アオシマ 日本海軍 給油艦 速吸 SD 1/700 ウォーターラインシリーズ スーパーデティール 012109 プラモデル

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日本海軍 給油艦 速吸 SD

販売価格

3,960円 3,564円(税込)

購入数 SOLD OUT

「日本海軍 給油艦 速吸 SD (プラモデル) (アオシマ 1/700 ウォーターラインシリーズ スーパーデティール  No.012109 )」です


●太平洋戦争時における日本海軍の給油艦「速吸」を1/700スケールで再現したプラスチックモデル組立キット

●空母戦力の補完用として航空兵装を装備した給油艦「速吸」を再現、船体中央部に航空機作業甲板を設置した、特設水上機母艦を彷彿させる特異なシルエットを再現した内容となっています

●アオシマ社製「給油艦 速吸 (艦隊コレクション)」をベースに、艦隊コレクション用の付属品を省き、「日本海軍 航空母艦 雲龍」の艦載機ランナーとSD(スーパーディテール)版用のエッチングパーツを追加したバリエーションキットです
 ・ 「給油艦 速吸 専用エッチングセット」に付属しているエッチングとは内容及び素材が異なった内容となっています

【 「日本海軍 給油艦 速吸 SD」のキット内容について 】


●日本海軍の給油艦「速吸」を再現したプラスチックモデル組立キットです

●アオシマ社のウォーターラインシリーズのフォーマットに沿って「給油艦 速吸」を再現、ディテール再現を重視しながらも一体成型化とモールド表現を主体としてパーツ数を抑えており、ウォーターラインシリーズとしての作りやすさに配慮した内容となっています

●艦体喫水線から上の部分を再現した洋上モデルです

給油艦 速吸 専用エッチングセットの商品画像

●「速吸」は、「船体」「上甲板」「航空機作業甲板」「艦橋などの上部構造物」「高角砲などの艤装類」のをそれぞれブロック化して分割した構成となっています
●各ブロックをそれぞれ個別に組み立てて、航空機作業甲板、上甲板、上部構造物、艤装類を船体ブロックへと取り付けて完成させます

●船体部は一体成型のパーツで再現
 ・ 船体には、「舷窓」「ホースパイプ」「フェアリーダー」などのディテールをモールドで再現しています
 ・ 舷側の鋼板の継ぎ目を繊細な凸ラインのモールドで再現
 ・ 船体下部は、洋上モデルとして喫水線の部分がフラットな形状となっており、オモリとなる金属製バラストが付属しています

●上甲板部は、前後に分割したパーツで再現
 ・ 上甲板には、高角砲台座や滑り止め表現の他、「蛇管通路」「ボラード」「昇降口」「リール」などのディテールを繊細なモールドで再現しています

●航空機作業甲板は、一体成型のパーツで再現
 ・ 航空機作業甲板上には、木甲板表現の他、「航空機軌条」「ターンテーブル」などのディテールを繊細なモールドで再現しています
 ・ 作業甲板下部の支柱は、1本ずつ個別にパーツ化して再現

給油艦「速吸」の艦上の構造物は下記のようなパーツで構成しています
●艦橋
 ・ 艦橋は各パネルを箱組み状に貼り合せて作製します
 ・ 「艦橋窓枠」はクリアパーツで再現、「窓ガラス」の部分を一段凹んだ状態で再現し、立体感を演出しています
 ・ 艦橋下部の「扉」「窓」などをモールドで再現しています
 ・ 艦橋に装備する、「25mm 3連装機銃」(×2)、「3m測距儀」(×1)、「探照灯」(×1)、「方位測定器」(×1)などを別パーツ化して再現

●煙突
 ・ 煙突は左右に分割したパーツで構成、煙突トップは別パーツ化して再現しています

●マスト
 ・ 前後のマストは、下部は三脚檣型、トップは1本の単檣で、三脚檣の部分は前後に分割したパーツ、単檣は一体成型のパーツで再現しています
 ・ 後部マストに装備する「クレーン」は一体成型のパーツで再現、スライド金型を使用して、側面だけではなく上部のトラス構造も凹凸あるモールドで再現しています

