ドイツ軍 スタッフカー タイプ82E
「ドイツ軍 スタッフカー タイプ82E (プラモデル) (ライ フィールド モデル 1/35 Military Miniature Series No.5023 )」です
●第2次世界大戦時においてドイツ軍のスタッフカーとして使用された「フォルクスワーゲン TYPE 82E」を1/35スケールで再現したプラスチックモデル組立キット。
●「キューベルワーゲン」のシャーシをベースに「国民車(Volkswagen)」の名のもと国策に基づき誕生、民生車仕様を軍用向けに運用した車体を再現した内容となっています。
●1/35スケールモデルでは、おそらくはじめて本格的に「タイプ82」と向き合い立体化したたキット、ボディ形状はもとより、パーツひとつひとつに実車を反映して非常に丁寧なモールドを施し、民生車を軍用に転用した「フォルクスワーゲン」の雰囲気を再現可能な内容となっています。
【 ドイツ軍 スタッフカー タイプ82E (ライフィールドモデル 1/35 AFV No.5023) 概要 】
●リアガラスはスプリットウインドのタイプ1 ボディ。
●室内はフロント2、後部1の3座式。
●エンジン部一部再現。
●前後のフード及び左右ドアの開閉状態を選択可能。
●ヘッドライト2種、ノテックライトも付属。
●タイヤ2種(ノーマル・バルーン)。
●ナンバープレート、エンブレム用のエッチング付属。
●スペアタイヤ、ジェリカンのオプションパーツが付属。
【 ドイツ軍 スタッフカー タイプ82E (ライフィールドモデル 1/35 AFV No.5023) プラモデルの内容 】
●ドイツ軍のスタッフカーとして運用された「フォルクスワーゲン タイプ 82E」を再現したプラスチックモデル組立キット。
●「フォルクスワーゲン 82E」は「ボディ」「フロア(シャシー)」の2ブロックに分割したパーツ構成。
■ ボディ
●「ボディ」は一体成型のパーツで再現、フロントのトランクフード、リアエンジンフード、左右のドア、バンパーなどは別パーツ化しています。
・ 左右のドアとドアノブは別パーツ化して再現、ヒンジ部分は再現していませんが、組み立て方によってドアの開閉状態を再現することが可能です。
・ ドア室内側はフレームとプレスした鉄板を張った構造をモールド化して再現しています。
・ リアウインドは2つに分割したスプリットウインドの形状を再現。
・ 各「ウィンド」はクリアパーツで再現、「ワイパー」は別パーツ化しています。
●フロント・リアのフードは別パーツ化、ヒンジ用のパーツもセットしていますので、組み立て方によってフードの開閉状態を再現することが可能です。
・ トランクフードの開閉ハンドルなどを別パーツ化して再現しています。
●トランク内は別ブロック化したパーツ、トランク前方に設置するジェリカンやスペアタイヤ(ノーマルタイヤのみ)も付属しています。
●リアに設置した「OHVエンジン」はフードを開けた状態で見える範囲を再現、排気管やファンベルト部分などを別パーツ化して再現しています。
●前後のバンパーも一体成型化した別パーツで再現しています。
●「前照灯」はライト基部とライトガラスの2パーツに分割したパーツ構成。
・ ライトガラスは、ノーマル、管制スリット付きの2種をセット、選択して使用することができます
・ 管制スリットの形状はクリアパーツ上にモールド化して再現、塗装でカバーを再現します。
●「尾灯」はライト部分と円錐状にふくらんだ部分の2分割したパーツ構成、ライトはクリアパーツです。
●「ノテックライト」はカバー、支柱の2分割したパーツで再現しています。
●リアフード上のエンブレムや前後のナンバープレートはエッチングパーツで再現しています。
・ エンブレム用のエッチングにはVWのロゴをモールド化して再現しています。
■ 室内
●3座式の室内を再現、フロアパーツなどに取り付けて組み立てます。
・ ダッシュボード
・ メーター面はデカールで再現
・ シート
・ シート架
・ ハンドル
・ 変速レバー、サイドブレーキ
・ フットペダル
