T-72 ウラル
「T-72 ウラル (レジン) (マツオカステン 1/144 オリジナルレジンキャストキット (AFV) No.MTUAFV-095 )」です
●冷戦時代中期に登場した、ソ連軍の主力戦車「T-72」を1/144スケールで再現したレジン製組立キット
●「T-64」をベースに、各部の仕様を「T-54/55」「T-62」のレベルまで落とす一方で、車体を若干拡大させてエンジンの信頼性を高めたソ連の主力戦車「T-72」を再現、地を這うような低いシルエットの車体に大口径の主砲を搭載した、ソ連戦車らしいマッシブなフォルムを再現した内容となっています
【 「T-72 主力戦車」について 】
●1950年代、ソ連軍は第2次世界大戦末期に登場した中戦車「T-44」をベースとした「T-54/55」を開発、この「T-54/55」は避弾経始を重視したデザインによる良好な防御力と、主砲の火力、そして生産コストの低さから東側諸国の代表的な戦車となりました
●1960年代には、この「T-54/55」の拡大型となる「T-62」が登場しましたが、一方で第2次世界大戦時の戦車をベースとするのではなく、革新的な機能を採り入れ、当時の技術をもって一から設計を行った戦車「T-64」も開発されています
●この「T-64」は、従来のソ連戦車のデザインを継承しながらも、複合装甲や自動装填装置などを採用し、当時の戦車としてはトップクラスの性能を有していました
●しかし、「T-64」はこのような新機能を盛り込んだことにより生産コストが高騰、戦車の量を必要とするソ連軍にとっては容認できるものではなく、「T-64」の基本コンセプトを引き継ぎながら、照準装置などの各部の仕様を「T-54/55」のレベルまで落とした「T-72」を開発します
●この「T-72」は、カタログスペック上は「T-64」と同等の能力を持ち、生産コストも低いことからソ連軍のみならず東側諸国や、親ソ国家に広く配備、対峙する西側諸国に対して睨みを利かせたのです
【 「T-72 ウラル」のキット内容について 】
●このソ連軍の主力戦車「T-72」を再現したレジン製組立キットです
●レジン成型の特性を活かしてパーツ数を抑え、パーツ上の施されたモールドを主体とした細部再現により、「T-72」の全体のフォルムとディテールをシャープかつ表情豊かに再現した内容となっています
●「T-72」は、「砲塔」「車体」、左右の「足周り」の4ブロックで構成しています
●「砲塔」は、砲身を含めて一体成型のパーツで再現
・ 砲塔に装備する「雑具箱」「照準サイト」「サーチライト」、砲身基部の「防塵カバー」などを立体的かつシャープに造形しています
・ 「車長ハッチ」「砲手ハッチ」は別パーツ化、開閉状態を選択することができます
・ 砲塔上部の「対空機銃」を別パーツ化しています
●「車体」は、フェンダーを含めて一体成型となったパーツで再現
・ フェンダーと雑具箱のプレスライン、エンジングリルなどのディテールを繊細かつエッジの立ったモールドで再現しています
・ 車体後部に装着する、「予備燃料タンク」(×2)、軟弱地脱出用の「丸太」(×1)を別パーツ化して再現
●「足周り」は、車体側面パネル、転輪、履帯を一体成型化したパーツで再現
・ 履帯表面のパターン、裏面のセンターガイド、転輪のホイール形状などを彫刻により細かく再現しています
・ 車体側面の展開式のパネルは、1枚ずつパーツ化しています
●車長1体と砲手1体の合計2体のフィギュアが付属しています
・ 1体はハッチに座って振り向いているポーズ、1体はハッチから上半身を出しているポーズとなります
●マツオカステン製「T-72B2 スリングショット」をベースに、「T-72」用に一部パーツを変更したバリエーションキット
・ 変更部分のパーツ原型は「NSVZ (Tomo)」
【 「T-72 ウラル」のパッケージ内容 】
・ T-72 主力戦車 ×1
・ フィギュア ×2
・ 組立て説明図 ×1
●2016年 一部新造型
【 「T-72 ウラル」の組立て上のご注意 】
●レジン製キットですので、組立てる前にファインモールド社製「ご機嫌クリーナー 」やガイアノーツ社製「レジンウォッシュ (大)」などの離型剤クリーナーを使用して表面に付着している離型剤を洗い流して下さい
●また、パーツの接着には、瞬間接着剤もしくはエポキシ系瞬間接着剤を使用して下さい