●3tデリック
 ・ 3tデリックは、本体と両脇のアームの3パーツで再現

●蛇管通路
 ・ 給油施設となる「蛇管通路」は、前後の甲板部分は甲板に一体成型化しており、中央甲板部は通路と支柱との2パーツで再現しています

●カタパルト 「1式2号 11型射出機」 ×1
 ・ カタパルトは、プラスチックパーツとエッチングパーツの2種をセット、選択して使用することができます
 ・ プラスチック製ののカタパルトパーツは一体成型のパーツで再現しています
 ・ エッチングで再現した「滑走台」(×10)が付属

●高角砲 「12.7cm連装高角砲」 ×2
 ・ 高角砲は、連装状に一体成型となった砲身と、左右に分割したシールドとの3パーツで構成

●対空機銃 「25mm 3連装機銃」 ×7
 ・ 各機銃は一体成型のパーツで再現

●艦載機
 ・ 艦載機は、「日本海軍 航空母艦 雲龍」「日本航空母艦搭載機 後期セット」「大型艦兵装セット」の各艦載機ランナーが付属しています

●艦載機内容(「日本海軍 航空母艦 雲龍」の艦載機ランナー)
 ・ 艦上攻撃機 「天山」 ×6
 ・ 艦上攻撃機 「流星改」 ×6
 ・ 艦上偵察機 「彩雲」 ×6
 ・ 艦上戦闘機 「烈風」 ×6 (説明書には記載されていませんが、機体のシルエットから「烈風」と思われます)

●艦載機内容(「日本航空母艦搭載機 後期セット」)
 ・ 零式艦上戦闘機52型 ×6
 ・ 艦上爆撃機 「彗星」 ×4
 ・ 艦上攻撃機 「天山」 ×4
 ・ 艦上攻撃機 「流星改」 ×1
 ・ 艦上偵察機 「彩雲」 ×1

●艦載機内容(「大型艦兵装セット」)
 ・ 零式水上偵察機 ×1
 ・ 零式水上観測機 ×1
 ・ 94式水上偵察機 ×1
 ・ 95式水上偵察機 ×1

●内火艇、カッター及びボートダビッド
 ・ 11m 内火艇 ×1
 ・ 9m カッター ×2
 ・ 13m 特型運搬船 ×1

●その他の艤装を再現したパーツとして
 ・ 艦首、艦尾旗竿
 ・ 主錨
 ・ 菊花紋章
 ・ 通気筒
 ・ 各種デリック
 ・ パラベーン
 などをセットしています

【 付属しているエッチングパーツ 】
●SD(スーパーディテール)版として「速吸」用のエッチングパーツが付属しています
●エッチングパーツの内容は
 ・ 1式2号 11型射出機 ×1
 ・ カタパルトの台座
 ・ 航空機運搬台車 ×11
 ・ 滑走台 ×10
 ・ 艦載機用 3翔プロペラ ×2
 ・ 艦載機用 4翔プロペラ ×7
 など、となっています


●静岡模型教材協同組「大型艦兵装セット」のランナー1枚が付属、機銃、内火艇やカッターは同ランナーのパーツを使用します

●艦載機の日の丸マークを再現したデカールが付属
●艦尾旗竿に掲げられる軍艦旗(直線タイプと、なびいているタイプの2種)を再現したシールが付属しています


【 「日本海軍 給油艦 速吸 SD」のパッケージ内容 】


 ・ 給油艦 速吸 ×1
 ・ 「日本海軍 航空母艦 雲龍」の艦載機ランナー ×2
 ・ 静岡模型教材協同組合「日本航空母艦搭載機 後期セット」のランナー ×1
 ・ 静岡模型教材協同組合「大型艦兵装セット」のランナー ×1
 ・ エッチングシート ×1
 ・ 金属製バラスト ×2
 ・ シールシート ×1
 ・ デカールシート ×2 (静岡模型教材協同組合「大型艦兵装セット」に付属しているものを含む)
 ・ 組立て説明書 ×1


