ちび丸艦隊 翔鶴
「ちび丸艦隊 翔鶴 (プラモデル) (フジミ ちび丸艦隊 シリーズ No.ちび丸-012 )」です
●太平洋戦争時における帝国海軍の「航空母艦 翔鶴」をノンスケールで再現したプラスチックモデル組立てキット。
●「航空母艦 赤城」などの運用実績を踏まえ、帝国海軍の持つ技術を結集し正規空母として建造された「航空母艦 翔鶴」を全長11cmのサイズにギュっと凝縮、曲線ラインでかたどったかわいらしいデフォルメスタイルで再現。
●デフォルメしながらも、所々に凹凸をつけたモールドで「航空母艦 翔鶴」の特徴たるディテールを再現、接着剤を使わずにパチパチと組み立て、組み立て後は付属のシールを使い、軍艦の特徴たる部分を充分に再現しながらも、考証にとらわれずに「翔鶴j」の雰囲気を気楽に楽しむことができる内容となっています。
●フジミ社製「ちび丸艦隊 翔鶴」のキットをベースに、新規に製作したリアル甲板シールをセットしたリニューアル版となります。
・ パッケージ及び品番は「ちび丸艦隊 翔鶴」を引き継いでいますので、変更していません。
【 ちび丸艦隊 翔鶴 (フジミ ちび丸艦隊シリーズ ちび丸-012) プラモデルの内容について 】
ちび丸艦隊 翔鶴 プラモデル概要
●帝国海軍の「航空母艦 翔鶴」をデフォルメして再現したプラスチックモデル組立てキットです。
●接着剤不要のスナップキット、ランナーからパーツを切り出して、パチパチとパーツをはめ込んで組立てることができます。
・ 完成後のパーツの脱落を防ぎ、より確実に組み立てる際には、プラスチックモデル用の接着材の使用をおすすめします。
●「ちび丸艦隊 翔鶴」の船体のデザインは、かわいらしく曲線ラインでかたどったシルエットでデフォルメ、「赤城」「加賀」などと比べ本格的な航空母艦としてブラッシュアップされた船体のイメージを強調し、船体側面に対空兵装を配置した姿を再現しています。
●デフォルメしながらも、フジミ社製「特シリーズ」で培ったディテール再現をフィードバック、遮風柵などの飛行甲板の細部、鉄甲板とエレベーターの表面パターン、船体の舷窓や各種スポンソンの支柱などのディテールを細やかに再現しており、日本航空母艦独特の船体構造の特徴も再現しています。
●船体は軍艦色、艦底部分は艦底色の成型色パーツ、飛行甲板用のリアルシールも付属しており、塗装を行わなくても雰囲気ある仕上がりを楽しむことができます。
●飛行甲板パーツ上にはスケールモデルのような木甲板表現をモールドで再現、飛行甲板上の表示線を再現したデカールも付属していますので、本格的に塗装して楽しむことも可能です。
●艦底部分は着脱させることが可能、「フルハルモデル」「ウォーターラインモデル」を選択して組み立てる事ができます。
・ お風呂の中など、水に浮かべる仕様にはなっていません。
ちび丸艦隊 翔鶴の各部内容
●「航空母艦 加賀」の船体は「艦底部」「船体部」「飛行甲板部」の3ブロック化した構成、これに上部構造物を取り付けます。
●船体は、格納庫の側面パネルも含め一体成型化して再現、格納庫の前後部分、前後の上甲板は別パーツ化しています。
・ 船体には、舷窓、塵捨て管、舷外電路などのディテールを繊細なモールドで再現しています。
・ 上甲板には、滑り止めパターン、アンカーチェーン、ボラードなどの細部をモールド化して再現。
・ 上甲板の機銃座は別パーツ化して再現しています。
・ 上甲板後部に装備する「内火艇」(×1)、「内火ランチ」(×1)が付属。
●艦底部は、ビルジキールを含め一体成型化したパーツとなっています。
・ 船底部のスクリュー4基を再現しています。
・ スクリュー部は「舵」「推進軸]「スクリュー」の3パーツに分割して再現しています。
●飛行甲板は、エレベーターを含め一体成型化したパーツで再現。
・ 機銃用及び測距儀用の各スポンソンはブロックごとに別パーツ化して再現しています。
・ 飛行甲板の表面には、鉄甲板の表面パターン、木甲板表現、木甲板継ぎ手、遮風柵、着艦制動装置及び滑走制止装置の基部などを繊細なモールドで再現しています。
・ 飛行甲板裏側のトラス状になった支柱をモールド化して再現しています。
・ 飛行甲板を支える支柱は個別にパーツ化して再現しています。
●船体上の各構造物は、「艦橋」「煙突」「主砲」「高角砲」「スポンソン」ごとにブロック化して構成、各ブロックを組立後、「加賀」の船体上にはめ込む形で取り付けます。
