WW2 ドイツ イタリア戦線の第1降下猟兵師団 将校 (熱帯軍装)
「WW2 ドイツ イタリア戦線の第1降下猟兵師団 将校 (熱帯軍装) (レジン) (アルパイン 1/35 フィギュア No.AM35220 )」です
●第2次世界大戦時におけるドイツ空軍の降下猟兵の将校を1/35スケールで再現したレジン製組立キット
●「熱帯シャツ」と「熱帯ズボン」を着用、片手に拳銃を持ち、右を向き目線を遠くにすえてまっすぐに立っている姿を再現しています
【 「WW2ドイツ イタリア戦線の第1降下猟兵師団 将校 (熱帯軍装)」のキット概要 】
●レジン製フィギュアのトップメーカーであるアルパインミニチュアのフィギュアキット
●ドイツ人らしい面長で鼻筋の通った顔の骨格、将校としての精悍な顔立ち、質感までも伝わる服の皺の表現、降下猟兵の独特の軍装、そしてプロポーション、ポージングなど、フィギュアとして極めてハイレベルな内容
●立って佇む、汎用性の高いポージング
●北アフリカ戦線、シシリー戦、夏季におけるイタリア戦線で見られる服装
●レジン製キットに見られる気泡はほとんど無く、パーティングラインも最小限に抑えています
●レジン成型を活かして、パーツ数を極力抑えており、インジェクション製フィギュアよりも組立てやすいパーツ構成
●「降下猟兵用ヘルメット」を被った状態と、「略帽」を被った状態の2種のヘッドをセット
●キットには「第1降下猟兵師団」の表記となっているが、他の降下猟兵の部隊としても転用が可能
【 「ドイツ軍の降下猟兵」について 】
●空挺部隊が行う空挺降下は戦地への移動手段に過ぎず、主な活動場所は地上になるため、多くの国では陸軍の構成に組み入れられていました
●しかし、ドイツ軍では、空軍の勢力拡大を図る空軍最高司令官「ヘルマン・ゲーリング」の意向もあって、航空隊と密接に連携を取らねばならぬ点を強調し、空軍に所属していました
●大戦初期、ドイツ空軍の降下猟兵(空挺部隊)は地上部隊の進撃に先立ち、重要拠点や橋梁、要塞などの占領に活躍、ドイツ電撃戦に大きく貢献しています
●このドイツ軍の降下猟兵の活躍に大きく刺激され、他国でも空挺部隊の編成や、規模の拡大に拍車が掛かり、空挺部隊の地位を確立するきっかけとなりました
●1941年5月、ドイツ軍は地中海の要衝「クレタ島」の攻略作戦を実行、この作戦には大規模な降下猟兵が投入され、結果的には同島の占領に成功したものの、連合軍の有効な反撃により大きな損害を受けてしまいます
●この損害の大きさは、軽装備で降下せざるを得ない空挺部隊の能力の限界を示すものであり、作戦自体は用兵の誤りとも言えますが、ドイツ軍はこの作戦以降、降下猟兵を用いた大規模な空挺降下作戦を行うことはありませんでした
●「クレタ島攻略作戦」の終了後、降下猟兵部隊は通常の地上軍と同じように運用され、エリート部隊として輝かしい戦果を挙げます
●ただし、充分な空挺降下の訓練を受けた降下猟兵を通常の地上部隊として運用することは、適材適所とは言えず、無駄な損害も少なくありませんでした
●また、人的資源が枯渇しつつあるドイツ軍が補充する人員は、降下猟兵としての充分な降下訓練を受けることなく編成され、大戦後期における降下猟兵の多くは、空挺降下の能力を持ちえませんでした
●このような状況下でドイツ軍の降下猟兵が真価を発揮したのがイタリア戦線です
●イタリア半島は、山岳地のような急峻な地形が多いため、機甲部隊の運用には不向きであり、また、イタリア半島自体の幅が狭いことから、防御側は強力な防衛ラインを構築しやすいという特徴がありました
●ドイツ軍は幾重にも張った防衛ラインにエリート部隊である降下猟兵を投入、兵力に勝る連合軍に大出血を強いることになります