●スポット生産品


【 「給油艦 速吸」について 】


●給油艦「速吸 (はやすい)」は、給油艦「風早型」の2番艦として1943年2月に建造が始まりました

●しかし、建造の始まった頃は日本の輸送船などに対してアメリカ潜水艦の攻撃が本格化し始めた頃であり、日本海軍は対潜用艦として、この「速吸」に水上機を運用する航空兵装を艤装して建造を進めます

●さらに、前年の「ミッドウェー海戦」などで多くの空母を失ったことから、空母戦力を補完するために、この「速吸」の航空兵装を発展させ、カタパルトで射出できる艦上機や、開発中の艦上機並みの性能を持つ水上機を搭載、運用する能力を持たせました

●このため「速吸」は、大型カタパルト「1式2号 11型射出機」を装備、航空機作業甲板上に6機の艦載機を搭載することができました
 ・ 「速吸」では、当初開発中の艦上攻撃機「流星」を搭載する予定でしたが、大型の「1式2号 11型射出機」でも爆装した状態の「流星」を射出することはできませんでした
 ・ 「速吸」の航空兵装は、あくまでも空母戦力の補完用としてであり、フロートのない艦上機を発艦させた場合、その収容は近隣の空母が行うという運用方法を想定していました

●「速吸」は、1944年4月に竣工、習熟訓練の後に南方に向けて出港しますが、潜水艦と衝突事故を起こしてしまいます
●「速吸」は、一旦内地へと帰還して修理を行い、1944年6月にフィリピン南部の「ダバオ」へと進出しました

●1944年6月、「マリアナ沖海戦」に向けて日本海軍の一大機動部隊が「タウイタウイ泊地」から「マリアナ諸島」へと出撃します

●「速吸」は、当初予定されていた空母戦力補完用の艦載機(通常の水上機は搭載していたようです)を搭載する機会のないまま、給油艦本来の任務である、補給艦隊を率いて機動部隊の補給地点へと向かいました

●「マリアナ沖海戦」は日本軍側の完敗となり、補給地点において「速吸」は後退してきた機動部隊と会合します

●各艦への燃料補給中、アメリカ海軍の機動部隊が接近中という一報を受けて、各艦は西方への離脱を開始します
●その途上において、追撃してきたアメリカ艦載機による空襲を受け、「速吸」は1発の爆弾を被弾、火災が発生しますが、艦は危機を脱し、フィリピンに帰還することに成功しています

●「速吸」は、1944年7月に内地へと帰還、本格的な修理が行われ、1944年8月に戦列に復帰します

●この頃、アメリカ軍はフィリピン攻略のために、同方面への圧力を強めており、日本陸海軍はフィリピンでの決戦を行うために兵力を次々とフィリピンへと送っていました
●1944年8月、日本海軍はフィリピン方面に向かう「ヒ71船団」を編成、この輸送船団は輸送船20隻と、護衛空母「大鷹」を含む護衛艦艇8隻からなる大船団で、「速吸」も輸送船の1隻として同船団に加わります

●「ヒ71船団」は、悪天候の中、フィリピン目指して突き進みますが、アメリカ潜水艦により攻撃を受けて落伍する艦が続出、遂には対潜任務中の護衛空母「大鷹」までが潜水艦の攻撃によって戦没してしまいました
●この損害によって船団は四散、さらに船団発見を伝える通信によりアメリカ潜水艦群からの執拗な攻撃を受けることになります
●「速吸」は、アメリカ潜水艦からの攻撃を受けて魚雷5本を被雷、その身を波間に消したのでした



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