ハンバー Mk.1 偵察装甲車 & AFVクルーセット
「ハンバー Mk.1 偵察装甲車 & AFVクルーセット (プラモデル) (ブロンコモデル 1/35 AFVモデル No.CB35009SP )」です
●第2次世界大戦時におけるイギリス軍の偵察装甲車「ハンバーMk.1」を1/35スケールで再現したプラスチックモデル組立キット
●指揮、連絡用の装甲車両として活躍した偵察装甲車「ハンバーMk.1」を再現、複雑な面構成の車体形状と、密閉型のレイアウトを持つ、イギリスの装甲車らしいフォルムを再現した内容となっています
●ブロンコモデル社製「イギリス陸軍 ハンバーMk.1 偵察装甲車」に「イギリス 戦闘車両乗員 6体 (ベレー帽スタイル他)」の中のフィギュア4体をセットした特別バージョンです
【 「ハンバー Mk.1 偵察装甲車 & AFVクルーセット」のキット概要 】
●細分化したパーツとエッチングを交えた構成で、細部再現に重きを置いた内容
●エンジンも含めた車体内部を詳細に再現
●乗員用ハッチと視察ハッチは開閉状態を選択可能
●車体上部には「ブレン軽機関銃」を装備した状態とすることができます
●タイヤはプラスチック製パーツで再現
●車載装備品の固定具などを再現したエッチングパーツが付属
●塗装例はイギリス軍仕様4種、部隊マークなどを再現したデカールが付属
●乗員を再現したフィギュア4体が付属
【 「ハンバー Mk.1 偵察装甲車」について 】
●イギリスは、世界で最も多い植民地を持つ宗主国であり、治安維持用にある程度の装甲を持ち、機動力に優れた装輪式装甲車を重視していました
●ただし、戦前に開発された装輪式装甲車は、正規軍同士の戦闘での能力不足は明らかであり、1930年代後半に戦争の機運が高まると、野戦用の装甲車の開発が始まります
●このような装甲車は、戦車のように砲塔や銃塔を備えたものでしたが、より軽便で、偵察任務に特化した車両として1939年に登場したのが偵察装甲車「ディンゴ」です
・ 「ディンゴ」は、正式には偵察装甲車「ダイムラー」という名称となりますが、「ダイムラー」社では、他にも装甲車を開発、生産していたことから、もっぱら愛称である「ディンゴ」という名が使われています
●この偵察装甲車「ディンゴ」は、使い勝手の良い大きさと、機動力の良さ、そして小型の車両の割りには防御力が高いことなどから、高い評価を獲得、イタリアではコピー車両が登場する程になります
●偵察装甲車「ディンゴ」は需要に対して、生産が追いつかない状態となり、イギリス軍では同種の車両の開発と生産を「ハンバー」社に依頼、この結果、誕生したのが偵察装甲車「ハンバー」です
・ 偵察装甲車「ハンバー」は、4輪駆動の多目的車両「ボックス」のシャーシを流用、このため「ディンゴ」よりもホイールベースの長い車両となりました
・ 「ディンゴ」では視界の確保のためにキャビン上部を開放していましたが、偵察装甲車「ハンバー」では密閉型の車体を採用、このため「ディンゴ」よりも装甲は薄くなっています
・ 車体上部には固有の武装として「ブレン軽機関銃」を1丁装備することが可能で、この機関銃は車内からの遠隔装置によって操作することができました
●偵察装甲車「ハンバー」は、1942年から生産を開始します
●ただし、偵察装甲車「ハンバー」が部隊に配備される頃には、偵察任務は装甲車「ダイムラー」や装甲車「ハンバー」が担うようになっており、「ディンゴ」や偵察装甲車「ハンバー」は主に指揮や連絡用の装甲車として用いられました
●もっとも、軽便で使い勝手が良く、一定の装甲防御力も持つ、偵察装甲車「ディンゴ」や偵察装甲車「ハンバー」は極めて人気が高く、以後大戦を通じて広く運用され、戦後も各国が導入を行ったのです
●なお、偵察装甲車「ハンバー」は、「ハンバー Mk.1」と「ハンバー Mk.2」の2種が存在しており、「ハンバー Mk.2」は「ハンバー Mk.1」のトランスミッションを改良したタイプとなります
【 「ハンバー Mk.1 偵察装甲車 & AFVクルーセット」のキット内容について 】
●このイギリス軍の偵察装甲車「ハンバーMk.1」を再現したプラスチックモデル組立キットです
●ディテール追求にこだわりを持つブロンコモデル社らしく、細分化したパーツとエッチングを交えた構成で、偵察装甲車「ハンバー Mk.1」の細部再現に重きを置いた内容となっています
