中国 中戦車 59式戦車
「中国 中戦車 59式戦車 (プラモデル) (プラッツ WORLD OF TANKS No.39508 )」です
●中国人民解放軍の主力戦車「59式戦車」を1/35スケールで再現したプラスチックモデル組立キット
・ ボックス表示や塗装図などは「59式戦車」(「T-54」のコピー版)となっていますが、キット自体は「T-55」を再現しています
●「T-54」のコピー版として、中国人民解放軍だけではなく、世界各国に広く輸出された「59式戦車」を再現、低シルエットの車体に大口径砲を搭載した、独特のフォルムを再現した内容となっています
●オンラインゲーム「WORLD OF TANKS」仕様として、ゲーム仕様の各種マーキングを再現したデカールと、ゲームで使える招待コードとボーナスコードが付属 しています
●旧エッシー社製「T-55」をベースに、デカールを変更、ゲーム内で使用可能な「ボーナスコード/招待コード」を特典として含んだ「WORLD OF TANKS」バージョンです
【 「中国 中戦車 59式戦車」のキット概要 】
●1980年代に製品化された旧エッシー社のキットを使用
●一体成型の多用したパーツ構成と、パーツ上に施されたモールドを主体としたディテール再現により、パーツ数を抑えた内容
●各ハッチは開閉状態を選択可能
●履帯は、表面部に5箇所の凹みを持つ「T-54/55」「T-62」用のシングルピン履帯、繋がった状態のパーツと1枚ずつに分割したパーツとの構成による一部連結式
●塗装例は、「WORLD OF TANKS」仕様3種、国籍マーク、スローガンなどを再現したデカールが付属
●「WORLD OF TANKS」に使用するボーナスコードと招待コードの特典付き
【 「59式戦車」について 】
●中国は1950年の国共内戦の事実上の終結により、共産党が支配する共産主義国家となりました
●中国共産党を支援していたソ連にとって中国は友好国となり、内戦後も中国はソ連から武器を供与され、中国ではソ連製の兵器をコピー生産する方法も採られました
●当時の最新鋭戦車であった「T-54」も、ソ連の協力によりコピー生産を行うことを決定、1956年から生産を開始し、1959年には純国産化をし、「59式戦車」という制式名称を与えらています
・ 「59式戦車」は、砲塔を手動旋回のみとするなど簡略化が図られましたが、外観上は「T-54」と同一となります
●1958年、「フルシチョフ」がソ連の書記長に就任すると、政治姿勢の違いからソ連と中国との関係は悪化、1960年代後半には国境紛争が発生する事態となり中ソの関係は完全に冷え切ります
●中国では、そのような外交関係にも関わらず「59式戦車」の生産を続け、中国人民解放軍の戦車部隊に広く配備、世界各国にも広く輸出が行われました
●「59式戦車」は、基本的にオリジナルの「T-54」よりも低価格で、スペック上では「T-54」と同程度の性能を持つことから、戦車数を揃えたい国家にとっては人気が高く、中東やアフリカなどの国々が導入を進め、中国人民解放軍向けに約6,0000両、そして輸出用として約4,000両が生産されています
●ただ、イラク軍が装備した「59式戦車」は、「湾岸戦争」において西側の戦後第3世代戦車に対してほぼ一方的に撃破されてしまい、その評価は厳しいものがあるのも事実です
●しかし、電子装備などを装備していない「59式戦車」はローテク兵器として扱いやすく、世界的規模で見ると、旧ソ連製の「T-54/55」「T-62」などと共に、第一線兵器として運用が続くものと見込まれているのです
【 「中国 中戦車 59式戦車」のキット内容について 】
●この中国人民解放軍の主力戦車「59式戦車」を再現したプラスチックモデル組立キットです
●1980年代に旧エッシー社が製品化したキットで、一体成型を多用したパーツ構成と、パーツ上に施されたモールドを主体としたディテール再現により、「59式戦車」のフォルムとディテールを再現した内容となっています
●「59式戦車」は、「砲塔」「車体上部」「車体下部」の3ブロックで構成しています
【 砲 塔 】
●「59式 105mm戦車砲」の砲身は左右に分割したパーツで再現、砲口部分は別パーツとなっています
・ 「防盾」は一体成型のパーツで再現、防塵カバーを付けた状態を再現しています
