日本海軍艦上爆撃機 彗星43型
「日本海軍艦上爆撃機 彗星43型 (プラモデル) (フジミ 1/72 Cシリーズ No.旧C-008 )」です
●「日本海軍艦上爆撃機 彗星 艦爆43型」です
●太平洋戦争時における帝国海軍の艦上爆撃機「彗星 43型」を1/72スケールで再現したプラスチックモデル組立てキット
●稼働率を向上させるために空冷エンジンに換装した「艦上爆撃機 彗星 33型」をベースとした簡易生産型となる「彗星 43型」再現、スマートで小型の機体に力強い「金星62型」エンジンを搭載した姿を表現した内容となっています【 「艦上爆撃機 彗星 43型」について 】
●1930年代後半、帝国海軍では高性能ながら固定脚により速度の遅い「99式艦上爆撃機」の後継機として、戦闘機以上の高速性能を持つ新型の艦上爆撃機「彗星」の開発を開始します
●この「彗星」では、高速性能を得るためにドイツから輸入された水冷エンジン「ダイムラー・ベンツ DB601」をコピー生産したエンジン「アツタ」を搭載、機体全体は戦闘機並みにコンパクト化され、その最大速度は540km/hと「99式艦上爆撃機」から120km/h以上の速度向上となりました
●艦上爆撃機としての最初の量産型である「彗星 11型」は1943年後半から実戦に投入、その高速性能は搭乗員から高く評価されましたが、空冷エンジン「アツタ」は当時の日本の工業技術の低さからオリジナルの「ダイムラー・ベンツ DB601」に及ばず、整備面でも問題が続出、「彗星 11型」は稼働率の低さに悩まされます
●「アツタ」エンジンの生産供給がままならず、エンジンを搭載していない機体ばかりが増える状況となり、「アツタ」に変わってエンジンを空冷エンジンの「金星62型」へと変更したのが「彗星 33型」です
●この「彗星 33型」は、「金星62型」がエンジン出力が大きく、重量も軽量だったために、胴体は若干太くなりながらも最高速度の低下は大きいものではなく、「彗星 11型」とほぼ同様の性能を持っていました
●ただし、「彗星 33型」では着艦フックが廃止されており、これにより「彗星 33型」は陸上基地専用、「彗星 11型」は本来の艦上機用として運用の使い分けが行われました
●「彗星 43型」は、「彗星 33型」をベースとして爆弾倉扉の廃止や後部座席の撤去(一部の機体は後部座席が付いています)を行った簡易生産型で、主に特攻機として用いられたタイプとなります【 「日本海軍艦上爆撃機 彗星 艦爆43型」のキット内容について 】
●この帝国海軍の艦上爆撃機「彗星 43型」を再現したプラスチックモデル組立てキットです
●「彗星 43型」を1/72スケールに沿って再現、機体パーツ全体にはパネルラインなどが凹モールドで表現され、動翼のラインは可動式と見えるように若干深みのあるモールドで彫刻された内容となっています
●フジミ社製「日本海軍艦上爆撃機 彗星 艦爆33型」をベースに、デカールを変更したバリエーションキットです
・ 「日本海軍艦上爆撃機 彗星 艦爆33型」との違いは照準器の装着の有無となります
●「彗星 43型」の機体胴体は左右分割のパーツで構成、機首エンジンカウル部、主翼・尾翼部は別ブロック化されています
●主翼は上下分割のパーツ構成、主翼下面パーツには機体胴体下部の「爆弾倉」部分が一体となって成型されています
・ 主翼下面の脚収納庫内部のディテールが再現されています
・ ピトー管は別パーツ化して再現されています
・ 胴体下部の下方確認窓はクリアーパーツで再現されています
●垂直尾翼、水平尾翼は一体成型パーツで再現
●カウリング部は左右分割式のパーツで構成、カウリング前面のリングは別パーツ化して再現されています
・ エンジンは前部の開口部から見える範囲が再現されています
・ 排気管はカウリングパーツ上に凸モールドにて再現
●プロペラは、スピナーとプロペラ本体とに分割されています
・ プロペラは回転させることができます
●脚部は、脚柱、脚カバー、タイヤとに分割されており、「飛行状態」「駐機状態」を選択して組み立てることができます
・ 脚カバーは、飛行状態用として一体成型されており、着陸状態とする場合には、カットラインに沿って分割して使用します
・ 尾輪部は胴体パーツと一体成型して再現されています
●キャノピーは一体成型されたクリアパーツで再現、キャノピーフレーム部分は凸モールドで再現されています
・ アンテナ支柱がパーツ化
●コクピットは独立したブロック構成で、コクピットブロックを胴体パーツで挟み込む形となっています
・ コクピット内は床面、前後シート、前面計器パネル、操縦桿が再現されています
・ 計器パネルには各メーター枠が非常に繊細な凸モールドで再現されています
●「彗星 43型」の機外兵装として
・ 60kg爆弾 ×2
・ 増槽 ×2
が付属しています
●「彗星 43型」のマーキングとして
・ 第601海軍航空隊 (601-07)
の塗装例が説明書内に記されています
●説明書の塗装例に基づく、国籍マーク、機体番号、識別帯、機体表示などを再現したデカールが付属しています