採用、これは砲を回転させるためのプラットフォームを搭載し、その積み卸しを容易にするためのものでした
●この規格に基づき生産された「野砲牽引車」は、独特のデザインから4角形を示す「クアッド」と呼ばれた他、カブトムシのような形状から「ビートルバック」とも呼ばれています
●「モーリス・コマーシャル C8」は、「モーリス・コマーシャル」社が開発、生産した野砲牽引車で、イギリスのメーカーの野砲牽引車としては最大の生産数を記録しています
●最初のタイプの「モーリス・コマーシャル C8 Mk.1」は1939年から生産を開始、続く「モーリス・コマーシャル C8 Mk.2」は「Mk.1」のマイナーチェンジ版に相当します
・ 「モーリス・コマーシャル C8」は4輪駆動の足周りを持ち、70馬力の4気筒エンジンを搭載していました
●「モーリス・コマーシャル C8 Mk.1」「モーリス・コマーシャル C8 Mk.2」は合計4000両を生産、この「モーリス・コマーシャル C8 Mk.2」の生産3000両目までは完全密閉型のキャビンとなっていました
・ これは「モーリス・コマーシャル C8」の設計当時、毒ガス兵器への対策のためだったと言われています
●「モーリス・コマーシャル C8」シリーズは、1941年にキャビン上部を開放型にして、ウィンドを増やした「モーリス・コマーシャル C8 Mk.3」へと生産が移行、この「モーリス・コマーシャル C8 Mk.3」は6000両を生産し、同シリーズの主力車両となりました
●「モーリス・コマーシャル C8 Mk.3」をはじめとする「モーリス・コマーシャル C8」シリーズは、「25ポンド砲」を中心とした中口径の火砲の牽引に活躍、イギリス軍及びイギリス連邦軍の砲兵活動に大きく貢献したのでした
【 「モーリス C8 砲兵トラクター Mk.3 ビートルバック 後期型 (初回限定CD付)」のキット内容について 】
●このイギリス軍の野砲牽引車「モーリス・コマーシャル C8 Mk.3」を再現したプラスチックモデル組立キットです
●ソフトスキンを中心にキット化を進めるミラーモデルならではの実車への深い造詣に基づき「モーリス・コマーシャル C8 Mk.3」を再現、足周りを中心とした部分は細分化したパーツ構成で牽引車らしい堅牢な構造を再現しながら、キャビン、ボンネットなどはスライド金型を用いてその複雑な面構成のデザインとソフトスキン車両らしい薄さを再現しており、イギリス軍車両ならではの骨太さと繊細さとを兼ね備えた「モーリス・コマーシャル C8 Mk.3」の姿を再現した内容となっています
・ パーツ数は多く、エッチングパーツも含まれていますから、中級者以上のユーザーを対象としたキットとなります
●初回限定付録として、「モーリス・コマーシャル C8」シリーズなどの写真を収録した資料写真CDが付属しています
・ 初回生産分の販売が終了した後、予告なくCDの付録は終了致します
●「モーリス・コマーシャル C8 Mk.3」は、「キャビン」「シャーシ」の2ブロックで構成しています
【 キャビン 】
●複雑な多面構成で、上部に開口部を設けた「モーリス・コマーシャル C8 Mk.3」のキャビン形状を再現、表面のリベット、ヒンジ、フロントグリルのスリットパターンなどを繊細なモールドで再現しています
●キャビンは一体成型のパーツで再現、ボンネット、フロントグリルは別パーツとなっています
・ ボンネット、フロントグリルはそれぞれ一体成型のパーツで再現、スライド金型を使用してボンネット側面の通気グリルを立体感あるモールドで再現しています
・ 「側面ドア」「上部ハッチ」は別パーツ化、開閉状態を選択することができます
・ 各ウィンドはクリアパーツで再現、パーツ上にはウィンドの枠をモールドで再現しています
