アメリカ・イギリス陸軍兵器集 Vol.4 歩兵兵器
「アメリカ・イギリス陸軍兵器集 Vol.4 歩兵兵器 (別冊) (ガリレオ出版 グランドパワー別冊 No.L-09/26 )」です
●第2次世界大戦時においてアメリカ軍とイギリス軍などが使用もしくは試作した「小火器」を解説した資料集です
●本書「アメリカ・イギリス陸軍兵器集 Vol.4 歩兵兵器」では、「アメリカ・イギリス陸軍兵器集 Vol.3 火砲」に続く第4弾として、アメリカ軍とイギリス軍などが使用もしくは試作した小火器を中心に解説します
●本書は、グランドパワー2005年4月号別冊「第2次大戦米英軍戦闘兵器カタログ Vol.1 歩兵兵器」を再編集した内容となっています
【 「アメリカ・イギリス陸軍兵器集 Vol.4 歩兵兵器」の概要について 】
●第2次世界大戦時のイギリス軍の小火器は、他の兵器と同様に「革新性」と頑固なまでの「保守性」とが入り混じった兵器体系でした
●第1次世界大戦時の疲弊からイギリス軍の装備の近代化はなかなか進まず、自動小銃などの自動火器の開発は大きく遅れてしまいました
●歩兵の主要火力支援兵器である軽機関銃も第1次世界大戦時の「ルイス軽機関銃」が長らく使われていましたが、1935年にチェコスロバキアの傑作機関銃「ブルーノ ZB26」のライセンス生産権を獲得、この後「ブレン軽機関銃」が誕生
しています
●第2次世界大戦に至るまでの小火器の装備体系の変化はゆっくりとしたものでしたが、独仏戦においてイギリス陸軍の主力がその装備のほとんどを喪失して帰還すると、状況は一変、あらゆる小火器の調達と開発が始まりました
●一番顕著だったのが短機関銃であり、アメリカから「トンプソン M1928A1」を輸入しますが、とても量を確保することができず、町工場でも生産できる簡素な短機関銃「ステン」を開発、命中精度や給弾不良などの問題点を抱えてはいたものの、生産性の高さから需要を充分に満たすまでの量産が行われ、大戦末期のドイツ軍は「ステン」をコピー生産する程でした
●一方、アメリカ軍も第1次世界大戦後の緊縮体制から軍の小火器の近代化は進みませんでしたが、国情から民間での小火器開発は活性に進み、これが第2次世界大戦のアメリカ軍の小火器開発の下地となりました
●アメリカ軍はアメリカという国の工業力の大きさから、世界で唯一自動兵器を各兵士に供給できた軍隊であり、その主力となった「M1ガーランド ライフル」は8発の銃弾を自動装填する機能を持ち、照準を外すことなく次弾を自動的に装填できた点は歩兵の火力向上に大きく貢献しています
●また、アメリカ軍は軽機関銃の分野ではパッとしませんでしたが、「M1919A4」や「M2」といった重機関銃は潤沢に生産が行われ、それらの機関銃が放つ大量の銃弾も十二分に供給されました
●これらの重機関銃は、どのような環境下においても確実に作動することと頑丈であることが徹底されており、アメリカ軍が小火器に求めたのは精度ではなく、実戦に則した確実性というのが良く分かります
●本書「アメリカ・イギリス陸軍兵器集 Vol.4 歩兵兵器」では、このイギリス軍とアメリカ軍が第2次世界大戦時に使用もしくは試作した小火器をカタログ的に解説します
●各小火器の解説はもちろん、小火器本体や使用する銃剣などのイラスト、戦場写真なども豊富に収録しています
●戦場写真は、実戦での運用シーンを中心に収めており、射撃シーンや各兵士の小火器の携行の様子など、模型製作での資料やジオラマソースとしても役立ちます
●連合軍の火力の原動力となり、過酷な戦場において兵士が最も頼りとした「小火器」、様々な開発思想に基づきバラエティに富んだ連合軍の小火器の数々を網羅した一冊となっています
