F4U-4 コルセア
「F4U-4 コルセア (プラモデル) (童友社 1/72 彩シリーズ No.003 )」です
●「F4U-4 コルセア」を1/72スケールで再現したプラスチックモデル組立キット。
●第2次大戦中のアメリカ海軍、アメリカ海兵隊にて運用された「F4U コルセア」、第2次大戦時の最終生産型となる「F4U-4 コルセア」を再現した内容となっています。
【 F4U-4 コルセア (童友社 1/72 彩シリーズ No.3) について 】
●機体、付属の兵装類などパーツ類を全て塗装済みのパーツで構成、国籍マークや機体番号などのマーキング類もパーツ上にプリントしていますので、組み立てるだけで塗装した状態の「F4U-4 コルセア」を完成させることができます。
●機体胴体や主翼などの主なパーツはカット済みですが、脚、水平尾翼、増槽、兵装類はランナーから「ニッパー」で切り出す必要があります。
・ ランナーからパーツを切り出す際、当然ですが塗装が剥離した状態となってしまいますが、小さなパーツがほとんどですので気になさらなくても良いでしょう。
・ どうしても気になる場合には、水性ホビーカラー(GSIクレオス)などの水性アクリル塗料、エナメル塗料などでリタッチ(塗り重ね)をして目立たなくする方法があります。
●パーツを組み合わせる際、ガイドとなるダボ穴は設けてありますが、このままでは固定することができませんので、プラモデル用の接着剤をご利用下さい。
・ 接着剤は「タミヤセメント」などの溶剤系の接着剤を利用するのが一般的ですが、パーツは塗装されていますので接着の際に塗料も溶かしてしまう恐れがあります。
・ 塗料の剥離が恐いと思われる方は、瞬間接着剤や「ハイグレード模型用」などをご利用下さい。
【 F4U-4 コルセア (童友社 1/72 彩シリーズ No.3) プラモデルの内容 】
●「F4U-4 コルセア」を再現した組み立てキット。
●「F4U-4 コルセア」の機体は
・ 機体胴体 (垂直尾翼を含む)
・ 主翼
・ 水平尾翼
・ 機首エンジンカウル
・ プロペラ
・ 脚 (主脚・尾輪)
・ キャノピー (クリアパーツ)
・ 機外兵装 (増槽・ロケット弾)
で、分割したパーツ構成となっています。
機体胴体部
●胴体部分は左右分割のパーツを既に張り合わせた状態
・ 胴体表面にはパネルラインやリベット跡を凹モールドで再現しています。
・ コクピット内には、シンプルな形状ですが、シート、操縦桿を再現しています。
・ 尾輪の格納庫内側も塗装済み。
・ 国籍マークや機体番号などをプリント済み。
主翼
●主翼部分は上下に分割したパーツを既に張り合わせた状態
・ 主翼表面にはパネルラインや補助翼などを凹凸をつけたモールドで再現しています。
・ ラジエターの開口部や機銃口も再現。
・ 主脚格納庫内側も塗装済み。
・ 国籍マークなどをプリント済み。
●水平尾翼は一体成形のパーツで再現、機体胴体尾部に差し込むようにして取り付けます。
エンジンカウル
●エンジンカウルは一体成形のパーツ、カウルフラップを開いた状態を再現しています。
・ シンプルな造型ですが、カウル内側にはエンジンの一部を再現しています。
・ カウルの基本塗装や前縁の塗り分けは塗装済み、ノーズアートも描かれています。
プロペラ
●プロペラはブレードにピッチが入った状態で一体成形のパーツで再現。
・ スピナーやブレードの先端も塗り分けされており、コーション類をプリントしています。
脚 (主脚・尾輪)
●主翼下の主脚はタイヤと脚柱に分割したパーツ構成
・ 主脚格納庫扉は左右それぞれ別パーツ化して再現、脚を展開した状態を再現しています。
●尾輪は着艦フックを含めた一体成型のパーツで再現しています。
キャノピー
●キャノピーは一体成形のクリアパーツで再現。
・ キャノピー枠の部分を丁寧に塗り分けしています。
機外兵装
●「F4U-4 コルセア」の機外兵装として
・ ロケット弾 ×8
・ 増槽 ×2
が付属しています。
【 F4U-4 コルセア (童友社 1/72 彩シリーズ No.3) 機体塗装・マーキング 】
●「F4U-4 コルセア」の「アメリカ海兵隊 VMF-323 所属機」を再現、機体全体をネイビーブルー1色で塗装しています。
【 F4U-4 コルセア (童友社 1/72 彩シリーズ No.3) パッケージ内容 】
・ F4U-4 コルセア ×1
・ 組立説明書 ×1
【 F4U-4 コルセア について 】
●第2次大戦半ばの1942年から運用を開始したアメリカ海軍及び海兵隊の(艦上)単座戦闘機が「F4U コルセア」です。
●アメリカの航空機メーカー「チャンス・ボート」社が1938年2月から開発を進め、初飛行は1940年5月でした。
●4.06mという、当時最大の大直径プロペラを装備し、当時最強の「プラット&ホイットニー R-2800 ダブルワスプエンジン」を搭載、主脚を短くするために逆ガル翼を採用した革新的な機体だったのです。
●誕生当初は、大きな期待をかけられた「F4U」でしたが、失速挙動が危険であり、前方視界が不十分だったことなど、艦上機としての運用に不安があったため、「F4F ワイルドキャット」の後継機としての次期艦上戦闘機の座は一時「F6F ヘルキャット」に譲ることになり、初期生産機は全て海兵隊に引き渡され、太平洋上の島々の基地で陸上機として運用されていました。
●「F4U-1」後期型になると着艦も改良され、1943年11月以降、空母「エセックス」と「バンカー・ヒル」での運用が始まり、1944年以降は他の空母においても本格的な運用が行われるようになります。
●大型で堅牢な機体は改良や追加の装備にも応え、アメリカ海軍に引き渡された艦上戦闘機「F4U-4」は第2次大戦中の最後の生産型となり、戦後1947年まで生産が続けられ、最終的に12,571機も生産されています。
●戦後も、「朝鮮戦争」において対地支援に大活躍し、イギリス海軍やフランス海軍にも供与され、長く運用が続きました。