上陸用舟艇 LCVP w/アメリカ歩兵
「上陸用舟艇 LCVP w/アメリカ歩兵 (プラモデル) (イタレリ 1/35 ミリタリーシリーズ No.6524 )」です
●第2次世界大戦時におけるアメリカ軍の上陸用舟艇「LCVP」と「乗員」3体、そしてLCVPに搭乗する「歩兵」25体を1/35スケールで再現したプラスチックモデル組立キット
●ノルマンディ上陸作戦などの各上陸作戦において、上陸部隊の尖兵となって敵陣に突撃を敢行した上陸用舟艇「LCVP」と、これに乗るアメリカ陸軍の歩兵を再現、簡素な構造の上陸艇「LCVP」に多数の兵士を満載した、上陸前の緊張感溢れるシーンを再現した内容となっています
●イタレリ社製「上陸用舟艇 LCVP」をベースに、新規金型で造型した歩兵フィギュア25体を追加したバリエーションキットです
【 「上陸用舟艇 LCVP w/アメリカ歩兵」のキット概要 】
●一体成型を多用したパーツ構成と、パーツ上に施されたモールドを主体としたディテール再現により、パーツ数を抑えた内容
●前部のランプは開閉状態を選択可能
●ランプのケーブルを再現するための糸と、緩衝材を固定するロープを再現するための紐が付属
●展示用のディスプレイスタンドが付属
●乗員3体と歩兵25体の合計28体のフィギュアが付属
●歩兵のフィギュアは、立った姿勢で搭乗している姿を再現、腕と装備品の組み合わせによりポージングを自由に選択できるマルチポーズ
●歩兵用の豊富な装備品類が付属
●塗装例は、アメリカ軍仕様1種、8種の船体番号などを再現したデカールが付属
【 「上陸用舟艇 LCVP」について 】
●アメリカは1941年12月の日本軍の真珠湾攻撃を契機に第2次世界大戦に参戦を決定、ただしこの時点で、地続きの状態で枢軸軍と戦いを展開できる戦線はなく、唯一それが可能な北アフリカ戦線に関しても、イギリス軍自体が前線部隊への補給に手一杯の状態であり、アメリカ軍が参戦できる余裕はまだありませんでした
●このためアメリカ軍は、ヨーロッパ方面での大規模な反攻作戦を計画していたイギリス軍と共同で上陸作戦用の艦艇と舟艇の開発と生産を行います
●この上陸作戦用の艦艇と舟艇は、用途及び搭載量に応じて様々なタイプを開発しましたが、この中で最も小型のタイプが「LCVP (Landing Craft, Vehicle, Personnel)」です
●「LCVP」は、通称「ヒギンズボート」と呼ばれた兵員及び軽車輌用の上陸用舟艇で、箱型の平底舟体構造、喫水を浅く設けると同時にスクリュー保護のため舟底前部に張り出しをつけ、海岸に直接進入して揚陸活動を行なうことができました
●最高速力は9ノット、後部には援護用の機銃を2丁装備し、1個小隊36名の兵員を輸送する能力を持っています
●上陸時には、前方のランプを下ろすことで兵員を一斉に展開させることが可能です
●上陸を完了させた「LCVP」は、後進して海岸から離れ、母船となる大型の上陸用艦船に帰還、再び兵員を乗せ、上陸地点へと向かいます
●「LCVP」は2万隻を生産、ノルマンディ上陸作戦を始め、ヨーロッパ方面や太平洋の島嶼への上陸作戦に常に参加、各上陸作戦では尖兵として敵陣へと突進し、海岸堡の確保に大きく貢献したのです
【 「上陸用舟艇 LCVP w/アメリカ歩兵」のキット内容について 】
●このアメリカ軍の上陸用舟艇「LCVP」と「乗員」、そしてLCVPに搭乗する「歩兵」を再現したプラスチックモデル組立キットです
●一体成型を多用したパーツ構成と、パーツ上に施されたモールドを主体としたディテール再現により、パーツ数を抑えて「LCVP」の船体形状とディテールを再現した内容となっています
●「LCVP」に搭乗する乗員のフィギュア3体と、歩兵のフィギュア25体をセットしています
【 LCVP 】
●「LCVP」は、バスタブ状に一体成型となった船体パーツに、フロアパネル、側壁、中央デッキ、上部デッキ、ランプなどを取り付けて作製します
●「船体」は一体成型のパーツで再現
・ 側面には、外部パネルやそのリベットなどをモールドで再現
・ 船底の「デットウッド」「推進軸」「スクリュー」「舵」などを別パーツ化して再現しています
●「フロアパネル」は一体成型のパーツで再現
・ 表面には、滑り止めパターンなどをモールドで再現しています
●「側壁」は、1パーツで再現した側面パネルの内側に、1本ずつ個別にパーツ化した桁を取り付けて作製します
