アメリカ・イギリス陸軍兵器集 Vol.2 装甲戦闘車両
アメリカ・イギリス陸軍兵器集 2アメリカ・イギリス陸軍兵器集グランドパワー別冊WW2 アメリカ 自走砲WW2 イギリス軍自走砲WW2 イギリス 対空戦車WW2 連合軍 自走砲WW2 アメリカ ハーフトラックWW2 イギリス 装軌式装甲車両WW2 イギリス 装甲車WW2 連合軍 装輪装甲車連合軍戦闘兵器解説本
「アメリカ・イギリス陸軍兵器集 Vol.2 装甲戦闘車両 (別冊) (ガリレオ出版 グランドパワー別冊 No.L-07/26 )」です
●第2次世界大戦時における、アメリカ軍とイギリス軍などで運用された西側連合軍の「装甲戦闘車両」を解説した資料集です
●本書「アメリカ・イギリス陸軍兵器集 Vol.2 装甲戦闘車両」では、「アメリカ・イギリス陸軍兵器集 Vol.1 戦車」に続く第2弾として、アメリカ軍とイギリス軍などの西側連合軍が運用もしくは試作した「装甲戦闘車両」(戦車を除く)を解説します
●本書は、グランドパワー2005年12月号別冊「第2次大戦米英軍戦闘兵器カタログ Vol.4 装甲戦闘車輌」の本文の一部を差し替えて再編集した内容となっています
【 「アメリカ・イギリス陸軍兵器集 Vol.2 装甲戦闘車両」の概要 】
●アメリカは世界トップの工業力と豊富な資源、イギリスはイギリス連邦というグローバルな国家体制を背景として、第2次世界大戦時のアメリカ軍とイギリス軍は極めて多くの装甲戦闘車両を用意しました
●もっとも、第2次世界大戦の開戦時には、自走砲や装甲兵員輸送車などについてはまだはっきりとした仕様が定まっておらず、戦争の緒戦におけるドイツ軍が運用した自走砲や装甲兵員輸送車を思想的な指針として開発を進めています
●とりわけ、ドイツ軍でも自走榴弾砲の開発は難航したように、アメリカ軍、イギリス軍の自走榴弾砲の開発と運用は順調とは言えませんでした
●イギリス軍では北アフリカ戦線でのドイツ軍の自走歩兵砲の活躍に影響され、応急的な自走砲「ビショップ」を運用していましたが、これは成功作とは言えず、アメリカから自走榴弾砲「M7 プリースト」が供与されるようになると、全車退役しています
●アメリカ軍では、自走榴弾砲としては優秀な「M12」を早々に開発していましたが、大口径砲を搭載した「M12」の有効性はなかなか認められず、結局実戦に投入したのはノルマンディ戦以後になってしまいます
●また、自走榴弾砲「M7 プリースト」は高い評価を受けたものの、機甲砲兵の運用方法は手探りの状態で、装甲車両を多く運用したアメリカ軍にしては配備数は少なく、砲兵の主力は牽引砲が受け持っていました
●一方、ドイツ軍とは違う進化を遂げた装甲戦闘車両も登場、その最たる車両の一つがアメリカ軍の戦車駆逐車です
●アメリカ軍は、戦車を駆逐するための対戦車自走砲を開発、運用していましたが、戦訓や運用上の問題などから、戦車に似た形態となる戦車駆逐車「M10」「M18」「M36」を開発、対戦車自走砲から発展したことから装甲が薄いのが欠点でしたが、強力な主砲を搭載し、対戦車戦闘に活躍します
●これらの戦車駆逐車は、ドイツ軍の駆逐戦車と異なり、戦車と同じように砲塔を搭載したため汎用性が高く、戦車に準じた機甲兵力として様々な役割を務めることができました
●また、同様に独自の進化を遂げたのがイギリス軍の戦車をベースとした特殊車両です
●イギリス軍では装甲の厚い歩兵戦車「チャーチル」をベースとした工兵用の特殊車両を数多く開発、地雷処理戦車、架橋戦車、攻城用車両や火炎放射戦車などが登場し、強力なドイツ軍を粉砕、連合軍を勝利に導く働きをしました
