カナダ陸軍 レオパルト 2A4M
「カナダ陸軍 レオパルト 2A4M (プラモデル) (ホビーボス 1/35 ファイティングビークル シリーズ No.83867 )」です
●カナダ軍の主力戦車「レオパルト2A4M CAN」を1/35スケールで再現したプラスチックモデル組立キット
●「レオパルト 2A4」をベースとしたカナダ軍仕様型「レオパルト 2A4M CAN」を再現、追加装甲とスラットアーマーを施し「レオパルト 2A5」に似た外観となった、マッシブなスタイルを再現した内容となっています
【 「カナダ陸軍 レオパルト 2A4M」のキット概要 】
●プラスチック・クリアパーツ、エッチングパーツを併用した中国系メーカーのスタンダードなパーツ構成
●「2A4」の車体に新たに追加された装甲は一部を別パーツ化して再現
●ペリスコープや前照灯等のガラス部分はクリアパーツ
●牽引用のワイヤーは金属製パーツで再現
●履帯は「ディール 570P」、履板1枚ごとに分割した接着連結式
●バスケットのパンチングプレートやステップ、金具類を再現したエッチングが付属
●カナダ陸軍仕様のデカール
【 「レオパルト 2A4M CAN」について 】
●「レオパルト 2」は、1977年に戦後第3世代戦車のトップバッターとして登場しました
●それまでの戦後第2世代戦車は、主砲は105mm砲クラス、車体は通常の装甲板を用いて避弾経始を重視した形状、エンジンは800馬力クラスというものでしたが、この「レオパルト 2」は、主砲に120mm滑腔砲を装備、複合装甲を採用し、エンジンは1500馬力という、第2世代戦車をはるかに凌駕する性能を有していました
●さらに、高度な射撃指揮装置や、2軸のジャイロスタビライザーを用いた正確な行進間射撃能力、そして砲弾を砲塔後部のバスルに搭載するなど、徹底した性能の追及を行っており、カタログスペック以上に高い戦闘能力を持っていました
●また、「レオパルト 2」は、将来的なグレードアップを予想して余裕のある設計となっており、これが「レオパルト 2」シリーズの発展と輸出に大きく貢献、そして、この点こそが「ヨーロッパ標準戦車」としての地位を獲得した要因となっています
●「レオパルト 2」は登場時から既に改良計画が開始されており、1985年に誕生した「レオパルト 2A4」によって初期シリーズは完成形となり、従来のタイプもこの「レオパルト 2A4」仕様へと改修されています
●1980年代後半になると、「レオパルト 2」の改良計画「KWS」を立案、防御力向上プラン「KWS2」に基づき誕生したのが「レオパルト 2A5」で、攻撃力向上プラン「KWS1」により登場したのが「レオパルト 2A6」です
●この「レオパルト 2A5」「レオパルト 2A6」は「レオパルト 2A4」よりも強力な戦車となりましたが、「レオパル ト2A4」も決して旧式化した訳ではなく、上記のように余裕のある構造を活かし、各国では新型式の登場に代わり安価で放出された「レオパルト 2A4」をベースとして、最新型に匹敵する能力を持つように改修する方法を採っており、カナダ軍が導入したのが「レオパルト 2A4M CAN」です
●カナダ軍では、最新型の導入に代わり放出されたオランダ軍の「レオパルト 2A4」を80両購入、その中の20両を「レオパルト 2A4M CAN」へと改修しました
●この改修はドイツのメーカーによるもので、追加装甲を施した「2A4」の外観は「2A5」に似た形状になり、側面などにも装甲を追加したことで「2A5」よりも強靭な防御力を有しているのが特徴です
●最近の対テロ戦闘を考慮して、地雷や仕掛け爆弾に対する車体下部防御も強化、そして無線起爆型の爆弾に対しての妨害電波発生装置も搭載しています
●また、乗員を保護するために車体内部の防御装置を増設、世界最強クラスの防御力を誇ります
●このような改修を施した結果、「レオパルト 2A4M CAN」は60tを超える重量となりましたが、「レオパルト 2」のエンジンには十分な余力があることから、高い機動性能も維持しています
●「レオパルト 2A4M CAN」は、「レオパルト 2」シリーズの到達点の一つであり、良質な基本設計を基にして最新鋭戦車に負けない能力を持たせることに成功した戦車なのです
【 「カナダ陸軍 レオパルト 2AM4」のキット内容について 】
●このカナダ軍の主力戦車「レオパルト 2A4M CAN」を再現したプラスチックモデル組立キットです
●車体の主要構造はスライド金型を多用した一体成型のパーツを中心に構成、車体上のディテール部分については細分化したパーツとエッチングパーツを交えた構成で「レオパルト 2A4M CAN」を再現した内容となっています