●「中央デッキ」は、各パネルを貼り合せて作製します
・ 「操舵装置」は、上下に分割したパーツで再現、「ハンドル」と「レバー」は別パーツ化しています
●「上部デッキ」は一体成型となったパーツで再現
・ 「ボラード」は個別にパーツ化
・ 「機銃座」は、縦方向に分割した3パーツで構成、下部の座席は別パーツ化しています
・ 「機銃座」に装備する「M1919A4機関銃」は、機銃本体、弾薬箱、機銃架、防盾の4パーツで再現
・ 「ボラード」から吊り下げる「緩衝材」(×4)が付属、吊り下げ用のロープは付属の紐で作製します
●「ランプ」は前後に分割したパーツで再現
・ 中央の「視察扉」は別パーツ化しています
・ 「ランプ」は、開閉状態を選択することが可能、開閉用のケーブルは付属の糸で作製します
●「救命浮標」(×2)が付属、任意の場所に取り付けます
●展示用のディスプレイスタンドが付属しています
【 乗員(クルー)フィギュア 】
●乗員を再現したフィギュア3体が付属しています
・ フィギュアの内訳は、操舵手1体、機銃手2体の合計3体です
・ 服装は、「作業服」の上から「ライフジャケット」を着用、ヘルメットを被った姿です
・ 服の皺の表現はスケールに沿った凹凸モールドで再現、ライフジャケットなどは立体的な造型となっています
・ フィギュアは、「頭部」「胴体」「両腕」に分割したオーソドックスなパーツ構成です
●各フィギュアのポージングは
・ 操舵手は、立った姿勢で、両手でハンドルを握っているポーズ
・ 機銃手は、両手で機関銃を保持しているポーズ
となっています
【 歩兵のフィギュア 】
●「LCVT」に乗る歩兵を再現したフィギュア25体が付属しています
・ 服装は、「M41野戦服」を着用、「M1926救命帯」を付け、布製レギンスを履き、ヘルメットを被った姿です
・ 服の皺の表現はスケールに沿った凹凸モールドで再現、レギンスの紐やポケットなど細部は繊細かつ立体的なモールドで再現しています
・ フィギュアは、「頭部」「上半身」「両足」「両腕」に分割したオーソドックスなパーツ構成です
●フィギュアは、複数の腕のパーツが含まれており、腕のパーツと装備品を組み合わせることで以下のポーズを作製することができます(フィギィアは全て立った姿勢となります)
・ ライフルを杖のように立てて、両手で押さえているポーズ (小銃手)
・ 片手にライフル、もう一方の手には機関銃の弾薬箱を持ったポーズ (弾薬手)
・ 片手に弾薬箱、もう一方の手で爆破筒を持つポーズ (工兵)
・ ライフルを背負い、両手に弾薬箱を持ったポーズ (弾薬手)
・ 片手でサブマシンガンを持ったポーズ
・ ライフルを肩に担っているポーズ (小銃手)
・ 床に立てた「BAR」を片手で保持しているポーズ
・ 肩に機関銃用の三脚を背負い、片手でライフルを持っているポーズ
・ 床に立てた「M1919A4機関銃」を片手で保持しているポーズ (機関銃手)
・ 片手でカービン銃を持っているポーズ (下士官もしくは将校)
●付属している装備品類
・ M1ガーランドライフル ×20
・ BAR自動小銃 ×5
・ M1A1サブマシンガン ×5
・ M1カービンライフル ×5
・ M1919A4機関銃 ×5
・ M1911拳銃 ×5
・ 機関銃用三脚 ×5
・ ヘルメット ×25
・ 背嚢 ×25
・ 水筒 ×25
・ ガスマスクケース ×25
・ 携帯シャベル(ケース付き) ×20
・ 携帯シャベル(ケースなし) ×10
・ ライフル用マガジンポーチ ×40
・ サブマシンガン用マガジンポーチ ×10
・ 銃剣 ×20
・ 手榴弾 ×25
・ 爆破筒 ×10
・ 弾薬箱 ×5
など
【 「上陸用舟艇 LCVP」の塗装とマーキング 】
●「上陸用舟艇 LCVP」のマーキングとして、アメリカ軍仕様となる1種類の塗装例が説明書に記載されています
・ アメリカ海軍 (ノルマンディ / 1944年6月)
●説明書の塗装例に基づく、船体番号(8種)などを再現したデカールが付属しています
●完成時の全長 : 314mm
【 「上陸用舟艇 LCVP w/アメリカ歩兵」のパッケージ内容 】
・ LCVP 上陸用舟艇 ×1
・ 乗員(クルー) ×3
・ 歩兵 ×25
・ フィギュア用の装備品 一式
・ ディスプレイスタンド ×1
・ 紐 ×1
・ 糸 ×1
・ デカールシート ×1
・ 組立て説明書 ×1
●2016年 一部新金型 (フィギュアランナー)