●このような、際立った性格を持つ装甲戦闘車両は、「戦争の際は手段を選ばない」というイギリス人らしさを感じさせるものなのです
●本書「アメリカ・イギリス陸軍兵器集 Vol.2 装甲戦闘車両」では、このアメリカ軍とイギリス軍などの西側連合軍が運用もしくは試作した「装甲戦闘車両」をカタログ的に解説します
●車体寸法、搭載エンジン、装甲厚、武装等のデータも収録、各項目の後半には、試作で終わった各装甲戦闘車両も掲載、アメリカ軍やイギリス軍らしい迷走ぶりを感じさせる車両も収録しています
●戦車をサポートする車両や部隊の目となって偵察を行う装甲車、対戦車戦闘だけではなく対歩兵戦闘にも活躍した戦車駆逐車、そして機甲歩兵の足として活用された装甲兵員輸送車など、連合軍の物量の一端を担った装甲戦闘車両の数々を網羅した一冊となっています
【 「アメリカ・イギリス陸軍兵器集 Vol.2 装甲戦闘車両」の内容目次 】
■自走榴弾砲
●75mm自走榴弾砲 M8
●25ポンド自走砲 ビショップ
●105mm自走榴弾砲 M7 プリースト
●25ポンド自走砲 セクストン
●155mm自走砲 M12
●155mm自走砲 M40
●105mm自走榴弾砲 M37
●155mm自走榴弾砲 M41
●75mm自走榴弾砲 T30
●105mm自走榴弾砲 T19
●試作自走榴弾砲
■対戦車自走砲
●3インチ 対戦車自走砲 M10
●76mm 対戦車自走砲 M18 ヘルキャット
●17ポンド自走砲 アーチャー
●17ポンド自走砲 アベンジャー
●17ポンド自走砲 アキリーズ
●M3 ハーフトラック改造 対戦車自走砲
●90mm対戦車自走砲 M36
●試作対戦車自走砲
■対空自走砲
●軽対空戦車AA Mk.1 / AA Mk.2
●クルセイダー対空自走砲AA Mk.1
●クルセイダー対空自走砲AA Mk.2 / AA Mk.3
●セントー対空自走砲AA Mk.2
●M3 ハーフトラック改造 対空自走砲
●40mm対空自走砲 M19
●試作対空自走砲
■自走迫撃砲
●81mm自走迫撃砲 M4 / M21
●その他の車輌
■装軌/半装軌装甲車輌
●M2 / M3ハーフトラック
●ユニバーサル・キャリア
●ロイド・キャリア
●ウインザー・キャリア
●カンガルー装甲兵員輸送車
●装軌式上陸車輌
●その他の車輌
■装輪装甲車
●M3A1 スカウトカー
●ダイムラー・スカウトカー
●ハンバー・スカウトカー
●ハンバー軽偵察車
●モーリス軽偵察車
●ハンバー装甲車
●ダイムラー装甲車
●AEC装甲車
●AEC ドチェスター装甲指揮車
●コベントリー装甲車
●リンクス・スカウトカー
●オッター軽偵察車
●フォックス装甲車
●南アフリカ偵察車
●インド型装輪装甲キャリアー
●スタックハウンド装甲車
●M8軽装甲車グレイハウンド
●M20汎用装甲車
●その他の車輌
■特殊車輌
●チャーチル AVRE
●ドーザー戦車
●イギリス製戦車回収車
●戦車回収車 M31
●戦車回収車 M32
●チャーチル・クロコダイル
●その他のイギリス連邦軍火焔放射戦車
●アメリカ軍の火焔放射戦車
●シャーマン・クラブ
●その他のイギリス軍地雷処理戦車
●アメリカ軍地雷処理車輌
●架橋戦車
●シャーマン DD戦車
【 「アメリカ・イギリス陸軍兵器集 Vol.2 装甲戦闘車両」の奥付 】
●版型 : A4版 / ソフトカバー
●全96ページ / モノクロ写真303点収録
●発行日 : 2016年6月1日
●ISBNコード : 4910135020667