メルカバ Mk.3
「メルカバ Mk.3 (プラモデル) (レベル 1/72 ミリタリー No.03134 )」です
●「メルカバ Mk.3」です
●現用のイスラエル軍戦車「メルカバ Mk.3」を1/72スケールで再現したプラスチックモデル組立てキット
●車体前部にエンジンを搭載し、楔形の砲塔を持つ独特なフォルムの「メルカバ」戦車を再現、各国の主力戦車とは全く異なる乗員防御力を重視したレイアウトを持つ同車の特徴が表現された内容となっています【 「メルカバ Mk.3」について 】
●イスラエル軍は「スーパーシャーマン」の後継として 「センチュリオン」戦車を採用、同地での使用に耐えうる改良を施して中東戦争に投入、その働きは勝利への原動力となりました
●この「センチュリオン」戦車の後継車両として強武装、重装甲の「チーフテン」を導入する計画が立てられましたが、イスラエル周囲の国からの反発を招くとしてイギリス政府は売却を拒否しました
●そこでイスラエルは自国で戦車を開発することを決断、これまでに数々の戦闘車両を改造した経験から、その工業的素地は着実に育っていたためです
●開発にあたっては、イスラエルという国は人口が少なく、兵士を失うことは国家の存亡に関わるために兵員の保護が主眼に置かれました
●それによって1977年に誕生したのが「メルカバ」戦車で、他国の戦車に見られない車体前部にエンジンを配置するレイアウトを採用、被弾時にはエンジン本体が盾代わりとなり兵員を守るという構造となっています
●また、戦闘室の周囲は2重装甲で形成され、高い防御力を誇っています
●「メルカバ Mk.3」は、1989年から部隊配備が始まった型式で、従来の「105mm砲」から「120mm砲」へと主砲を換装、外観上は変化に乏しいですが、各部は再設計され、車体長が延長されています
●同車は、最新型でモジュラー装甲が採用された「メルカバ Mk.4」と共にイスラエル軍の主力戦車としての地位を占めており、その改良型である「メルカバ Mk.3D」も登場しています【 「メルカバ Mk.3」のキット内容について 】
●この「メルカバ Mk.3」を再現したプラスチックモデル組立てキットです
●レベル社の1/72スケールシリーズのフォーマットに沿って「メルカバ Mk.3」を再現、ミニスケールとして省略や一体成型が図られているものの、そのディテールが細やかに表現され、車体や砲塔の独特な形状、「Mk.3」特有のパンチングプレート模様の装甲、装甲スカートのボルト表現など、同車の特徴と細部とが表現された内容となっています
●車体上のモールドや、砲塔バスケット、車体後部のラックなどが細かに再現、「メルカバ戦車」シリーズの特徴である砲塔後部のチェーンカーテンもスケールに沿ってシャープに表現されています
●「メルカバ Mk.3」は、「砲塔」「車体上部」「車体下部」の3ブロックで構成されています
●「120mm砲」の砲身は左右分割式で、サーマルジャケットも再現されています
●砲塔は、上部、下部、両側面部の4分割式となっています
・ 車長ハッチ、装填手ハッチは別パーツで開閉状態が選択できます
・ 後部のバスケットは4パーツの構成で、実車通りの格子状の模様が表現されています
・ 砲塔後部のチェーンカーテンは列ごとにパーツ化、チェーン及び先端の球がスケールに沿った表現により再現
・ 砲塔に装着される牽引ワイヤーは3分割されたプラパーツで表現され、砲塔のラインに合わせて曲げた状態で成型されています
・ 砲塔側面に付く、ジェリカンラックや予備履帯などがパーツ化
・ 砲塔上には、「12.7mm重機関銃」1丁、「7.62mm機関銃」2丁が別パーツにより再現
●車体上部は一体成型となっており、側面パネル、排気口などは別パーツです
・ 操縦席は車体にモールドされています
・ 車載工具類は車体にモールドで再現されていますが、立体感在る造形となっています
・ 車体後部には荷物用のラックが別パーツにより再現、装着される担架もパーツ化されています
●車体下部は、前部、底面、後部が一体成型され、これに側面パネルを接着する構成となっています
・ 側面パネルには、サスペンションアーム、コイルスプリングなどが一体成型されています
・ 各転輪は左右分割式です
・ 車体前後の牽引用フックは別パーツにて再現
●履帯は、プラパーツによる一部連結式履帯が付属しています
・ 上下の直線部は繋がった状態のパーツ、前後の曲線部は1枚ずつが分割されたパーツとなっています
●サイドスカートは、一体成型のパーツで構成されています
●「メルカバ Mk.3」のマーキングとして、イスラエル国防軍の2種類の塗装例が説明書に記載されており、います、車体番号、シェブロンマーク、ナンバープレートなどを再現したデカールが付属しています