●砲塔は上下に分割したパーツで再現
・ 「車長ハッチ」「装填手ハッチ」は別パーツ化しており、開閉状態を選択できます
・ 各キューポラ部分は別パーツ化して再現
・ 「照準口」と「同軸機銃口」は独立したパーツで再現、内側のカバーを付けた状態となっています
・ 「手摺り」「吊り下げフック」などを別パーツ化しています
●車長キューポラに装備する「54式 12.7mm機関銃」が付属しています
・ 機関銃は、銃身、グリップ、弾薬箱などのパーツで構成
・ 「銃架」は4パーツで再現しています
【 車体上部 】
●車体上部は、フェンダーも含めて一体成型となったパーツで再現
・ 前後の「マッドフラップ」は別パーツとなっています
・ 「フェンダー支持架」は個別にパーツ化
・ 「前照灯」は前後に分割したパーツ、「赤外線ライト」は一体成型のパーツで再現しています
・ 「ライトガード」は一体成型のパーツで再現
・ 「操縦手ハッチ」は別パーツ化、開閉状態が選択できます
・ 「排気管」は上下に分割したパーツで再現、先端部と上部のガードは別パーツとなっています
・ 「車幅灯」は別パーツ化して再現
・ 「予備燃料タンク」は個別に一体成型のパーツで再現
・ フェンダー上の「雑具箱」は、前後及び天板の3パーツで再現
【 車体下部 】
●車体下部は、バスタブ状に一体成型となったパーツで再現、後部パネルは別パーツです
・ 「サスペンションアーム」は別パーツ化して再現
・ 車体下部前面の「ドーザーアタッチメント」は個別にパーツ化
・ 「起動輪」「誘導輪」「転輪」は、前後に分割したパーツで再現
【 履 帯 】
●履帯は、表面部に5箇所の凹みを持つ「T-54/55」「T-62」用のシングルピン履帯を再現しています
・ 履帯は、一部連結式で、上下の直線部は繋がった状態のパーツ、前後の曲線部は1枚ずつに分割したパーツで構成しています
・ より精密で立体感ある履帯に交換したい場合には、「T55戦車用履帯 (可動式)」がこれに対応しています
【 「59式戦車」の塗装とマーキング 】
●「59式戦車」のマーキングとして、「WORLD OF TANKS」仕様となる3種類の塗装例が説明書に記載されています
・ 冬季迷彩
・ 砂漠迷彩
・ 夏季迷彩
●説明書の塗装例に基づく、国籍マーク、パーソナルマーク、パーソナルネーム、スローガンなどを再現したデカールが付属しています
【 「WORLD OF TANKS」用のコード 】
●オンラインゲーム「WORLD OF TANKS」(PC版)のアジアサーバーのプレイヤーが使えるコードが付属しています
・ ボーナスコード (既にゲーム参加しているプレイヤー向け)
Tetrarch / ソビエト Tier2 軽戦車
ガレージスロット
・ 招待コード (これからゲームを始める人向け)×3人分
T2 light / アメリカ Tier2 軽戦車
ガレージスロット
1000ゴールド
7日間のプレミアムカウント
●オンラインゲーム「WORLD OF TANKS」のプレイガイドや各戦車のターゲットポイントなどを解説したカラー小冊子が付属しています
【 「中国 中戦車 59式戦車」のパッケージ内容 】
・ 59式戦車(キットの内容は「T-55」)×1
・ デカールシート ×1
・ 組立て説明書 ×1
・ カラー小冊子 ×1
●スポット生産品(キット本体及びデカールはイタレリ社製)
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【 「中国 中戦車 59式戦車」のワンポイント 】
●キットの表記では「59式戦車」となっていますが、キット自体は「T-55」を再現しています
●「T-54」と「T-55」の外観上の最大の識別点は、砲塔上のベンチレーターの有無で、ベンチレーターが付いているのは「T-54」、付いていないのが「T-55」となります
●上記のように「59式戦車」は「T-54」のコピーですから、厳密に「59式戦車」を再現しようとすると、砲塔上部にベンチレーターを取り付ける必要があります
●ただし、「WORLD OF TANKS」は、ゲームとしての戦車戦が目的であり、仕様の変化を重要視する内容ではないので、キットの状態を「59式戦車」として楽しむのが好ましいと思います