●イタリア戦は1943年7月という早い時期に始まりましたが、降下猟兵をはじめとする枢軸軍の頑強な抵抗の前に連合軍の進撃は思うように進まず、ドイツが降伏する1945年にいたるまで、激しい戦いを展開し続けたのです
【 「WW2 ドイツ イタリア戦線の第1降下猟兵師団 将校 (熱帯軍装)」のキット内容について 】
●このドイツ空軍の降下猟兵の将校を再現したレジン製組立キットです
●片手に拳銃を持ち、右側を向き遠くを見るような視線でまっすぐ立った姿を再現しています
●服装は、「熱帯シャツ」と「熱帯ズボン」を着用、降下猟兵用の編み上げ靴を履いた姿です
・ この服装は、北アフリカ戦線、シシリー戦、イタリア戦線で見られた姿となります
・ ただし、イタリア戦線でも冬季ともなれば気温は低く下がり、同戦線では夏季の服装となります
・ 肩章は「少尉」の階級章を再現しています
●服の皺はスケールに沿った凹凸モールドで再現、服の質感、ポケットや服の縫い目などのディテールもレジンという特性を活かして繊細かつシャープな彫刻で再現しています
●フィギュアは、「頭部」「胴体」「両腕」に分割したオーソドックスなパーツ構成
●頭部は、「降下猟兵用ヘルメット」を被った状態と、「略帽(空軍用)」を被った状態との2種をセット、選択して使用することができます
・ 2種のヘッドパーツの顔の造作は、ほぼ同じような感じで造型しています
●付属している装備品類
・ 拳銃ホルスター ×1
【 「WW2 ドイツ イタリア戦線の第1降下猟兵師団 将校 (熱帯軍装)」のパッケージ内容 】
・ ドイツ空軍 降下猟兵 将校 ×1
・ ヘッドパーツ ×2 (フィギュアに使用するヘッド×1を含む)
・ 拳銃ホルスター ×1
●2016年 完全新造型
--------------------------------------------------
【 「WW2 ドイツ イタリア戦線の第1降下猟兵師団 将校 (熱帯軍装)」のワンポイント 】
●キットは、ミリタリーフィギュア造形の世界のトップメーカーとして名高い「アルパインミニチュア」のものであり、プロポーション、服の皺と質感表現、そして兵士の顔の造形と表情など高い品質を持ったフィギュアとなっています
●レジンという素材の特性と、型への制約の少なさを利用してフィギュアを作製、原型の良さが極力活かされています
●レジン成型の特徴により、パーツ数を極力抑えながらも細部再現に拘った内容となっており、その組み立てはインジェクションキットよりも容易、その分塗装に凝ることもできます
●フィギュア単品としてビネットとして飾るのもヨシ、AFVモデルの脇に配置して車両とフィギュアとが織り成す世界観を楽しむのもヨシと、フィギュアとしての様々な演出を楽しむことができます
●また、良質なフィギュアは車両をより良く見せる効果を持っており、車両の演出にも大きく役立つことでしょう
●ドイツ軍の降下猟兵のフィギュアは、インジェクションキットをはじめ、数多く発売されています
●ただ、このキットのようにまっすぐに立っている汎用性の高いポージングの降下猟兵のフィギュアは意外と少ないものです
●この「WW2ドイツ イタリア戦線の第1降下猟兵師団 将校 (熱帯軍装)」はご覧になっても分かるように、将校のフィギュアとして極めてオーソドックスなポーズを再現しています
●車両などと組み合わせやすいポージングであるとともに、造型の良さから本キットのみでも充分な存在感を持っています
●そして、降下猟兵のゆったりとしたデザインのズボンやシャツの末端部分の皺の表現、徽章類の造形など、ミリタリーフィギュアのトップメーカー「アルパインミニチュア」らしいフィギュアモデルの奥深さを感じることができるでしょう