川崎 キ45改 二式複座戦闘機 屠龍 丁型 飛行第53戦隊
「川崎 キ45改 二式複座戦闘機 屠龍 丁型 飛行第53戦隊 (プラモデル) (ハセガワ 1/72 飛行機 限定生産 No.02310 )」です
●帝国陸軍の双発戦闘機「2式複座戦闘機 屠龍 丙型」のうち、推力式単排気管を装備した「後期型」を再現したプラスチックモデル組立キット。
●太平照戦争末期、「B-29」の迎撃に多大な成果を挙げた「飛行第53戦隊」所属の「屠龍 丁型」を再現した内容となっています。
●ハセガワ社製「二式複座戦闘機 屠龍 丙型」のキットをベースに、機首及びエンジンカウルのパーツを変更して「丁型(前後期)」を再現した、デカール替えバリエーションキットとなります。
【 川崎 キ45改 二式複座戦闘機 屠龍 丁型 飛行第53戦隊 (ハセガワ 1/72 飛行機 限定生産 No.02310) プラモデル概要 】
●プラスチックパーツ : ハセガワ
●塗装パターン : 2種
●デカール : ハセガワ (SLK)
●パイロットフィギュア : 無
●スポット生産品 (限定品)
【 川崎 キ45改 二式複座戦闘機 屠龍 丁型 飛行第53戦隊 (ハセガワ 1/72 飛行機 限定生産 No.02310) プラモデルの内容 】
●「2式複座戦闘機 屠龍 丁型」を再現したプラスチックモデル組立キット。
●1/72スケールに沿ったシンプルなパーツ構成で「二式複座戦闘機 屠龍 丁型」の機体を再現、機体パーツ全体にはスケール感を損なわぬ程度のパネルラインなどを凹モールド化して再現、動翼のラインは可動部に見えるよう強めのモールドなど、見栄えの良くなるようなアクセントをつけて再現した内容となっています。
■ 二式複座戦闘機 屠龍 丁型 のパーツ構成
■ 機体胴体
●「屠龍 丁型」機体胴体部は左右分割のパーツで構成、機首部、主翼部、水平尾翼部は別ブロック化したパーツ構成になっています。
・ 垂直尾翼は機体胴体パーツと一体成型化、主翼と機体胴体の接続は接着剤塗布面を設けて対応しています。
■ 機首
●「37mm機関砲」を撤去してスリムになった機首部形状を再現、機首部は左右分割のパーツで再現しています。
■ エンジン・カウリング・プロペラ
●カウルフラップを含めたカウリングパーツを2種セット、「集合排気管」を装備した「丁型前期」と「推進式単排気管」を装備した「丁型後期」を選択して製作することができます。
●カウリング部は左右分割のパーツ、正面のカウルリング、下部の吸気口で分割したパーツ構成。
・ カウリングフラップは閉じた状態を再現しています。
・ 吸気口は前後に分割したパーツ、吸気口の入り口が開口した状態を演出することが可能です。
●4翅のプロペラはワンピースのパーツで再現、プロペラブレードを基部とスピナーで挟み込むパーツ構成となっています。
・ プロペラはエンジン内部のポリキャップに差し込む形となっており、完成後も回転させる事が可能です。
■ 主翼・尾翼
●主翼は上下分割のパーツで構成。
・ ピトー管、主翼下部の燃料冷却器を別パーツ化、クリア成型の着陸灯カバーも付属しています。
・ 着陸灯カバーをクリアパーツ化したい時には主翼パーツを加工する必要があります。
●水平尾翼は一体成型のパーツで再現しています。
●垂直尾翼側面に設置した「マスバランス」は別パーツ化して再現しています。
■ 降着装置
●主脚部は脚柱、タイヤ、トルクアーム、サポート、脚カバーをそれぞれ独立したパーツで再現、「駐機状態」を再現しています
・ タイヤは一体成型のパーツ、内側にポリキャップを仕込み脚柱と接続します。
・ 尾輪部は脚柱・タイヤを含めた一体成型のパーツで再現しています。
●主脚格納庫は、主翼パーツと一体成型化して再現しています。
■ コクピット
●キャノピーは3ピースに分割したクリアパーツで「丁型」のキャノピーを再現、閉じた状態を再現しています。
・ 後部旋回銃座を撤去し、20mm機関砲(上向き砲)の銃座を設置した状態を再現しています。
・ キャノピーフレームはクリアパーツ上に非常に繊細な凸モールドで再現しています。
●コクピット部は独立したブロックで構成、コクピットブロックを機体胴体パーツで挟み込む形となっています