・ 「ワイパー」と「ワイパーの動力装置」はエッチングパーツで再現
・ 「前照灯」は前後に分割したパーツで再現、前部のガラス部はクリアパーツで再現しています
・ 「サイドミラー」は、ミラー本体とステーで構成、ステーは付属の金属線を加工して作製します
・ 後部上面のフレームは一体成型のパーツで再現
・ 「前部フェンダー」と「後部マッドフラップ」はエッチングパーツで再現します
・ キャビン後部の予備タイヤはレジン製パーツとなっています
●キャビン上部の開口部を塞ぐキャンバスは、付属の布をカットして作製します
・ キャンバスの固定具はエッチングパーツにて再現
●キャビン内部を再現、以下のパーツで構成しています
・ フロアパネル
・ メーターパネル(エッチングパーツ)
・ 各座席
・ ハンドル
・ レバー、ペダル類
など
【 シャーシ 】
●太いフレームで構成した骨太な「モーリス・コマーシャル C8 Mk.3」のシャーシ構造を再現、前後のデファレンシャルは細分化したパーツで再現しています
●シャーシのメインフレームは、縦方向のフレームと横方向のフレームとを組み合わせて作製します
・ 「前部デファレンシャル」は10パーツ、「後部デファレンシャル」は8パーツで構成
・ 「リーフサスペンション」はそれぞれ一体成型のパーツで再現、「デファレンシャル」との接合フレームは付属の金属線を加工して作製します
・ ステアリングは前方に固定した状態となります
・ 「前部バンパー」はエッチングパーツにて再現
・ 「牽引装置」は3パーツで構成しています
・ 「携行缶ラック」はエッチングパーツで再現、積載する「携行缶」(×4)が付属しています
●エンジンは左右に分割したパーツで再現、「冷却ファン」などは別パーツ化しています
●タイヤは、ホイール部分とゴムの部分とに分割しています
・ ゴムの部分は軟質素材製で、トレッドパターンを深めのモールドで再現しています
【 初回限定付録 】
●初回限定付録として、「M.S Models」収蔵の特別写真資料CDが付属します
●収録内容(画像:約100枚)
・ モーリス・コマーシャル C8 Mk.3 No.5ボディ
・ モーリス・コマーシャル C8 Mk.2、Mk.3
・ モーリス・コマーシャル C8 17ポンド砲牽引
・ 25ポンド砲
●バンパー、ワイパー、フェンダー、マッドフラップ、携行缶ラックなどを再現するエッチングパーツが付属しています
【 「モーリス・コマーシャル C8 Mk.3」の塗装とマーキング 】
●「モーリス・コマーシャル C8 Mk.3」のマーキングとして、イギリス軍もしくはイギリス連邦軍仕様となる4種類の塗装例がカラー塗装図に記載されています
・ 所属不明 (フランス / 1944年)
・ 第50歩兵師団 (シシリー / 1943年)
・ チェコスロバキア砲兵連隊 (プラハ / 1945年)
・ ポーランド第1機甲師団 (スコットランド / 1943年)
●カラー塗装図の塗装例に基づく、国籍マーク、部隊マーク、重量表示、車台番号などを再現したデカールが付属しています
【 「モーリス C8 砲兵トラクター Mk.3 ビートルバック 後期型 (初回限定CD付)」のパッケージ内容 】
・ モーリス・コマーシャル C8 Mk.3 ×1
・ エッチングシート ×2
・ 金属線 ×1
・ 布 ×1
・ レジン製パーツ ×1
・ デカールシート ×1
・ 組立て説明書 ×1
・ カラー塗装図 ×1
・ 写真資料CD(初回限定) ×1
●2015年 完全新金型(「モーリスC8 砲兵トラクター Mk.3 No.5ボディ (初回限定CD付)」「モーリスC8 砲兵トラクター Mk.2 ビートルバック後期型 (初回限定CD付)」などと同時発売)