・ 細分化したパーツ構成と車体内部を再現していることからパーツ数は多くなりますが、偵察装甲車「ハンバー Mk.1」自体が小型の車両であることから、ブロンコモデル社の製品の中ではパーツ数は少ないキットとなります
●エンジンを含めて、車体内部を詳細に再現しています
●ブロンコモデル社製「イギリス 戦闘車両乗員 6体 (ベレー帽スタイル他)」に含まれている4体のフィギュアが付属しています
●「偵察装甲車 ハンバー Mk.1」は、「キャビン上部」「車体下部」「シャーシ」の3ブロックで構成しています
【 キャビン上部 】
●キャビン上部は、本体と前面パネルの2パーツで構成
・ 「上部ハッチ」「視察ハッチ」は別パーツ化、開閉状態を選択することができます
・ 前部の「視察ハッチ」内側の「ガラス」は付属のクリアフィルムで作製します
・ 上部の装備する「ブレン軽機関銃」(×1)が付属、機関銃は本体と脚の2パーツ、機銃架は3パーツで再現しています
【 車体下部 】
●車体下部は、バスタブ状に一体成型となったパーツに、上部の各パネルを貼り合わせて作製します
・ 「側面ハッチ」は別パーツ化、開閉状態を選択できます
・ 「前部フェンダー」は、車体上部パネルに一体成型化、後部のボックスやパネルは別パーツとなっています
・ 「後部フェンダー」はそれぞれ一体成型のパーツで再現
・ 「前照灯」「車幅灯」「ホーン」「アンテナマウント」などを別パーツ化して再現
・ 「サイドミラー」は、ステーとミラー本体の2パーツで構成
・ 車載装備品は個別にパーツ化、固定具はエッチングパーツで再現します
●車体内部を再現、以下のパーツで構成しています
・ 各座席
・ ハンドル
・ 各種レバー
・ 各ペダル
・ メーターパネル
・ 動力伝達装置
・ 無線機
・ 機銃の弾倉
・ M1928トンプソンサブマシンガン ×1
・ 機銃の操作ハンドル
・ エンジン(配管用の軟質素材製のパイプが付属)
・ ラジエター
・ 燃料タンク
など
【 シャーシ 】
●シャーシのメインフレームは一体成型のパーツで再現
・ 「リーフサスペンション」は前後に分割したパーツで再現
・ 「前部デファレンシャル」は9パーツ、「後部デファレンシャル」は3パーツで再現
・ ステアリングは前方に固定した状態となっています
・ 「ダブルウィッシュボーンサスペンション」のアームは個別にパーツ化しています
●タイヤは、前後に分割したホイール部とハブキャップ、ゴムの部分とに分割しています
・ ゴムの部分はプラスチック製パーツです
【 フィギュア 】
●ブロンコモデル社製「イギリス 戦闘車両乗員 6体 (ベレー帽スタイル他)」に含まれている4体のフィギュアが付属しています
・ 服装は、3体が冬季用の「防寒ツナギ」を着ている姿、1体が「野戦服」を着用した姿で、すべてのフィギュアが「ベレー帽」を被っています
・ 服の皺の表現は、スケールに沿った凹凸モールドで再現
・ フィギュアは、「頭部」「胴体」「両腕」「両足」に分割したオーソドックスなパーツ構成となっています
●フィギュアのポージングについて
・ ハッチ上に腰を掛け、車載機銃に片腕を置いているポーズ ×1
・ ハッチに腰を掛け、マイクロフォンを持って通話しているポーズ ×1
・ ハッチから上半身を出し、ハッチの周囲を持っているポーズ ×1
・ ハッチから身を乗り出して、片手に双眼鏡を持ち、もう一方の手でハッチ部を持って前方を見ているポーズ ×1
●車載装備品の固定具、無線機のフレームなどを再現したエッチングパーツが付属しています
【 「ハンバー Mk.1 偵察装甲車」の塗装とマーキング 】
●「ハンバー Mk.1」のマーキングとして、イギリス軍仕様となる4種類の塗装例が説明書に記載されています
・ 近衛機甲師団 (ドイツ / 1945年)
・ 操縦・整備学校 (イギリス / 1943年)
・ 第11機甲師団 (ドイツ / 1945年)
・ 第78歩兵師団 (イタリア / 1944年)
●説明書の塗装例に基づく、部隊マーク、重量表示、車台番号などを再現したデカールが付属しています
【 「ハンバー Mk.1 偵察装甲車 & AFVクルーセット」のパッケージ内容 】
・ ハンバー Mk.1 偵察装甲車 ×1
・ 乗員フィギュア ×4
・ エッチングシート ×1
・ 軟質素材製パイプ ×1
・ クリアフィルム ×1
・ デカールシート ×1
・ 組立て説明書 ×1
●スポット生産品