AEC 装甲指揮車 ロンメル・マムート
「AEC 装甲指揮車 ロンメル・マムート (プラモデル) (AFV CLUB 1/35 AFV シリーズ No.AF35235 )」です
●第2次世界大戦時におけるイギリス製の装甲指揮車両「AEC 装甲指揮車」を1/35スケールで再現したプラスチックモデル組立キット
●ドイツ・アフリカ軍団が鹵獲しロンメル将軍が使用した車両を再現しています
●イギリス軍から鹵獲した車両にドイツ軍の通信装置などを搭載、「ロンメル将軍」の移動司令部としてドイツ・アフリカ軍団の作戦、指揮に大きく貢献した「AEC 装甲指揮車」を再現、トラックのシャーシに平面で構成した装甲ボディを装備した、急造車両を彷彿させる特異なフォルムを再現した内容となっています
●AFVクラブ社製「AEC 装甲指揮車 ドーチェスター」をベースとして、ドイツ・アフリカ軍団仕様車を再現するために、無線機、エニグマ暗号器などのレジン製パーツを追加したバリエーションキットです
【 「AEC 装甲指揮車 ロンメル・マムート」のキット概要 】
●ドイツ・アフリカ軍団を語る上で欠かせない、ドイツ軍が鹵獲した「AEC 装甲指揮車」を再現
●AFVクラブ社のスタンダードなフォーマットによるパーツ構成、細分化したパーツと、エッチングパーツ、クリアパーツ等を交えた構成
●車体横に展開する「幌(ターフ)」は、展開した状態と畳んだ状態とを選択することが可能
●ドイツ軍の移動司令部に改装された室内を再現
●エニグマや無線器類のドイツ軍の通信設備はレジン製パーツで再現
●タイヤはラバー製、ホイールは別パーツ化
●ルーフ上のバスケット、前部のグリル、オイル缶ラックなどをエッチングで再現
●アクセサリパーツとして、ジェリカンとペーパー製の地図が付属
●塗装例及びデカールはドイツ軍仕様の3種、「マックス」「モーリッツ」のネームも再現
【 「AEC 装甲指揮車」について 】
●第2次世界大戦の開戦以前、イギリスは世界中に多くの植民地を抱え、少ない兵力で治安を維持する必要性から軍の機械化が進みました
●また、イギリス連邦という多国家体制と採ったことから、第1次世界大戦による疲弊も小さく、他国よりも多い軍事費と、多国家体制による豊富な原材料と労働力による大きな工業力を背景として、各種車両や装甲車両を数多く生産、当時のイギリス陸軍は世界で最も機械化の進んだ軍隊となっていました
●イギリス軍では、このように機械化が進んだことから、移動や撤収に時間を必要とする司令部を移動式にすることを考案、さらに敵の砲火から身を守るために装甲を施します
●「AEC 装甲指揮車」は、このイギリス軍の方針によって誕生した「装甲指揮車」の一つであり、火砲牽引用のトラック「ACE マタドール」をベースに装甲ボディを装備、内部には司令部機能を装備していました
●同車は、伝統を重んじるイギリスらしく、車内は余裕を持ったレイアウトになっており、内装も豪華で、ロンドンの高級ホテルになぞらえて「ドーチェスター」の愛称で呼ばれました
●この「AEC 装甲指揮車」は、1941年から生産を開始、移動司令部として各戦線に配備が行われ、枢軸軍と対峙していた北アフリカ戦線にも送られています
●1941年4月、北アフリカ戦線において、夜間道に迷ったイギリス軍の装甲指揮車数台が不運にもドイツ軍の偵察部隊に遭遇、これらの車両はドイツ軍の手に落ちてしまいます
●この中には「AEC 装甲指揮車」が3両含まれており、ドイツ軍は背の高いシルエットから「マンモス(マムート)」と呼び、エンジンをディーゼルエンジンへと換装して使用しました
●この鹵獲した3両のうちの2両は、ドイツ・アフリカ軍団の司令部に配備され、指揮官「エルウィン・ロンメル将軍」は「マックス」「モーリッツ」の愛称を付け、自らの移動司令部として使用しています
・ 他の1両は「第5軽師団」の司令部車両として運用されました
●「AEC 装甲指揮車」は、機動性を重んじる「ロンメル将軍」の移動司令部に適った車両で、ロンメルの作大きく貢献、連合軍から「砂漠の狐」という異名で呼ばれた「ロンメル将軍」の活動の基盤となり、作戦、指揮に大きく貢献した車両として、「マムート」の名とともに、後世にも広く認知される存在となったのです
【 「AEC 装甲指揮車 ロンメル・マムート」のキット内容について 】
●このドイツ・アフリカ軍団が使用した装甲指揮車両「AEC 装甲指揮車」を再現したプラスチックモデル組立キットです
