3号戦車 L型
「3号戦車 L型 (プラモデル) (レベル 1/72 ミリタリー No.03251 )」です
●第2次世界大戦時におけるドイツ軍の中戦車「3号戦車L型」を1/72スケールで再現したプラスチックモデル組立キット
●防御力強化型として砲塔及び車体の前面にスペースドアーマー式に追加装甲を装備した「3号戦車L型」を再現、「3号戦車」シリーズの後期型として長砲身砲を装備した、均整の取れたフォルムを再現した内容となっています
【 「3号戦車 L型」のキット概要 】
●レベル社らしい堅実なモールドと、ミニスケールに沿ったパーツ数を抑えた内容
●車長ハッチは開閉状態を選択可能、他の乗員用ハッチは閉じた状態
●車載工具類はモールドで再現、ジャッキ、ジャッキ台、消火器は別パーツ化
●前照灯、ノテックライト、車幅灯は別パーツ化して再現
●履帯は「3/4号戦車」用の「中期型」履帯、プラスチック製パーツによる一部連結式
●塗装例は、東部戦線のドイツ軍仕様2種、国籍マーク、車体番号などを再現したデカールが付属
【 「Sd.Kfz.141 3号戦車」について 】
●「3号戦車」は、1935年の再軍備化により開発が始まり、戦車部隊の主力として位置付けられた戦車です
●ただし、「3号戦車」は当初に装備した37mm砲は威力不足が目立ち、その後は42口径 50mm砲を搭載するようになりましたが、独ソ戦の開戦によって「T-34」などと対峙するようになったドイツ軍にとって、この42口径 50mm砲も威力不足が否めませんでした
●そこで、ドイツ軍では「3号戦車」の火力向上と防御力の強化を求め、それにより誕生したのが「3号戦車L型」です
●「3号戦車L型」は、装甲貫通能力の高い「60口径 50mm戦車砲」を装備、砲塔と戦闘室前面にはスペースドアーマー式に20mm厚の追加装甲板を装着しています
●この「3号戦車L型」は1942年6月から12月にかけて653両を生産、戦車部隊の中核として配備が行われています
●北アフリカ戦線に投入された「3号戦車L型」は、高い貫通能力持つ主砲で連合軍戦車を数多く撃破、イギリス軍からは「マーク3 スペシャル」と呼ばれて恐れられました
●また、東部戦線では「T-34」と死闘を繰り広げましたが、この「3号戦車L型」を持ってしても「T-34」に対して劣勢であることを否めず、車格の都合上、50mm以上の砲を搭載できない「3号戦車」ではこの先「T-34」に対抗することが難しいと判断したドイツ軍は、1943年の7月の「クルスク戦」以降、より強力な砲を搭載可能な「4号戦車」に主力戦車の座を引き渡すことになるのです
【 「3号戦車 L型」のキット内容について 】
●このドイツ軍の中戦車「3号戦車L型」を再現したプラスチックモデル組立キットです
●レベル社らしい堅実でシャープなモールド、そしてミニスケールに沿ってパーツ数を抑えた構成で「3号戦車L型」のフォルムとディテールとを再現した内容となっています
●「3号戦車L型」は、「砲塔」「車体上部」「車体下部」の3ブロックで構成しています
【 砲 塔 】
●「KwK39 60口径 50mm戦車砲」の砲身は、一体成型のパーツで再現
・ 「防盾」は、防盾本体と追加装甲の2パーツで再現
・ 「防盾」上部の追加装甲用のパネルは別パーツ化して再現
●砲塔は、上下及び前面パネルの3パーツで構成
・ 「側面ハッチ」は別パーツ化、閉じた状態となります
・ 「車長キューポラ」は一体成型のパーツで再現
・ 「車長ハッチ」は別パーツ化、開閉状態を選択できます
・ 「ゲペックカステン」は上下に分割したパーツで再現しています
【 車体上部 】
●車体上部は、フェンダーを含めた一体成型のパーツで再現、戦闘室の各パネルは別パーツとなっています
・ 戦闘室前部の「追加装甲」は、前面と天板の2パーツで再現
・ 「エンジン吸気グリル」は一体成型のパーツで再現
・ 各「ハッチ」「クラッペ」はモールドで再現、「トランスミッション点検ハッチ」は別パーツ化しています
・ 「前方機銃」「前照灯」「ノテックライト」「車幅灯」はそれぞれ一体成型のパーツで再現しています
・ エンジンデッキの「装甲カバー」は個別にパーツ化
・ 車載工具類はモールドにて再現、「ジャッキ」「「ジャッキ台」工具箱」「消火器」は別パーツ化して再現しています
【 車体下部 】
●車体下部は、各パネルを箱組み状に貼り合わせて作製します
・ 「サスペンションアーム」は、側面パネルに一体成型化しています
・ 「側面ハッチ」は別パーツ化して再現
・ 「起動輪」「誘導輪」「転輪」は前後に分割したパーツで再現
【 履 帯 】
●履帯は、接地部分に滑り止めパターンのない「3/4号戦車」用の「中期型」履帯を再現しています
・ 履帯は、プラスチック製の一部連結式となっています
・ 履帯の直線部は繋げた状態のパーツ、前後の曲線部は履板1枚ずつに分割したパーツで構成しています
【 「3号戦車L型」の塗装とマーキング 】
●「3号戦車L型」のマーキングとして、ドイツ軍仕様となる2種類の塗装例が説明書に記載されています
・ 所属不明 (東部戦線 / 1943年)
・ 第16戦車師団 (スターリングラード / 1942年)
●説明書の塗装例に基づく、国籍マーク、車体番号などを再現したデカールが付属しています
【 「3号戦車 L型」のパッケージ内容 】
・ 3号戦車L型×1
・ デカールシート ×1
・ 組立て説明書 ×1