【 「アメリカ・イギリス陸軍兵器集 Vol.4 歩兵兵器」の内容目次 】
■拳銃
●イギリス軍の拳銃
・ ウェブリー No.1 Mk.4
・ エンフィールド No.2 Mk.1
・ ウェブリー No.4
・ S&W .38/200
・ ブローニング NF ハイパワー
●アメリカ軍の拳銃
・ M1911
・ M1911A1
・ S&W ミリタリー&ポリス 戦時型
・ コルト・コマンド.38
・ コルト M1903 ポケット
・ パットン将軍の拳銃
■短機関銃
●イギリス軍の短機関銃
・ ランチェスター Mk.1
・ ステン短機関銃
●オーストラリア軍の短機関銃
・ オーエン短機関銃
●アメリカ軍の短機関銃
・ M1921
・ M1928A1
・ M1 短機関銃
・ M2 短機関銃
・ M3 短機関銃
・ ライジングM50とM55
・ マーリン短機関銃
■小銃・狙撃銃・散弾銃
●イギリス軍の小銃
・ No.1 Mk.3小銃
・ No.4 Mk.1小銃
・ No.5 Mk.1小銃
・ No.5 Mk.1銃剣
・ No.3 Mk.1(P14)小銃 / 銃剣
・ ロス・ライフル
●アメリカ軍の小銃
・ M1898 小銃
・ M1903 小銃
・ M1903A3
・ M1917 エンフィールド小銃
●アメリカ軍の自動装填式小銃
・ M1 ガーランド
・ ジョンソン M1941 小銃
・ M1 カービン
・ M2 カービン
・ M3 カービン
●アメリカ軍の銃剣
・ M1905型銃剣~M1917銃剣
●イギリス軍の狙撃銃
・ No.3 Mk.1(T) 狙撃銃
・ No.4 Mk.1 狙撃銃
・ イギリス軍狙撃兵の装備。
●アメリカ軍の散弾銃
・ ウィンチェスター M97など
●アメリカ軍の狙撃銃
・ M1943A4 狙撃銃
・ M1C 狙撃銃
・ M1D 狙撃銃
・ 暗視装置
■軽機関銃
●イギリス軍の軽機関銃
・ ルイス機関銃
・ ヴィッカース・ベルチェ機関銃
・ ブレン機関銃
・ 7.7mm オチキス軽機関銃
●アメリカ軍の軽機関銃
・ BAR M1918
・ BAR M1918A1
・ BAR M1918A2
・ M1941機関銃
■重機関銃
●イギリス軍の重機関銃
・ ヴィッカース .303 Mk.1 水冷重機
●アメリカ軍の重機関銃
・ M1917 重機関銃
・ M1917 A1 重機関銃
・ M1919 重機関銃
・ M2 重機関銃
■歩兵用対戦車兵器
●イギリス軍の歩兵用対戦車兵器
・ オチキス 25mm mle 1934 対戦車砲
・ ボーイズ Mk.1 対戦車ライフル
・ ボーイズ Mk.2 対戦車ライフル
・ PIAT
・ 対戦車擲弾
●アメリカ軍の歩兵用対戦車兵器
・ 2.36インチ M1 ロケット・ランチャー
・ 2.36インチ M9 ロケット・ランチャー
・ 2.36インチ M9A1 ロケット・ランチャー
・ M18 ロケット・ランチャー
・ 3.25インチ ロケット・ランチャー
■手榴弾 小銃擲弾
●イギリス軍の手榴弾
・ No.36 防御用手榴弾
・ No.70 攻撃用手榴弾
●アメリカ軍の手榴弾
・ Mk.2手榴弾
・ 発煙手榴弾
・ 小銃擲弾
■火焔放射器
●イギリス軍の火焔放射器
・ Mk.1 マースデン
・ No.2 Mk.1 ライフブイ
・ Mk.2
・ アク・パック
・ No.1 Mk.1 ハーヴェイ火焔放射器
●アメリカ軍の火焔放射器
・ E1
・ E1R1
・ M1
・ M1A1
・ M2-2
【 「アメリカ・イギリス陸軍兵器集 Vol.4 歩兵兵器」の奥付 】
●版型 : A4版 / ソフトカバー
●全96ページ / モノクロ写真186点収録
●発行日 : 2016年8月1日
●ISBNコード : 4910135020865