イギリス ロールスロイス装甲車 Mk.1 1920年型 砂漠仕様
「イギリス ロールスロイス装甲車 Mk.1 1920年型 砂漠仕様 (プラモデル) (ローデン 1/72 AFV MODEL KIT No.734 )」です
●第2次世界大戦時におけるイギリス軍の装甲車「ロールスロイス装甲車 1920年型 Mk.1 北アフリカ戦線仕様車」を1/72スケールで再現したプラスチックモデル組立キット
●第1次世界大戦時に登場、走行性能と機械的な信頼性を得て、第2次世界大戦時にも引き続き運用された「ロールスロイス装甲車」の「1920年型 Mk.1」を再現
・ 1920年時の改修でホイールの構造とフロントグリルなどを変更した「1920年型 Mk.1」をベースに、武装を換装、銃塔上部に対空機銃を装備して武装を強化、砂漠地に対応するよう幅広のタイヤを装備した「北アフリカ戦線仕様車」を再現した内容となっています
●ローデン社製「イギリス ロールスロイス装甲車 Mk.1 1920年型」をベースに、「北アフリカ戦線仕様車」を再現するために、タイヤや武装などを新規パーツに変更したバリエーションキットです
【 「イギリス ロールスロイス装甲車 Mk.1 1920年型 砂漠仕様」のキット概要 】
●幅広のタイヤを装備し、銃塔の武装も大きく変更した「ロールスロイス装甲車 1920年型Mk.1」の「北アフリカ戦線仕様車」を再現
●銃塔、車体、シャーシは各パネルを箱組み状に貼り合せて作製するパーツ構成
●ハッチ、ドアはモールドで再現
●タイヤは、プラスチック製パーツ
●塗装例はイギリス軍仕様1種、国籍マーク、車体番号などを再現したデカールが付属
【 「ロールスロイス装甲車 1920年型 Mk.1」について 】
●第2次世界大戦以前のイギリスは世界一の海軍国であり、陸軍よりも海軍の規模の方が極めて大きな軍隊組織となっていました
●このため、兵力、資材、そして人材に余裕のある海軍は、本来ならば陸軍が管轄するような事案まで取り扱うようになり、世界初の近代戦車である「菱形戦車 Mk.1」も海軍が開発した車両でした
●「ロールスロイス装甲車」も海軍の航空隊の主導の下で開発・運用が行われた装甲車で、「ロールスロイス」社の高級乗用車「シルバーゴースト」のシャーシを転用し、装甲車用のボディと機関銃1丁を搭載した銃塔を装備していました
●「シルバーゴースト」は絶大な機械的信頼性と高い走破性能を有しており、この「ロールスロイス装甲車」も同等の性能を引き継いでおり、特に戦線が膠着化していない中東や北アフリカでは極めて大きな働きを行っています
●開発は第1次大戦時ながらも、高い評価を得た「ロールスロイス装甲車」は大戦以降も運用を続けられ、1920年に近代化改修を施されたのが「1920年型」です
●この「1920年型」は、通常型の「1920年型 Mk.1」と、指揮車型の「1920年型 Mk.1A」の2タイプが存在し、両タイプ共にホイールを従来のスポーク式がらプレス式に、そしてフロントグリル形状なども変更しています
●「ロールスロイス装甲車」は第2次世界大戦の初期まで運用され、特に活躍したのが北アフリカ戦線です
●北アフリカ戦線では明確な戦線が存在せず、機動力が高く、装甲防御力を持つ「ロールスロイス装甲車」が活躍、この北アフリカ戦線で使用された車両は、銃塔の武装を「ボーイス対戦車ライフル」と機銃1丁に換装、その上部にも対空機銃を装備していました
●また、砂漠での機動力を確保するために、タイヤは幅の広いタイプへと変更、また独特の砂漠迷彩も施され、オリジナルの「1920年型 Mk.1」とはかなり雰囲気が異なっています
●「ロールスロイス装甲車」は、より強力な武装と装甲を持つ本格的な装甲車の登場により第一線から姿を消しますが、戦後も治安維持用として運用が続いたのです
【 「イギリス ロールスロイス装甲車 Mk.1 1920年型 砂漠仕様」のキット内容について 】
●このイギリス軍の装甲車「ロールスロイス装甲車 1920年型 Mk.1」の「北アフリカ戦線仕様車」を再現したプラスチックモデル組立キットです
●ローデン社の1/72シリーズのフォーマットを踏襲し「ロールスロイス装甲車 1920年型 Mk.1」の「北アフリカ戦線仕様車」を再現、繊細なモールドを施し、細分化したパーツ構成で、細部のディテール再現に重きを置いた内容となっています
●「ロールスロイス装甲車 1920年型Mk.1 北アフリカ戦線仕様車」」は、「銃塔」「車体」「シャーシ」の3ブロックで構成しています
【 銃 塔 】
●銃塔は、各パネルを箱組み状に貼り合せて作製します
・ 「ハッチ」はモールドで再現
・ 「ボーイス対戦車ライフル」と「7.7mm ビッカース機関銃」の銃身は、それぞれ一体成型のパーツで再現
・ 「防盾」は一体成型のパーツで再現しています
・ 対空機銃の「ルイス軽機関銃」は、機銃本体と弾倉の2パーツで再現、機銃架は、リング状のマウントと上部のフレームの2パーツで再現しています
【 車 体 】
●車体は、各パネルを箱組み状に貼り合せて作製します
・ 「サイドステップ」「後部フェンダー」はそれぞれ一体成型のパーツで再現
・ 「前部フェンダー」は、シャーシのフロアパネルに一体成型化しています
・ 「側面ドア」はモールドで再現
・ 「前照灯」「サーチライト」は、ステーを含めてそれぞれ一体成型のパーツで再現しています
・ 「サイドステップ」に搭載するボックスは前後に分割したパーツで再現、網目をモールドで再現しています
【 シャーシ 】
●シャーシのメインフレームは、縦方向のフレームと横方向のフレームとを組み合わせて作製します
・ 「リーフサスペンション」は、シャーシに一体成型化しています
・ 「デファレンシャル」は上下に分割したパーツで再現
・ 「ステアリングゲージ」は一体成型のパーツで再現しています
・ ステアリングは前方に固定した状態となっています
●タイヤはそれぞれ一体成型のパーツで再現、プラスチック製のパーツとなっています
【 「ロールスロイス装甲車 1920年型 Mk.1 北アフリカ戦線仕様車」の塗装とマーキング 】
●ボックス裏面には「ロールスロイス装甲車 1920年型 Mk.1」の1種の塗装例をカラーで記載、組立説明書には2種の塗装例がモノクロで記載されており、国籍マーク、車体番号などを再現したデカールが付属しています
●塗装例は3種
・ unknown, No.1 ACC, No.4 Sect., RAF (Western Desert/Egypt, 1942)
・ Vulture, No.1 ACC, No.1,2 or 3 Sect., RAF (Iraq, 1936)
・ Tigris, No.1 ACC, No.4 Sect., RAF (Iraq, 1941)
【 「イギリス ロールスロイス装甲車 Mk.1 1920年型 砂漠仕様」のパッケージ内容 】
・ ロールスロイス装甲車 1920年型 Mk.1 北アフリカ戦線仕様車 ×1
・ デカールシート ×1
・ 組立説明書 ×1
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