イギリス ボクスホール タイプD スタッフカー
「イギリス ボクスホール タイプD スタッフカー (プラモデル) (ローデン 1/72 AFV MODEL KIT No.735 )」です
●第1次世界大戦時、イギリス軍のスタッフカーとして利用された「ボクスホール タイプD」を1/72スケールで再現したプラスチックモデル組立キット
●走破性の高さで、あらゆる戦場で使用されたイギリス軍のスタッフカー「ボクスホール タイプD」を再現、当時のスポーツカーに準じたスポーティーでイギリスらしい骨太なフォルムを再現した内容となっています
【 「イギリス ボクスホール タイプD スタッフカー」のキット概要 】
●細分化したパーツ構成でディテール再現に重きを置いた内容
●ドアはパーツ上にモールドで再現
●ステアリングは前方に固定した状態
●幌は、展開して状態と畳んだ状態の2種をセットし選択可能
●タイヤはプラスチック製パーツ
●フロントウィンドや前照灯のガラス部などを再現したクリアパーツが付属
●塗装例はイギリス軍仕様3種、車台番号などを再現したデカールが付属
【 「ボクスホール タイプD」について 】
●イギリスの自動車メーカー「ボクスホール」社は、船舶機械メーカーとして1857年にアレクサンダー・ウィルソンが起業、1903年から自動車産業に参入しています
●「ボクスホール」社は主に小型車、中型車を生産していましたが、第2次世界大戦時には「チャーチル歩兵戦車」の開発を行うほど大きな成長を遂げた会社です
●1907年、この「ボクスホール」社に「ローレンス・ポメロイ」という若き技術者が入社、「ローレンス・ポメロイ」は独学でエンジン開発技術を学び、新入社員でありながら新車開発の担当に抜擢されます
●「ローレンス・ポメロイ」は自身が考案したエンジン理論に基づき、当時の常識を覆す小型でハイパワーを発揮するエンジンの開発に成功、このエンジンを搭載した「ボクスホール タイプA」は、「ロールス・ロイス」社の「シルバーゴースト」を凌ぐ性能を発揮し、「ボクスホール タイプA」は「ボクスホール」社を代表する車となりました
●この「ボクスホール タイプA」は、その後も発展を続け、1912年にロングホイールベースのツーリングカーとして誕生したのが「ボクスホール タイプD」です
●第1次世界大戦が開戦すると、この「ボクスホール タイプD」を軍用向けにデチューンして軍へと納入、連絡や将校が移動に使うスタッフカーとして運用され、高い走破性能を持った「タイプD」は、西部戦線だけでなく中近東方面にも派遣されており、過酷な状況下の運用にも耐えています
●軍用タイプの「ボクスホール タイプD」は2000台近くを生産、質、量共に「シルバーゴースト」を凌ぎ、第1次大戦時のイギリス軍のスタッフカーの主力として活躍したのです
【 「イギリス ボクスホール タイプD スタッフカー」のキット内容について 】
●このイギリス軍のスタッフカー「ボクスホール タイプD」を再現したプラスチックモデル組立キットです
●ローデン社の1/72シリーズのフォーマットを踏襲し「ボクスホール タイプD」を再現、細分化したパーツ構成と、ローデン社ならではの繊細なモールドをパーツ上に施し、ソフトスキンらしいディテールの再現に重きを置いた内容となっています
●「ボクスホール タイプD」は、「キャビン」「シャーシ」の2ブロックで構成しています
【 キャビン 】
●キャビンは、左右に分割したパーツで再現、フロントグリルと後部パネルは別パーツとなっています
・ 「フロントグリル」には、グリルメッシュのパターンを繊細なモールドで再現
・ 「ドア」は凹モールドでパーツ上に区切りをつけて再現
・ 「フロントウィンド」はクリアパーツで再現、フレーム部分はクリアパーツ上にモールド化して再現しています
・ 「前照灯」は、本体とガラス部の2パーツで構成、ガラス部はクリアパーツで再現しています
・ 「サイドフェンダー」はそれぞれ一体成型のパーツで再現
●キャビン内部を再現、以下のパーツで構成しています
・ フロアパネル
・ メーターパネル
・ 各座席
・ ハンドル
・ 各種レバー
など
●「幌」は展開した状態を再現したパーツと、畳んだ状態を再現したパーツの2種をセット、選択して使用します
・ 「後部ウィンド」はクリアパーツで再現
【 シャーシ 】
●シャーシのメインフレームは、縦方向のフレームと横方向のフレームを組み合わせて作製します
・ 「リーフサスペンション」は一体成型のパーツで再現
・ 「ステアリングゲージ」「デファレンシャル」もそれぞれ一体成型の1パーツで再現
・ ステアリングは前方に固定した状態となっています
●タイヤは、プラスチック製、ホイール部分を含めた一体成型のパーツで再現
・ タイヤ表面にはトレッドパターンをモールド化して再現しています
●フロントウィンド、前照灯のガラス部などを再現したクリアパーツが付属しています
【 「ボクスホール タイプD」の塗装とマーキング 】
●「ボクスホール タイプD」のマーキングとして、イギリス軍仕様となる3種類の塗装例が説明書に記載されており、車台番号などを再現したデカールが付属しています
・ レストアされた展示車両 (所属不明) (西部戦線/1917年)
・ 所属不明車両 (西部戦線/1917年)
・ ジョージ5世 停戦協定時搭乗車 (西部戦線/フランス/1918年11月)
【 「イギリス ボクスホール タイプD スタッフカー」のパッケージ内容 】
・ ボクスホール タイプD ×1
・ デカールシート ×1
・ 組立て説明書 ×1
●2016年 完全新金型