ドイツ 冬季装備兵 (モスクワ近郊 1941)
「ドイツ 冬季装備兵 (モスクワ近郊 1941) (プラモデル) (ドラゴン 1/35 '39-'45 Series No.6162 )」です
●「ドイツ 冬季装備兵 (モスクワ近郊 1941)」を1/35のスケールで再現したプラスチックモデル組立キット
●第2次世界大戦初期におけるドイツ武装親衛隊の歩兵兵士4体を再現したフィギュアセットで、1941年の冬季のモスクワ近郊まで迫った際の緊張感を持ちながら前方を警戒しているシーンが表現されています
●独ソ戦初期、ドイツ軍は破竹の勢いでソ連領に侵攻、電撃戦を展開しながら多くの敵を撃破、ソ連軍を崩壊させて行きます
●しかし、この独ソ戦は従来の戦いと異なり、戦線が広大で、ソ連軍の補充部が次々に登場、補給戦が延びきったドイツ軍は序々に進撃の速度が落ちました
●ソ連の首都「モスクワ」攻略を狙った「タイフーン」作戦が1941年9月より開始されますが、例年よりも早く寒波が到来、戦争の早期決着を見越して冬季装備を用意していないドイツ軍は行動すらままならない状態となります
●その上、ソ連軍は冬季に強いシベリア方面の部隊を投入、ドイツ軍はモスクワの数10kmの距離まで進むのが精一杯で、その後は防戦一方となり、作戦は失敗、独ソ戦の短期終結の目論見は外れ、その後の苦しい戦いの序章となりました
●この、「タイフーン」作戦時におけるドイツ武装親衛隊の兵士を再現しました
●フィギュアの服装は、寒さを防ぐためにオーバーコートの上から武装親衛隊の迷彩スモックを着用した姿で、防寒着が用意されていないモスクワ侵攻時の服装が表現されています
・ 本格的な防寒服が支給されるのは翌年(1942年)末の冬季からでした
・ 防寒着が無いながらも、各兵士フィギュアの服装は統一されており、まだ緒戦の勢いが残っているドイツ親衛隊兵士の様子が端的に表されています
●立ち姿の兵士フィギュアが3体と、しゃがんだ状態の下士官クラスのフィギュアが1体となっています
●フィギュアは、頭部、胴体、両足、両腕のパーツ構成で、コートの裾の部分は多分割式の別パーツにより、立体感在る造形となっています
●フィギュアの服の皺のモールドはスケールに沿っており、オーバーコートの質感、迷彩スモックの生地の状態などが豊かに表現されています
各「フィギュア」について
●フィギュアの1体は、ライフルを両手に持ち、覗うように少し身を屈めているポーズ
●フィギュアの1体は、片手にライフル、もう一方の手に手榴弾を持ち、覗き込むように前方を注視しているポーズです
●フィギュアの1体は、ライフルを両手で持ち、いつでも撃てるように構えようとしているポーズ
●下士官のフィギュアは、しゃがんだ状態で両手でサブマシンガンを持ちながら前方を見ているポーズとなっています
●付属する装備品類
・ 「モーゼル Kar98k」ライフル ×3
・ 「MP40」サブマシンガン ×1
・ 「パンツァーファースト30クライン」 ×1
・ 迷彩カバー付きヘルメット ×4
・ ライフル用マガジンポーチ ×6
・ 「MP40」用マガジンポーチ ×2
・ ガスマスクケース ×4
・ 雑嚢 ×4
・ 銃剣 ×4
・ 柄付き手榴弾 ×3
・ 飯盒 ×4
・ 水筒 ×4
・ 携帯シャベル ×4
・ 双眼鏡 ×1
・ マップケース ×1
●2003年 フィギュアランナー 新金型
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●ワンポイント
・ 同キットは、ドラゴン社が精力的にフィギュアキットを開発した時期のもので、フィギュアのアイテム選択、そしてフィギュアのデッサン、モールド、服の表現、パーツ構成など優れた内容となっています
・ その造形は現在の目で見ても全く遜色が無く、様々な情景シーンが思い浮かぶことでしょう