ポリスシールド A
「ポリスシールド A (プラモデル) (トミーテック リトルアーモリー (little armory) No.LD003 )」です
●2000年代頃まで第一線で使用されていた日本警察のジュラルミン製の「盾」を1/12スケールで再現したプラスチックモデル組立キット
●全身を守る面積を持つ「大盾」と、取り回しやすい「小盾」、そして「刺股(さすまた)」を各1個セットしています
●治安維持活動時に出動する「機動隊」などで使用される、日本の警察装備を代表するジュラルミン製の「盾」を再現、表面に打たれたのリベットやスリット状の覗き窓など、あくまでも固く守りに徹した盾を再現した内容となっています
【 「ジュラルミン製の盾」について 】
●日本の警察は、犯罪者の取り締まりや交通の円滑化だけではなく、治安維持も大きな任務の一つです
●治安維持活動に従事する警察官にとって重要な装備の一つが「盾」であり、これは自身や保護する人の身を守る装備として欠かせない存在となっています
●1968年に導入されたジュラルミン製の「盾」は、投石や鈍器による殴打からの防護を目的とし、重量はおよそ5.4kg、金属の地肌を活かして銀色に光る大きな盾は「機動隊」を象徴する装備となりました
●しかし、このジュラルミン製の「盾」は、あくまでも軽度の治安維持活動に対応するものであり、堅牢性と重量軽減を両立させたアルミニウム合金の一種であるジュラルミンを使ったこの「盾」は、実は対弾性能を持っていません
●このため、1972年に発生した「あさま山荘事件」では銃撃により3人の殉職者を出してしまいます
●本来ならば、この事件を契機として対弾性を持った「盾」の導入が検討されても良いはずだったのですが、事件後の左翼活動の沈静化と、銃に関する規制の強化、そして警察官や自衛官などに対する当時の日本全体の風潮から先送りとなりました
●2000年代に入ると世界はテロの時代へと突入、日本の警察もこの時代の流れから対弾性を持つ「盾」の導入に踏み切り、現在では透明で対弾性を持つポリカーボネート製の「盾」が使われています
●もっとも、従来のジェラルミン製の「盾」もそのまま継続運用されており、訓練時などでその姿を見ることができるのです
【 「ポリスシールド A」のキット内容について 】
●日本の警察で使用されているジュラルミン製の「盾」を再現したプラスチックモデル組立キットです
●本キットには
・ 大盾 (ジュラルミン製タイプ) ×1
・ 小盾 (ジュラルミン製タイプ) ×1
・ 刺股 ×1
をセットしています
●「大盾」「小盾」は、それぞれ一体成型のパーツで再現、裏側の「把手」は別パーツ化して再現しています
・ 「盾」の成型色はシルバーをイメージしたライトグレー
・ 「大盾」の覗き窓はクリアパーツで再現しています
●「刺股」は、先端部とポール部の2パーツで再現
●「ポリスシールド A」の成型色 : ライトグレー
●「ポリスシールド A」の完成時の大きさ
・ 大盾 : 全高約10cm
【 「ポリスシールド A」のパッケージ内容 】
・ 大盾 (ジュラルミン製タイプ) ×1
・ 小盾 (ジュラルミン製タイプ) ×1
・ 刺股 ×1
・ 組立て説明書 ×1
●2016年 完全新金型