アメリカ M7B2 プリースト 105mm 自走砲
「アメリカ M7B2 プリースト 105mm 自走砲 (プラモデル) (ユニモデル 1/72 AFVキット No.228 )」です
●第2次世界大戦後に登場したアメリカ軍の自走榴弾砲「M7B2 プリースト」を1/72スケールで再現したプラスチックモデル組立キット
●「M7B1 プリースト」を戦後になり改修した「M7B2 プリースト」を再現、仰角を確保するために高い位置に装備した主砲と、背の高い機銃ターレットを備えた、特異なフォルムを再現した内容となっています
●ユニモデル社製「M7B1 プリースト 105mm自走砲」をベースとして、「M7B2 プリースト」を再現するために、砲架の一部、ターレット、エンジンデッキなどを新規パーツへと変更したバリエーションキットです
【 アメリカ M7B2 プリースト 105mm 自走砲 (ユニモデル 1/72 AFVキット No.228) プラモデルの概要 】
●ユニモデルの従来フォーマットを踏襲、細分化したパーツとエッチングパーツを交えた構成
●1/72スケールながら前照灯、車載工具類の装備品を別パーツ化して再現
●エンジングリルやライトガードなどはエッチングパーツで再現
●履帯はラバーシェブロンタイプの「T48」、一部連結式履帯
●塗装例は、アメリカ軍仕様1種、国籍マーク、車体番号などを再現したデカールが付属
【 M7B2 プリースト 自走榴弾砲 について 】
●第2次世界大戦前のアメリカ陸軍の装備体系は極めて貧弱なものでしたが、大戦が開戦すると急ピッチで兵器を開発、軍備の整備と拡大を進めました
●緒戦におけるドイツ軍の自走砲(主に自走歩兵砲)の活躍を目にして、自走榴弾砲の開発も始まります
●当初は、「M3 ハーフトラック」をベースとした車両も作られましたが、重量級の火砲を搭載するには無理があり、中戦車「M3」をベースにした「M7 プリースト」が1942年4月に登場しました
●この「M7 プリースト」は、戦闘室部分が大きく開放状態になっているため防御の面では問題がありましたが、その代わりに砲の操作性が高く、機甲砲兵部隊の主力車両としてアメリカ軍のみならず、イギリス軍などでも使用される自走榴弾砲の傑作となりました
●「M7 プリースト」は、ベースとした中戦車「M3」が「M4」へと移行したのに従って、各部品は「M4」のものが多く用いられるようになりました
●また、車体も「M4A3」をベースとした車両が登場、このタイプは「M7B1 プリースト」という名称を与えられています
●「M7 プリースト」及び「M7B1 プリースト」は「朝鮮戦争」にも参加、この「朝鮮戦争」での戦訓から、改修型として登場したのが「M7B2 プリースト」です
●「M7 プリースト」は、レイアウトの関係で仰角を充分に確保できず、最大射程が短いという欠点を持っていましたが、「M7B2 プリースト」では砲の装備位置を上方へと移動、搭載する「M2A1 105mm榴弾砲」の本来の仰角を取ることができるようになりました
●それに合わせて、機銃ターレットも背の高い状態となっています
●「M7B2 プリースト」は従来の「M7 プリースト」よりもかなり異なる姿となりましたが、傑作自走砲の改修型として、次世代の自走榴弾砲「M108」「M109」などの登場まで運用が続けられたのです
【 アメリカ M7B2 プリースト 105mm 自走砲 (ユニモデル 1/72 AFVキット No.228) プラモデルの内容 】
●このアメリカ軍の自走榴弾砲「M7B2 プリースト」を再現したプラスチックモデル組立キットです
●パーツを細分化し不足する細部のディテールはエッチングで補う、ユニモデル社の1/72シリーズのフォーマットを踏襲し、自走榴弾砲「M7B2 プリースト」を再現、1/35スケール並みのパーツ構成により細部の再現に重きを置いた内容となっています
・ ライトガードなどの細部にはエッチングパーツを使用するため、中級者以上のユーザーを対象としたキットとなります
●「M7B2 プリースト」は、「砲」「車体上部」「車体下部」の3ブロックで構成しています
【 砲 】
●「105mm榴弾砲 M2A1」の砲身は、上部の駐退復座装置を含めて一体成型のパーツで再現、砲口はエッチングパーツで再現します
・ 「砲尾」は一体成型のパーツで再現、「閉鎖器」は閉じた状態となります
・ 「砲架」は左右に分割したブロックで構成、砲身部を挟んで作製します
・ 「操作ハンドル」「照準器」などを別パーツ化しています
【 車体上部 】
●車体上部は一体成型のパーツで再現、エンジンデッキ、後部パネルは別パーツとなっています
・ 「前照灯」は一体成型のパーツで再現、「ライトガード」はエッチングパーツで再現しています
・ 機銃の「ターレット」は2パーツで再現、装備する「M2重機関銃」は一体成型のパーツで再現しています
・ 「エンジングリル」や「デフレクター」の後部は付属のエッチングパーツで再現します
・ 「給油口」「前部の視察ハッチ」「予備履帯」などを別パーツ化
・ 側面の「把手」は付属のエッチングパーツで再現
・ 車載工具類は個別にパーツ化、それぞれ固定具をパーツとともに一体成型した状態となっています
・ 「前部フェンダー」は各2パーツで再現
●戦闘室などの車体内部を再現、以下のパーツで構成しています
・ フロアパネル
・ 隔壁
・ トランスミッション
・ 操縦席
・ 砲弾ラック(砲弾ケースが詰まった状態)
・ 消火器
など
【 車体下部 】
●車体下部は、各パネルを箱組み状に貼り合わせて作製します
・ 「デファレンシャルカバー」は一体成型のパーツで再現、先が尖った「1ピースタイプ」を再現しています
・ 「VVSSサスペンション」は前後に分割したパーツで再現、転輪、リターンローラー、中央部のスプリングパーツなどを挟んで作製します
【 履 帯 】
●履帯はラバーシェブロンタイプの「T48」履帯を再現しています
・ 履帯は、プラスチック製の一部連結式となっています
・ 上下の直線部は繋がった状態、前後の曲線部は履板1枚ずつ分割したパーツで構成
●エンジングリル、ライトガード、デフレクターの後部、側面の把手などを再現したエッチングパーツが付属しています
【 アメリカ M7B2 プリースト 105mm 自走砲 (ユニモデル 1/72 AFVキット No.228) 塗装とマーキング 】
●「M7B2 プリースト」マーキングとして、アメリカ軍仕様となる1種類の塗装例が説明書に記載されており、国籍マークや車体番号などを再現したデカールが付属しています
【 アメリカ M7B2 プリースト 105mm 自走砲 (ユニモデル 1/72 AFVキット No.228) パッケージ内容 】
・ M7B2 プリースト 自走榴弾砲 ×1
・ エッチングシート ×1
・ デカールシート ×1
・ 組立て説明書 ×1
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