●移動司令部として「ロンメル将軍」の豪胆な指揮に大きく貢献した「AEC 装甲指揮車」を再現、AFVクラブ社のスタンダードとなる、細分化したプラスチックパーツに繊細なモールド、そしてエッチングパーツを交えた構成で、「AEC 装甲指揮車」のディテール再現に重きを置いた内容となっています
●車体内部を再現しており、座席、無線機、机などの設備の他に照明器具などの細部もパーツ化しています
・ ドイツ軍仕様の通信装置はレジン製パーツで再現しています
●また、司令部機能増設のための側面部に展開する幌を再現したパーツも付属、展開した状態と畳んだ状態とを選択することができます
●「AEC装甲指揮車」は、「ボディ」「シャーシ」「ボディ」の2ブロックで構成しています
【 ボディ 】
●ボディ表面部のパネルラインやリベット構造を繊細なモールドで再現、天板部分に設けられた天窓はクリアパーツで再現しています
●ボディは、各パネルを箱組み状に貼り合せて作製します
・ 「側面ドア」と「後部ドア」は別パーツ化、開閉状態を選択できます
・ 「天窓」はクリアパーツで再現、天窓のカバーは別パーツ化しており、開閉状態を選択できます
・ 天板部に設けられた「アンテナ基部」は個別にパーツ化
・ 天板部の「バスケット」はエッチングパーツで再現
・ 「前照灯」は管制カバー付きの状態で再現しています
・ 「車幅灯」はクリアパーツで再現
●操縦席前方のウィンドの「装甲カバー」は別パーツ化、開閉状態を選択できます
・ 内側のウィンドはクリアパーツで再現しています
●左側面に展開する「幌(ターフ)」を再現したパーツが付属、展開・収納状態を選択して組立てることができます
・ 支柱部分は棒状のパーツを組み合わせて作製します
【 車体内部 】
●車体内部は、細分化したパーツ構成で、内装及び設備を詳細に再現しています
●車体内部は、後部の司令部設備と前部の操縦席部分の2ブロックで構成
●操縦席部分は、ベースとなるフロアパネルに、メーターパネル部、操縦席、設備などを取り付ける構成となっています
・ 操縦席前方のメッシュ状のグリルカバーはエッチングパーツにて再現
・ ハンドル、各種レバー、ペダル類、消火器などを別パーツ化して再現しています
●司令部設備は、ボディの裏面に彫刻した内装部分に、各装備品パーツを取り付ける構成となっています
・ フロアパネル、壁面部には木張りの状態をモールドで再現
・ 各部に装着された肘掛付き座席は7パーツで構成、背もたれ部分にはシートベルトをモールドで再現しています
・ 後部の机、照明スタンド(マイク?)、視察装置などの各種の装備品をパーツ化して再現
●ドイツ軍仕様となる通信機器を再現したレジン製パーツが付属、説明書には装備位置を記載しています
・ 無線機
・ 変圧器
・ エニグマ暗号器及び解読器
・ 野戦電話機
など
【 シャーシ 】
●細分化したパーツ構成で、シャーシ構造を細かく再現しています
●シャーシのメインフレームは、縦方向のフレームと横方向のフレームを組み合わせて作製します
・ 「リーフサスペンション」は、本体と基部とに分割したパーツで再現
・ 「前部デファレンシャル」は6パーツ、「後部デファレンシャル」は5パーツで再現
・ 前輪のステアリングは前方に固定した状態となります
・ 「エンジン」は下部から見える範囲のみを再現しています
●タイヤは、ホイール部とゴムの部分とに分割しています
・ ゴムの部分は軟質素材製で、特徴的な大きなトレッドパターンを深めのモールドで再現しています
【 アクセサリーパーツ 】
●アクセサリーパーツが付属しています
・ ジェリカン ×6
・ 地図12枚を再現したペーパーシート ×1枚
●フロントウィンド、天窓、車幅灯などを再現したクリアパーツが付属
●天板部のバスケット、前部のグリル、オイル缶ラックなどを再現するエッチングパーツが付属しています
【 「AEC 装甲指揮車 (マムート)」の塗装とマーキング 】
●「AEC 装甲指揮車」のマーキングとして、ドイツ軍仕様となる3種類の塗装例が説明書に記載されており、国籍マーク、車体番号、軍団司令部マーク、軍団マーク、「Max」「Moritz」のパーソナルネームなどを再現したデカールが付属しています
【 「AEC 装甲指揮車 ロンメル・マムート」のパッケージ内容 】
・ AEC 装甲指揮車 (ドイツ・アフリカ軍団仕様) ×1
・ レジン製パーツ ×9
・ エッチングシート ×1
・ ペーパーシート ×1
・ デカールシート ×1
・ 組立て説明書 ×1
●2016年 装甲指揮車 ドーチェスター 第2弾
・ 「AEC 装甲指揮車 ドーチェスター」をベースにレジン製のパーツを追加し、デカールを変更したバリエーションキット