・ バックミラー
など
■ フロア・タイヤ
●車体下面にあたるフロア部分は一体成型化したパーツ、パーツの表裏には実車を反映したディテールをモールド化して再現しています。
●前輪のステアリングゲージ、サスペンション部、後輪のトランスアスクル構造などを実車構造を反映して再現しています。
●タイヤは路面装甲用のノーマルタイヤとアフリカ戦線などの砂漠地帯で見られたバルーンタイヤの2種をセット、選択して使用することができます。
・ ノーマルタイヤはタイヤとホイールに分割したパーツ構成、ラバー製のタイヤ表面には非常に丁寧なモールドでトレッドパターンを再現しています。
・ バルーンタイヤはホイールを含め前後に2分割したプラスチックパーツ、シンプルなトレッドパターンをモールド化して再現しています。
【 ドイツ軍 スタッフカー タイプ82E (ライフィールドモデル 1/35 AFV No.5023) 塗装とマーキング 】
●「フォルクスワーゲン タイプ82E」の塗装例3種をパッケージ裏面にカラーでプリントしています。
・ 塗装の際に使用する塗料の種類も記載しています (ミグカラー)。
●塗装例は
・ ダークイエロー 単色
・ ダークイエロー・ダークグリーン 2色迷彩
・ ジャーマングレー 単色
●ナンバープレート台部分、ナンバープレート用のバラ数字、車体標識などを再現したデカールが付属しています。
【 ドイツ軍 スタッフカー タイプ82E (ライフィールドモデル 1/35 AFV No.5023) パッケージ内容 】
・ フォルクスワーゲン タイプ82E ×1
・ エッチングシート ×1
・ デカールシート ×1
・ 組立説明書 ×1
●2019年 完全新金型
【 ドイツ軍 スタッフカー フォルクスワーゲン タイプ82E について 】
●「ヒトラー」は独裁者としてドイツを強力な軍事国家へと導きましたが、同時に国民の生活向上も図っており、失業者対策のための高速道路「アウトバーン」の建設などの公共事業を積極的に行いました。
●さらに、当時の庶民ではかなりの贅沢品であった自動車を各家庭へと普及させるために「国民車」の開発も指示、専用のメーカー「フォルクスワーゲン」社を設立し、技術者「フェルディナント・ポルシェ」の設計により安価で生産性に優れた「国民車(フォルクスワーゲン)」の開発が始まります。
●この「国民車(フォルクスワーゲン)」は1938年に試作車「kdf ワーゲン」が完成、同時に大規模な量産体制を持つ工場施設が作られましたが、量産を開始する前に第2次世界大戦が開戦します。
・ この「KdF ワーゲン」は、頑丈な鋼板フレームの前後に横置きのトーションバー式サスペンションを備え、タフさと良好な整備性を兼ね備えた空冷水平対向4気筒エンジンを搭載していました。
●「フォルクスワーゲン」社は、戦時体制へと移行し、「国民車(フォルクスワーゲン)」をベースに野戦小型乗用車「キューベルワーゲン 82E」を開発、この「キューベルワーゲン 82E」は生産性の高さと軽便な作り、そして使い勝手の良さから高い評価を獲得し、ドイツ軍を象徴するような車両となりました。
●同時に、民間用として開発された「KdFワーゲン」のボディをそのまま軍用のスタッフカーとして流用することも行われオリジナルの「タイプ60」、さらに「キューベルワーゲン 82E」のシャーシに、「国民車(フォルクスワーゲン)」用として開発されたボディを載せた「タイプ82E」、4輪駆動型の「タイプ87」なども生産されました。
・ 「タイプ82E」は、密閉型のキャビンを備えた快適な空間を確保、「タイプ60」よりも最低地上高が75mm上げられ、駆動輪であるリアにデフギアを装備してオフロードタイヤも装着、軽量な車体と相まって優れた路外走破性を発揮し、戦線後方の部隊や、将校のスタッフカーなどで運用されています。
●約500台が生産された「フォルクスワーゲン タイプ82E」は、クローズトボディによる快適性が評価されてドイツ軍や政府関係基幹で使用、戦後も連合軍の管理下で生産が行われ、1946年10月まで生産が続けられていました。