イタリア軍人 (WW2 初期)
「イタリア軍人 (WW2 初期) (プラモデル) (マスターボックス 1/35 ミリタリーミニチュア No.MB35144 )」です
●第2次世界大戦時におけるイタリア軍の歩兵4体と戦車兵1体を1/35スケールで再現したプラスチックモデル組立キット
●戦車兵もしくは装甲車の乗員から報告を受け、戦況を確認する将校と、将校の命令を待つ兵士達の姿を再現した内容となっています
【 「イタリア軍人 (WW2 初期)」のキット概要 】
●イタリア軍兵士を再現した希少なインジェクションキット
●高いフィギュア造型力を持つマスターボックスらしい、的確なデッサンに裏付けられた自然なポージング
●服の生地の質感も感じることができる彫刻や、スケールに沿った服の皺の表現を施したフィギュアとしてはハイレベルな内容
●戦車兵もしくは装甲車の乗員と将校、歩兵とが一緒になった自然なシーンを再現
●汎用性の高いポージングで、歩兵と戦車兵とは独立して使用することも可能
●戦車兵は、装甲車両乗員の共通の服装で、ボックスに描かれた装甲車だけではなく、各種戦車などに搭乗させることができる
●歩兵は、大戦を通じて見られた野戦用の服装である「M1940制服」を着用した姿を再現、各戦線でのイタリア軍兵士として使用が可能(ボックスにはアフリカ戦線での様子が描かれていますが、同戦線では熱帯服である「サハリアーナ」や袖口を絞ったタイプの制服を着用する場合が多かったようです)
【 「イタリア軍人 (WW2 初期)」について 】
●第2次世界大戦は、1939年のドイツ軍のポーランド進攻から始まりましたが、イタリアは実質的にその前から戦争状態にあり、1935年にはエチオピアに軍事侵攻を開始、続いてスペイン内戦に介入していました
●そして、第2次世界大戦の開戦に呼応して、東アフリカやアルバニア方面へと軍事侵攻も開始し、イタリア軍は充分な戦争能力を持たない状態でありながら、多方面に対し同時期に軍事的行動を行いました
●当時のイタリアは日本と同じ程度の工業力しかなく、他の列強国と比べると近代的な装備も欠けていましたが、地中海方面を向けば一番の軍事力を有しており、同方面に展開していたイギリス軍も貧弱な兵力であったため、緒戦では一定の戦果を挙げることに成功しています
●ただし、独仏戦が終了し、イギリス軍がヨーロッパ方面から駆逐されてしまうと、イギリス軍の戦いの焦点は北アフリカなどの地中海方面へと移り、イタリア軍は近代的な装備と作戦能力を持つイギリス軍相手に苦戦するようになります
●イタリアの総帥「ムッソリーニ」は独裁者ではありながらも、軍事力の整備にはあまり口を出すことは少なく、これがイタリア軍が近代化が遅れた遠因になりました
●また、イタリアの政治体制は、「ムッソリーニ」の上に国王が存在しており、イタリア軍はあくまでも国王に帰属するという姿勢を採っていたことから、軍自体の結束力もイギリス軍などには敵いませんでした
●それでもイタリア軍は、戦車などを更新し、装備をあらためてイギリス軍などの連合軍に対抗、一時期には多くの占領地を確保しましたが、連合軍の本格的な反攻が始まると、劣勢に立たされてしまうことになるのです
【 「イタリア軍人 (WW2 初期)」のキット内容について 】
●このイタリア軍の歩兵と戦車兵を再現したプラスチックモデル組立キットです
●高いフィギュア造型力を持つマスターボックス社により、戦車兵もしくは装甲車の乗員から報告を受けて戦況を確認するイタリア軍将校と、命令を待つイタリア軍兵士を再現、イタリア兵の独特の軍装、自然なポージング、そして各フィギュアの服の皺の表現など、フィギュアキットとしてハイレベルな内容となっています
●フィギュアの内訳は、将校1体、機関銃手1体、弾薬手1体、小銃手1体、戦車兵1体の合計5体です
●服装は、
・ 将校は、「M1940制服」を着用、乗馬ズボンとブーツを履き、略帽を被った姿
・ 機関銃手などの歩兵は、「M1940制服」を着用、ゲートルを巻き、ヘルメットを被った姿
・ 戦車兵は、「ツナギ」を着用、略帽を被った姿
です
●服の皺の表現はスケールに沿った凹凸モールドで再現、服の縫い目などの細部は繊細かつシャープなモールドで再現しています
●フィギュアは、「頭部」「胴体」「両腕」「両足」で分割したオーソドックスなパーツ構成となっています
【 「イタリア軍人 (WW2 初期)」のフィギュアのポージングについて 】
●セットしているフィギュアのポーズは5体、5種類 (全て立った姿勢となります)
・ 将校は、片手は首から下げたサブマンガンを押さえ、もう一方の手で双眼鏡を持って視察しているポーズ
・ 機関銃手は、肩に機関銃を担いでいるポーズ
・ 弾薬手は、片手にカービン銃、もう一方の手には機関銃の弾薬箱を持って佇んでいるポーズ
・ 小銃手は、ライフルを地面に立てた状態で持たれ掛かり、佇んでいるポーズ
・ 戦車兵は、ハッチから上半身を出し、片手を指差しているポーズ
となっています
【 付属している装備品類 】
・ ブレダ M1930 軽機関銃 ×1
・ カルカノ M1891 カービン ×1
・ カルカノ M1891 ライフル ×1
・ ベレッタ M1938A サブマシンガン ×1
・ 拳銃ホルスター ×2
・ ヘルメット ×3
・ 略帽 ×2
・ 背嚢 ×3
・ 水筒 ×4
・ 銃剣 ×1
・ ライフル用 マガジンポーチ ×2
・ サブマシンガン用 マガジンポーチ ×1
・ M1981 弾帯 ×1
・ マップケース ×1
・ 双眼鏡 ×1
・ 機関銃の予備銃身 ×1
・ 機関銃の弾薬箱 ×1
など
【 「イタリア軍人 (WW2 初期)」のパッケージ内容 】
・ イタリア軍 歩兵 ×4体
・ イタリア軍 戦車兵 ×1体
・ フィギュアの装備品類 一式
●2016年 完全新金型