コクピット色 (川西系) (半光沢)
「コクピット色 (川西系) (半光沢) (塗料) (GSIクレオス Mr.カラー No.C384 )」です
●太平洋戦争時の日本海軍機内色、川西航空機で使用されていたと言われる機体内部色を再現したのが「コクピット色 (川西系)」です。
●川西系航空機の機体塗装色として「暗緑色 (川西系)」と合わせてご利用下さい。
■ 暗緑色 (川西系) の概要
・ 色名 : コクピット色 (川西系航空機) (日本海軍機 機体内部色)
・ ツヤ加減 : 半光沢
・ 品番 : C384
・ 内容量 : 10ml
・ 種類 : ラッカー塗料
●GSIクレオス製「川西 N1K2-J 局地戦闘機 紫電改用 カラーセット」にセットしていた「C-383 暗緑色」を単品化し、Mr.カラーへと編入した塗料です。
【 コクピット色 (川西系) (半光沢) (GSIクレオス Mr.カラー C384) について 】
●「コクピット色 (川西系)」は日本海軍の水上機・飛行艇を中心に航空機の製造を担っていた「川西航空機」において使用されていたであろう、海軍機用の塗装色「コクピット色(川西系)」を再現したカラー。
●「コクピット色 (川西系)」は、川西製作所で使用されていた「暗緑色」は「青みが強かった」と言われる説に従った「暗緑色 (川西系)」とバランスが取れるように調色した「川西系のコクピット色」を再現、プラモデル塗装を前提にした明度で調色した塗料になっています。
●日本海軍が保有した各種航空機の外面塗粧の色彩については「海軍航空機用塗料色別標準」により規格化されていました。
●この色見本帳にはアルファベットのAからQまでの17種54色の色見本が綴られており、太平洋戦争後期における日本海軍機の下面色は「灰色/J3」、上側面色は「緑色/D1」であったと言われています。
●終戦当時に撮影された零戦のカラー映像等を見る限りではこの「緑色/D1」と思われる色は青味が強く、かつ明度が低い印象ですが、規格が統一されていたとしても、それはあくまで色見本での話であり、実際の塗装には製造会社ごとの個性があった可能性も考えられ、川西の暗緑色は「青味が強かった」と言われています。
●他の色調とバランスをとるためにマットでリアルなツヤ消しで仕上げたい場合には、デカール貼付後に「Mr.プレミアムトップコート つや消し」などを吹きつけて、車体全体のツヤを整えて下さい。
【 コクピット色 (川西系) (半光沢) (GSIクレオス Mr.カラー C384) 使用方法 】
●「コクピット色 (川西系)」はMr.カラーシリーズに属するバリエーション塗料、色の・ツヤのバランスを両立してプラモデルにリアルな質感を与える事ができる塗料です。
●いわゆる「ラッカー系塗料」ですから、溶剤(うすめ液)に「Mr.カラー うすめ液」などのラッカーシンナーを使用する塗料と互換性があり、混色したり、足りない色調を補完することができます。
(水性ホビーカラーとは混ぜ合わせて調色を行うことができません)
■ コクピット色 (川西系) と互換性のある塗料の例
・ Mr.カラー
・ Mr.カラー GX
・ Mr.カラー 色の素
・ Mr.クリアカラー GX
・ Mr.カラー 40th Anniversary
・ Mr.カラー ラスキウス
・ ガンダムカラー (単色)
・ ガイアカラー
・ ガイアカラー Ex
・ ガイアカラー ミリタリー
・ ガイアカラー 鉄道模型用カラー
・ ボトムズカラー
・ ダグラムカラー
・ エヴァンゲリオンカラー
・ サイバーフォーミュラーカラー
・ 電脳戦機バーチャロンカラー
・ メカトロウィーゴカラー
・ フレームアームズガールカラー (一部)
・ フレームミュージックガールカラー
・ N.A.Z.C.A (ナスカ) シリーズ (一部)
など。
●筆塗りはもちろん、エアブラシにも使用する事ができます。
●エアブラシによる吹き付け塗装の際には、溶剤が空気中で蒸発してくれるため、塗料粒子のみが対象にのり、調合されたカラーどおりの鮮やかな発色をさせることが可能です。
●塗料の希釈(薄め)・洗浄には、溶剤として「Mr.カラー うすめ液」などの「ラッカーシンナー」を使用しますので、「水性アクリル塗料」や「エナメル塗料」よりも乾燥時間が早いのが特徴です。
●塗料の希釈(薄め)の目安
