私家版戦車入門 1 無限軌道の発明と英国タンク
「私家版戦車入門 1 無限軌道の発明と英国タンク (本) (大日本絵画 戦車関連書籍 No.23174 )」です
●近代戦車登場までの経緯と戦車開発の黎明期となった第1次世界大戦時の戦車を、モリナガ・ヨウ氏の描くイラストを交えてわかりやすく解説したビジュアルブックです
●「アーマーモデリング」誌に掲載中の「私家版戦車入門」をまとめ、加筆した内容となっています
【 「私家版戦車入門 1 無限軌道の発明と英国タンク」の概要 】
●近代戦車登場から100年、戦車は第2次世界大戦時には陸上兵器の威力を存分に発揮し、戦場を支配した車輌となりました
●また、戦後の戦車技術の発達も凄まじいもので、今や重量60tを超えた戦車が最高速度70km/hを超えて走行し、同時に極めて正確な行進間射撃を行えるという、第2次世界大戦時の戦車からは想像も付かない兵器へと発展しました
●しかし、黎明期の戦車の搭乗員たちは、エンジン剥き出で蒸し暑い車内の中、走行装置にはサスペンションすら付いておらず、ベンチレーター(換気扇)もないため射撃時の有毒な硝煙が車内に充満、そして何より頼りとしていた装甲も小火器射撃にすら充分とは言えず、極めて劣悪な環境の中、苦難を伴いながら操作していました
●「私家版戦車入門」は、戦車の登場から100周年という今年、そもそもどうして戦場に戦車が必要だったのか、いかにして誕生し、発達して行ったのかという先人たちの悪戦苦闘を、分かりやすいカラー図解でひとつひとつ解明してゆく大人の絵本です
●第1巻となる本書「無限軌道の発明と英国タンク」では、第1次大戦中に敵弾を弾き返しながら荒地を進み、塹壕を乗り越えて行く新兵器、英国の「マーク 1」の誕生を促したキャタピラーの発明と、戦車への発展を描きます
●著者は、ユニークな切り口と緩やかながら緻密なイラストを描く「モリナガ・ヨウ」氏、普通の人や専門家でも簡単には思い付かないようなこだわりと視点から黎明期の戦車とその乗員の苦労をイラストを交えて解説します
●近代戦車の登場と、黎明期の戦車の姿をイラストを交えることでより分かりやすく焙り出した一冊となっています
【 「私家版戦車入門 1 無限軌道の発明と英国タンク」の内容目次 】
●まえがき、戦車ってそもそもなんだろう
●タンク誕生までのマトメ
●第1章 敵弾を跳ね返し、荒地を進め
・ イギリスの蒸気トレーラー
・ 補遺コラム 1 ボーア戦争と戦慄の新兵器 「有刺鉄線の鉄条網」
・ 巨大車輪の系譜
・ 補遺コラム 2 皇帝戦車その後の消息
・ キャタピラーの誕生
・ 補遺コラム 3 便利なミニ鉄道
・ シムスのモーターウォーカー
・ 補遺コラム 4 シムス号にはどうやって乗り込むのか
●第2章 英国の履帯で走るドイツ皇太子
・ 「近代戦車」への試行錯誤
・ 機関銃と塹壕
・ 補遺コラム 5 戦場を支配していた砲兵の威力
・ ランドシップ委員会
・ 補遺コラム 6 誰が戦車を発明したのか??ド・モールの陸上戦艦
・ ランドシップ委員会 2
・ 補遺コラム 7 キレン・ストライト小型トラクターについて
・ リトル・ウィリー上
・ 写真コラム 1 リトル・ウィリーと、砲塔の蓋
・ リトル・ウィリー下
・ 補遺コラム 8 リトル・ウィリー斜め後方の図
●第3章 陸上戦艦だけど、タンクと呼びたまえ
・ とうとう戦場に現れた元祖近代戦車
・ タンク誕生
・ 補遺コラム 9 船は舵で曲がる
・ マーク 1 No.1
・ 補遺コラム 10 最初の戦車兵
・ マーク 1 No..2
・ 補遺コラム 11 重装甲では動かない
・ マーク 1 No.3
・ 写真コラム 2 マーク 2のビッカース機銃
・ マーク 1 No.4
・ 補遺コラム 12 ガザのマーク 1
・ マーク 1~3
・ 写真コラム 3 マーク 2の貼視孔と牽引ホールド
●第4章 実戦の試練を受け、四代目は本格派に
・ 初めて大量投入された戦車
・ マーク 4 No1
・ 写真コラム 4 タンク情景女神つき
・ マーク 4 No2
・ 補遺コラム 13 戦場は穴だらけ
・ 対戦車事始め
・ 写真コラム 5 英国ボービントンのタンク博物館
・ マーク 4 No3
・ 補遺コラム 14 整備マニュアルから~何をするにもグリスまみれ
・ マーク 4 No4
・ 補遺コラム 15 車体に番号を書く
・ マーク 4 No5
・ 補遺コラム 16 鉄道なので荷物運びは得意かもしれない
・ カンブレーの戦いでのマーク 4
・ 補遺コラム 17 月の砂漠の戦車戦
・ マーク 4補遺など
・ 補遺コラム 18 異形タンク
●第5章 速さは歩きの2倍、しかも一人で操縦
・ 今の自動車の感覚では考えられない厄介さ
・ マーク A ホイペット No1
・ 写真コラム 6 ホイペット戦車の機関室
・ マーク A ホイペット No2
・ 補遺コラム 19 ホイペットの細かな変化など
・ マークAホイペット No3
・ 補遺コラム 20 トリットンチェイサー正面図
・ ホイペットコネタ
・ 補遺コラム 21 戦車に荷物用フックがつく
・ ホイペットその後
【 「私家版戦車入門 1 無限軌道の発明と英国タンク」の奥付 】
●版型 : AB版 / ソフトカバー
●全72ページ / オールカラー
●著者 : モリナガ・ヨウ
●発行日 : 2016年4月28日
●ISBNコード : 9784499231749