●「レオパルト2A4M CAN」は、「砲塔」「車体上部」「車体下部」の3ブロックで構成しています
【 砲 塔 】
●前部に楔形の追加装甲を装備した「2A4M CAN」の砲塔形状を再現、独特の滑り止め部を繊細なモールドで再現しています
●「120mm滑腔砲」の砲身は左右に分割したパーツ構成、砲口部分は別パーツ化しています
・ 「防盾」は上下に分割したパーツで再現
・ 「防盾」は完成後も上下に可動させることができます
●砲塔は、上下に分割したパーツ構成、側面の追加装甲は別パーツ化して再現しています
・ 「車長ハッチ」「装填手ハッチ」は別パーツ化、開閉状態を選択できます(各ハッチは4パーツで再現)
・ 「砲手サイト」の「前面扉」を別パーツ化、閉状態を再現しています
・ 各「ペリスコープの」はクリアパーツで再現
・ 後部の「車長用サイト」は左右に分割したパーツで再現、ガラス部はクリアパーツとなっています
・ 「砲塔バスケット」は各3パーツで構成、バスケットのパンチングプレートはエッチングパーツで再現しています
・ 後部の「スラットアーマー」は一体成型のパーツで再現、支持架は1本ずつ個別にパーツ化しています
・ 「スモークディスチャージャー」は、一体成型のパーツで再現
・ 装備する「FN MAG 機関銃」の銃床部は、ストックとグリップハンドルとを選択可能、機関銃は銃架を含めて6パーツで再現しています
・ 「アンテナマウント」はそれぞれ4パーツで再現
【 車体上部 】
●後方に円形の冷却ファンを備え、車体後部周囲にスラットアーマーを装備した「2A4M CAN」の車体上部レイアウトを再現、パネルラインやヒンジなどはシャープなモールド、特有の滑り止めパターン部は繊細なモールド、そして冷却ファンは内部構造も再現した立体感のあるモールドで再現しています
●車体上部は、一体成型のパーツで再現、車体前部の追加装甲部は別パーツとなっています
・ 「操縦手ハッチ」は別パーツ化、開閉状態を選択することができます
・ 「前照灯」は、本体とガラス部の2パーツで構成、ガラス部はクリアパーツで再現しています
・ 「サイドミラー」は、ミラー本体とステーの2パーツで構成
・ 「ウインカー」はクリアパーツ、「ウインカーガード」はプラパーツにて再現
・ エンジンデッキの円形構造物の側面ディテールはエッチングパーツで再現します
・ 車載工具類は個別にパーツ化、それぞれ固定具をパーツとともに一体成型した状態となっています
・ 「牽引ワイヤー」は、アイの部分はプラパーツ、ワイヤー本体は付属の銅製ワイヤーで作製します
・ 「サイドスカート」は左右に分割したパーツで再現、「ステップ」はエッチングパーツで再現しています
・ 「スラットアーマー」は一体成型のパーツで再現、支持架は1本ずつ個別にパーツ化しています
【 車体下部 】
●車体下部は、バスタブ状に一体成型となったパーツで再現、後部パネルは別パーツとなっています
・ 「サスペンションアーム」は別パーツ化しています
・ 車体側面の「追加装甲」は個別にパーツ化
・ 底部の「追加装甲」は一体成型のパーツで再現
・ 「転輪」「起動輪」「誘導輪」は前後に分割したパーツで再現
【 履 帯 】
●履帯は、履帯表面部分にラバーブロックを付けた「レオパルト 2」シリーズ用のダブルピン履帯「ディール 570P」を再現しています
・ 履帯は、1枚ずつに分割した接着連結式履帯となっています
・ 履板は、本体、センターガイド、側面のコネクターの各4パーツで構成
●ペリスコープ、前照灯、ウインカーなどを再現したクリアパーツが付属
●バスケットのパンチングプレート、ステップ、各部のディテールなどを再現したエッチングパーツが付属しています
【 「レオパルト 2A4M CAN」の塗装とマーキング 】
●「レオパルト 2A4M CAN」のマーキングとして、カナダ軍仕様となる1種類の塗装例がカラー塗装図に記載されており、国籍マーク、車体番号、車体各部に貼られた黒色のタイル状のマーキングなどを再現したデカールが付属しています
●「カナダ陸軍 レオパルト 2A4M CAN」の完成時のサイズ
・ 全長 : 261mm
・ 全幅 : 99mm
【 「カナダ陸軍 レオパルト 2AM4」のパッケージ内容 】
・ レオパルト 2A4M CAN ×1
・ エッチングシート ×2
・ 銅製ワイヤー ×1
・ デカールシート ×2
・ 組立て説明書 ×1
・ カラー塗装図 ×1
●2016年 一部新金型 (足周り、履帯などはホビーボス社製「レオパルト2」シリーズのパーツを使用)