・ エアブラシによる吹き付け塗装の際は、塗料「1」に対して「Mr.カラーうすめ液」などの溶剤を「2~3」の割合で希釈するのが目安になります。
・ 筆塗り塗装の際には塗料「1」に対して「Mr.カラーうすめ液」などの溶剤を「1」の割合で希釈するのが目安になります。
・ 乾燥スピードが早いので、筆塗りの際には「Mr.リターダーマイルド」をご利用されることをおすすめします。
・ 希釈濃度はひとつの目安です、いずれの場合も、気温、湿度、ビンに残った残量、各人の好みなどに応じて変化しますので、上記をスタートにして各自で調整し、お好みの希釈濃度でご利用下さい。
■ ツヤ目の調整 - 光沢・半光沢・ツヤ消し・オーバーコート
●「光沢色」を「つや消し」にしたい場合には、「つや消し剤 (フラットベース) (C-30)」「フラットベース あらめ・ラフ (C-188)」「フラットベース なめらか・スムース (C-189)」を「10~20パーセント」を目安に、「半光沢」を「つや消し」にしたい場合には「つや消し剤 (フラットベース) (C-30)」「つや消し剤 (フラットベース) (C-30)」「フラットベース あらめ・ラフ (C-188)」「フラットベース なめらか・スムース (C-189)」を「5~10パーセント」を目安にして混ぜて下さい。
●クリアー、フラットクリアーなどでオーバーコートも可能です。
・ 塗装を行い乾燥した後、ラッカー系の「スーパークリアー 3 光沢 (GX-100)」「スーパークリアー 3 UVカット 光沢 (GX-112)」「スーパークリアー 3 UVカット つや消し (GX-113)」、水性系の「プレミアムクリアー 光沢」「プレミアムクリアー つや消し」などのクリアー系塗料を塗り重ねてでツヤ加減を調整することができます。
・ ラッカー系塗料ならではの強い塗膜で研ぎ出しも可能、クリアー加工の前後で研ぎ出し作業を行うことが可能です。
■ 塗料の希釈・使用後の洗浄
●溶剤・洗浄には必ず模型用に調整された専用の「薄め液 (溶剤)」をご利用下さい。
●塗料を希釈する(薄める)際には
・ Mr.カラー うすめ液 ・ Mr.レベリング うすめ液
・ G-color 溶剤シリーズ (T-01 ラッカー系溶剤)
・ G-color 溶剤シリーズ (T-06 ブラシマスター)
・ G-color 溶剤シリーズ (T-07 モデレイト溶剤)
・ G-color 溶剤シリーズ (T-09 メタリックマスター)
・ N.A.Z.C.A (ナスカ) シリーズ (一部)
・ タミヤ ラッカー溶剤
・ 「ピュアシンナー(110cc)」「ピュアシンナー (250cc)」などのフィニッシャーズ系溶剤
など、溶剤はGSIクレオスを始め各社のものを使用することが可能です。
●塗装後に筆やエアブラシなどを洗浄する専用の溶剤として
・ 「Mr.ツールクリーナー 改 (T-116)」「Mr.ツールクリーナー 改 (T-113)」
・ 「ツールウオッシュ(特大) (T-04h)」「ツールウオッシュ(大) (T-04m)」「ツールウオッシュ(中) (T-04s)」「マイルドツールウオッシュ(大) (T-13m)」
・ 「エアーブラシクリーナー (87089)」
などを使用することが可能です。
●ただし、GSIクレオス製以外の溶剤を使用するのはメーカーさん非推奨です、使用する場合には必ず事前にテストをして頂き、自己責任の上でご利用下さい。
【 コクピット色 (川西系) (半光沢) (GSIクレオス Mr.カラー C384) の製品仕様 】
●商品名 : コクピット色 (川西系)
●内容量 : 10ml
●塗り面積の目安 : 0.11平方メートル (3回塗り)
●品名 : 合成樹脂塗料(いわゆる「ラッカー系塗料」に分類されます)
●成分 : 合成樹脂(アクリル)、顔料、有機溶剤
●第4類第1石油類 (火気厳禁)
●用途
・ プラスチックモデルなどの各種模型工作
・ アート・工作
など
●適応素材
・ スチロール
・ アクリル
・ 塩化ビニール樹脂
・ 木
・ 石膏
など
●日本製
●ABS製パーツに使用すると、塗料の浸透によりパーツが割れる事がございます、ご注意下さい。
●ご利用の前には容器に記載されている取り扱い説明をよくお読み頂いた上、ご使用になって下さい。