・ 前部操縦席、後部銃座のシート配置を再現。
・ コクピット内は、計器盤、照準器、操縦桿、サイドコンソール、フットペダル、操縦席などを再現しています。
・ 計器盤パネル上のメーター類は付属のデカールで再現、パーツ表面はフラットな状態になっています。
・ 照準器の一部はクリアパーツで再現しています。
【 川崎 キ45改 二式複座戦闘機 屠龍 丁型 飛行第53戦隊 (ハセガワ 1/72 飛行機 限定生産 No.02310) 塗装及びマーキング 】
●組立説明書に「飛行第53戦隊」所属機2種の機体マーキング例をモノクロで記載しています。
・ 塗装の際に使用する塗料の種類も記載しています (Mr.カラー / 水性ホビーカラー)。
・「屠龍 丁型」の機体各部に使う塗料の種類は、組立説明書内の各組立工程中にて指示しています。
●「屠龍 丁型」の塗装・マーキング例
・ 日本陸軍 飛行第53戦隊 第3飛行隊 所属機 「65」 (松戸飛行場 / 1945年2月) (迷彩)
・ 日本陸軍 飛行第53戦隊 第3飛行隊 所属機 「59」 (松戸飛行場 / 1945年2月) (濃緑色)
上記の塗装・マーキング例のうち、いずれか1種を選択して再現することができます。
●塗装・マーキング例に応じたデカールが付属。
・ 尾翼のマーク、日の丸、主翼の識別帯、機体標識、注意表示などをデカールにプリントしています。
【 川崎 キ45改 二式複座戦闘機 屠龍 丁型 飛行第53戦隊 (ハセガワ 1/72 飛行機 限定生産 No.02310) 製品仕様 】
●プラスチックモデル組立キット
●製品素材 : PS
●パーツ数 : 77
●パーツ成型色 : ライトグレー
●「二式複座戦闘機 屠龍 丁型」完成時のサイズ
・ 全長 : 150mm
・ 全幅 : 209mm
●日本製
●2019年 デカール替バリエーション
●1996年 一部新金型
【 二式複座戦闘機 屠龍 について 】
●1930年代中盤、欧米では双発戦闘機の開発が積極的に行われました。
●この双発戦闘機は、単発戦闘機の欠点を補うものとして定義付けられており、エンジンを2基装備することで高速性に優れ、機体容量も大きくなるために航続距離と搭載量も大きくなるという利点が注目されまし。た
●実際、ドイツは「メッサーシュミット Bf110」、イギリスは「ホワールウィンドー」、アメリカでは「P-38」などが登場し、これらの双発戦闘機は当時の単発戦闘機よりも高速性を発揮、各国の戦闘機部隊で確固たる地位を占めるようになります。
●日本でも、このような世界の流れに合わせて双発戦闘機の開発が進められ、帝国陸軍では1937年に「川崎航空機」に開発が指示されます。
●「川崎飛行機」は1939年に最初の試作機「キ45」を完成、しかし搭載したエンジン「ハ20乙」の不調から性能は奮わず、結果的には「キ45改」として新規に作り直されることとなります。
●「キ45改」は、エンジンを「ハ102」へと変更し、試作機は1941年に完成、テストの結果「1式戦闘機 隼」よりも高い速度を発揮、1942年に「2式複座戦闘機 屠龍」として制式化されました。
●この「2式複座戦闘機 屠龍」は、実戦部隊に配備されて活動を開始しましたが、他国の双発戦闘機と同様に、単発戦闘機よりも軽快さに欠け、戦闘機相手の戦闘では損害の方が多いという結果に終わります。
●その反面、その搭載能力を活かした、軽爆撃機としての運用成績は良好であり、各地において活躍しました。
●「2式複座戦闘機 屠龍」は、当初機首に「12.7mm機関砲」2門、胴体下部に「20mm機関砲」1門、後部機銃1門という装備(「甲型」)でしたが、「乙型」では胴体下部の「20mm機関砲」に代えて「37mm戦車砲」(「95式軽戦車」の主砲)が搭載されました。
●ただし、この「37mm戦車砲」は手動装填のために発射速度が遅く、「丙型」では「20mm機関砲」へと戻され、機首の武装が「37mm機関砲」1門に変更されています。
●さらに、この「丙型」をベースに対爆撃機用に胴体中央部に斜めに「20mm機関砲」を2門装備した「丁型」が登場、本土での防空戦を中心に活躍しています。