休息中のドイツ戦車兵
「休息中のドイツ戦車兵 (プラモデル) (ミニアート 1/35 WW2 ミリタリーミニチュア No.35198 )」です
●第2次世界大戦時におけるドイツ軍の戦車兵5体を1/35スケールで再現したプラスチックモデル組立キット
●「戦車服(パンツァージャケット)」や「コート」などをそれぞれに着崩した服装で、リラックスした姿を再現した内容となっています
【 「休息中のドイツ戦車兵」のキット概要 】
●佇んでいたり、豚を相手にしていたりする、のんびりとした戦線後方でのドイツ軍の戦車兵の姿を再現、戦車など中心としたジオラマシーンや、フィギュアのみのビネット作品などにも使用することができる汎用性の高いフィギュアセットです
・ ミニアート社らしい、自然なポージング
・ 戦車兵としてだけでなく、装甲車の乗員や、塗装を変更することで突撃砲兵、自走砲兵などに転用が可能
・ 表情が緩んだ、戦線後方らしい緊張感が薄れた顔立ち
・ 短靴ではなくブーツを履いた服装
・ ブーツは大戦を通じて使用されたが、戦車兵への支給は基本的に大戦初期に限られ、各戦車兵の服装もきっちりとした状態から、大戦初期から中期頃までのシーンに適している
・ ペット代わりとして飼われている豚(×1)が付属
【 「ドイツ戦車兵の服装」について 】
●第2次大戦時におけるドイツ軍の戦車兵は、「戦車服(パンツァージャケット)」に「短靴」「略帽」という服装が基本的なスタイルでした
●また「戦車服」の下にはグレー地の「シャツ」に「ネクタイ」を着用することが規定されていました
・ 戦場で「ネクタイ」という姿は奇異に映るかと思いますが、「ネクタイ」自体は17世紀のクロアチアに起源を持ち、戦地に向かう兵士の無事を祈って、妻や恋人がその兵士の首に巻いたスカーフが発展したものです
●ただし、大戦当初、戦車兵には「短靴」の他に歩兵と同様な「ブーツ」も支給されており、この「ブーツ」を着用した戦車兵も少なくありませんでした
・ 編み上げ式の「短靴」は「踝」程度の高さしかなく、車内での活動では便利でしたが、車外では土が靴の中に入りやすいという欠点がありました
・ もっとも、「独ソ戦」が開戦し、戦況が逼迫し始めると、戦車兵にまで「ブーツ」を支給する余裕はなくなり、歩兵も1943年頃からは生産コストの低い「短靴」に軍装を変更しています
●大戦中期になるとドイツ軍の戦車兵の服装には大きな変化が見られ、1943年には「規格帽」が登場、また耐久性が高いデニム地の「作業服」も支給が始まるようになります
●そして、「戦車服」自体も襟の部分の兵科色のパイピングを廃止、簡略化されています
●しかし、それまでの間に支給された既存の服装も好んで着用されており、特に「略帽」に関しては大戦末期においても多くの着用例を見ることができます
【 「休息中のドイツ戦車兵」のキット内容について 】
●このドイツ軍の戦車兵を再現したプラスチックモデル組立キットです
●高いフィギュア造型力を持つミニアート社によりリラックスした状態のドイツ戦車兵を再現、規定どおりのユニフォームを着用しながらも、ジャケットの前をはだけたり、上にコートを羽織ったりした戦線の緊張感からはやや離れた格好で、笑みを浮かべた緩い表情の兵士の憩いのひと時を再現した内容となっています
●ペット代わりとして飼われている豚(×1)が付属しています
●服装は、「戦車服(パンツァージャケット)」、もしくはその上から「オーバーコート」を着用、「ブーツ」を履き、「略帽」を被った姿です
●服の皺の表現はスケールに沿った凹凸あるモールドで再現、服の縫い目などの細部は繊細かつシャープなモールドで再現しています
・ 服の生地を反映した皺の表現は、ミニアート社特有の細かなパターンですが、従来の同社製のフィギュアよりはパターンを大きめにしています
●各戦車兵は、「頭部」「胴体」「両腕」「両足」に分割したオーソドックスなパーツ構成です
・ コートの裾や、はだけた襟の部分などは別パーツで化しており、立体感ある造型となっています
●豚は、「頭部」「鼻」「両耳」「左右の胴体」「尻尾」に分割したパーツで再現
【 「休息中のドイツ戦車兵」のフィギュアのポージングについて 】
●セットしているフィギュアのポーズは5体、5種類
・ 立った姿勢で、ズボンのポケットに両手を入れているポーズ
・ 片手で地面に付けながら、大きく腰を降ろしているポーズ
・ 立った姿勢で、ズボンのポケットに片手を入れ、もう一方の手はタバコを持っているポーズ
・ 立った姿勢で、タバコを銜え、豚を繋いでいる紐を片手で持っているポーズ
・ 身を屈めた姿勢で、片手で豚を撫でているポーズ
となっています
【 「休息中のドイツ戦車兵」のパッケージ内容 】
・ ドイツ 戦車兵 ×5体
・ 豚 ×1
●2016年 完全新金型