さんふらわあ 8 ブルーハイウェイライン
「さんふらわあ 8 ブルーハイウェイライン (プラモデル) (マイクロエース 1/500 ビッグスケールモデルキット No.A673 )」です
●1970年代に就航した10,000tクラスの豪華カーフェリー「さんふらわあ 8」を1/500スケールで再現したプラスチックモデル組立キット
・ 船体後部デッキにプールとそれに伴うサンシェードを設けた「さんふらわあ 8」を再現しています
●それまでの日本の客船のイメージを大きく変えた豪華カーフェリー「さんふらわあ 8」を再現、両舷側部に自動車用のランプを設け、後部デッキにプールを設置した、独特の姿を再現した内容となっています
●1990年11月以降、「ブルーハイウェイライン」社による運航時の姿を再現しています
【 「長距離カーフェリー さんふらわあ」について 】
●島国である日本では、古くから各地を結ぶ定期航路が張り巡らされ、海上輸送は鉄道に継ぐ日本の交通手段の一つでした
●高度成長期、世帯ごとに自動車を保有するようになってきましたが、まだ長距離移動には向かず、また、高速道路網がまだ整備されていなかったため、カーフェリーを利用した遠距離旅行が一つのブームとなりました
●この当時の「カーフェリー」の内部は、部屋を区切った1等客室と、雑魚寝状態となる2等客室、そして浴室やテレビを備えた娯楽室がある程度で、あくまでも移動のための乗り物という感じでした
●1970年代はじめ、「日本高速フェリー」社が建造を開始したのが豪華カーフェリー「さんふらわあ」で、従来のカーフェリーのイメージを払拭し、豪華な内装やレストランシアター、ラウンジ、そしてプールなどを備え、海外の豪華客船までには及ばないものの、快適な船旅ができるカーフェリーとして庶民の憧れとなります
●「さんふらわあ」の最初のタイプとして、「さんふらわあ」「さんふらわあ 2」「さんふらわあ 5」「さんふらわあ 8」の4隻を建造、その後若干大型化した「さんふらわあ 11」も建造されています
●しかし、オイルショックやだんだんと整備されていく高速道路網の発達の影響を受け、カーフェリー自体の需要が落ち込み、「日本高速フェリー」社の経営は傾き、「さんふらわあ」は別の海運会社に売却されることになりました
●もっとも、「さんふらわあ」という船名と、白色の船体に描かれた大きな太陽のマークは多くの人に強烈なインパクトを与え、現在「さんふらわあ」という船名は「商船三井フェリー」社の登録商標となり、登録商標に沿って多くのフェリーが「さんふらわあ」に準じた塗装へと変更して日本各地で運用されているのです
【 「さんふらわあ 8 ブルーハイウェイライン」のキット内容について 】
●この豪華カーフェリー「さんふらわあ 8」を再現したプラスチックモデル組立キットです
●実船の就航に伴って1970年代に製品化されたキットで、一体成型を多用したパーツ構成と、パーツ上に施されたモールドを主体とした細部再現で「さんふらわあ 8」のフォルムとディテールとを再現した内容となっています
●船体側面の大きな太陽のマークは、船体に凸状のモールドで再現、マークを再現したシールも付属しています
●タミヤ社製「水中モーター (単3形タイプ)」を船底部に取り付けることで、水上を走らせることができます
・ ただし、重量の関係から、喫水が浅すぎて安定感に乏しいですので、金属製のバラストなどで調整して船体を重くした方が良いでしょう
●喫水線以下の部分も再現したフルハルモデルです
●「さんふらわあ 8」の船体は、船底部とデッキの側面とを含めて一体成型となったパーツで再現
・ 船体には「ビルジキール」を一体成型化、「スタビライザー」(×2)、「推進軸」(×2)、「スクリュー」(×2)、「舵」(×2)を別パーツ化して再現しています
・ 舷側には、「乗降口」「錨」「船名表示」「客室の窓」などを凹凸を交えたモールドで再現、デッキ側面のフレーム部はヌケた状態で開口しています
・ 「さんふらわあ」の太陽のマーク、喫水線を凸状のモールドで再現
・ 舷側の「ランプ」は別パーツ化、展開した状態と収納した状態とを選択することができます
●上甲板は、各デッキごとに一体成型となったパーツで再現
・ 甲板上には、「ボラード」「ウインチ」「アンカーチェーン」「座席」などをモールドで再現しています
・ 甲板上の「デリック」「救命筏」「ボートダビット」「カッター」「サンシェード」などを別パーツ化して再現
●ブリッジ
・ ブリッジは、前後及び天板などに分割した5パーツで構成
・ ブリッジの「窓枠」は「窓ガラス」の部分を一段凹んだ状態で再現し立体感を演出しています
●マスト
・ マストは一体成型のパーツで再現、フラットや上部のヤード、「レーダー」(×2)を別パーツ化しています
●煙突
・ 煙突は左右に分割したパーツで再現、天板やウイングなどは別パーツ化しています
●アクセサリパーツ
・ アクセサリパーツとして、「バス」(×1)、「トレーラートラック」(×1)が付属しています
●その他の艤装類として
・ 船首、船尾旗竿
などをセットしています
●展示用のディスプレイスタンドが付属
●舷側の「太陽のマーク」を再現したシールが付属しています
【 「さんふらわあ 8 ブルーハイウェイライン」のパッケージ内容 】
・ さんふらわあ 8 (ブルーハイウェイライン) ×1
・ ディスプレイスタンド ×1
・ シールシート ×1
・ 組立て説明書 ×1
●2016年 再生産