●「艦橋」は3層のパーツで構成。
・ 艦橋部分は一段凹んでおり立体感を演出、艦橋窓枠は付属のシールで再現しています。
・ 艦橋下部の窓、扉などをモールドをモールド化して再現しています。
・ 艦橋に装備する「21号電探」(×1)は別パーツ化して再現しています。
●「煙突」は一体成型のパーツで再現。
・ トップ部分は開口しており、内側の整風板も再現しています。
・ 煙突表面部には、手摺り兼足掛けなどのディテールを繊細なモールドで再現。
・ 塗装なしで仕上げるための、煙突先端部分に貼る黒色のシールが付属。
●「高角砲」は、連装状に一体成型した砲身部とスポンソン部分を一体成型化した砲架部(シールド)の2パーツに分割して再現。
・ 高角砲の砲口は開口した状態になっています。
●「メインマスト」は一体成型のパーツで再現。
●通信マストを個別にパーツ化して再現しています。
・ 通信マストは、航行時における立てた状態と、発着艦時における倒した状態とを選択して作製することができます。
●甲板脇の各スポンソンはブロックごとにパーツ化しています。
・ 各スポンソンに装備する3連装機銃は1基ごと個別に別パーツ化して再現。
・ スポンソンを支える支柱の一部は1本ずつ個別にパーツ化しています。
●「ちび丸 翔鶴」の甲板上に配置できる艦載機が付属、艦載機の内容は下記のとおりとなっています。
・ 零式艦上戦闘機 21型 ×3
・ 99式艦上爆撃機 ×3
・ 97式艦上攻撃機 ×3
・ 艦載機の機体は一体成型化したパーツで再現、プロペラは別パーツ化しています。
●その他の艤装類として
・ 錨
・ 艦首、艦尾の旗竿
などを別パーツ化して再現しています。
●飛行甲板、マストに掲げる軍艦旗、煙突先端の黒色部、艦橋窓、艦載機の日の丸マークをなどを再現したホイルシールが付属しています。
・ 木甲板部は不規則な木目調のアクセントをつけた色調でプリントしています。
・ 「ちび丸艦隊 台座」に対応した「ちび丸艦隊 加賀」のネームシールも付属しています。
●飛行甲板に描かれた表示線及び艦名表示「シ」、着艦標識、艦載機の日の丸マークなどを再現した水転写式のデカールも付属しています。
●「ちび丸艦隊 翔鶴」の完成時のサイズ
・ 全長 : 約11cm
●2017年 リニューアル (シール変更)
・ 2015年 完全新金型
【 ちび丸艦隊 翔鶴 (フジミ ちび丸艦隊シリーズ ちび丸-012) のパッケージ内容 】
・ 航空母艦 翔鶴 ×1
・ 零式艦上戦闘機 21型 ×3
・ 99式艦上爆撃機 ×3
・ 97式艦上攻撃機 ×3
・ ホイルシール ×2 (ネームシール含む)
・ デカール ×1 (水転写)
・ 組立説明書 ×1
【 「航空母艦 翔鶴」について 】
●日本海軍は、1922年に航空母艦「鳳翔」を建造、続いて戦艦から改造する形で航空母艦「赤城」「加賀」を建造します。
●この航空母艦の建造と運用の実績の積み重ねにより新たに建造されたのが航空母艦「蒼龍」「飛龍」ですが、両空母は軍縮条約下で建造されたことから空母としてはコンパクトで、搭載機数や防御面など日本海軍が理想とした空母の性能には及びぬものとなってしまいました。
●軍縮条約からの脱退で排水枠制限を超えた建艦の自由を得た日本海軍は、それまでの建造技術の粋を結集して大型の航空母艦「翔鶴」「瑞鶴」の建造を開始、排水量30,000tにもなる両空母は大型ながらも最高速度34ノットを発揮する性能を持ち、搭載機数、防御力共に優れ、日本海軍が求めていた正規空母として誕生します。
●「翔鶴」は1941年8月に竣工、「翔鶴」と「瑞鶴」は新編成の「第5航空戦隊」を形成し、空母6隻を基幹とする「第1航空艦隊」に編入されています。
●この「第1航空艦隊」は、真珠湾攻撃をはじめとする太平洋戦争の緒戦で活躍、1942年5月に「第5航空戦隊」はこの「第1航空艦隊」から分離して「珊瑚海海戦」に参加します。
●このため、「翔鶴」「瑞鶴」は続く「ミッドウェー海戦」には参加せず、同海戦で空母4隻を失った日本海軍は、以後「翔鶴」「瑞鶴」を空母戦力の主力としてアメリカ軍との死闘を繰り広げました。
●1944年6月、「翔鶴」は日本海軍が残存する空母戦力の全てを投入した「マリアナ沖海戦」に参加、攻撃隊の発艦時にアメリカ潜水艦の攻撃を受けて4本の魚雷を被雷、その栄光の生涯を閉じたのでした。