SR-71 ブラックバード (A型) ラストミッション
「SR-71 ブラックバード (A型) ラストミッション (プラモデル) (ハセガワ 1/72 飛行機 限定生産 No.02327 )」です
●未だ類を見ない高性能な超音速高高度偵察機「SR-71A ブラックバード」を1/72スケールで再現したプラスチックモデル組立キット。
●「SR-71 再配備計画」に従い、1997年に新たに部隊編成を整えたものの、クリントン大統領の拒否権発動により、実際の運用の機会に恵まれることがなく退役した「SR-71A ブラックバード」を再現可能な内容になっています。
【 SR-71 ブラックバード (A型) ラストミッション プラモデルの概要 】
●プラスチックパーツ : ハセガワ
●レジンパーツ : データリンクアンテナ
●塗装パターン : 2種 (アメリカ空軍 エドワーズ空軍基地 1997年時)
●デカール : ハセガワ (OFS)
●2020年 スポット生産品
【 SR-71 ブラックバード (A型) ラストミッション (ハセガワ 1/72 飛行機 限定生産 No.02327) プラモデルの内容 】
●「SR-71 ブラックバード」のうち、量産型の「SR-71A ブラックバード」を再現した組立てキット。
●ハセガワ製「SR-71A ブラックバード 」 (K16)のキットをベースにデータリンク用のレジンパーツを追加したデカール替えバリエーションキットになります。
■ SR-71A ブラックバード 機体構成
●「SR-71A」は機体全体を上下に分割したパーツで構成、機首部、エンジン先端のスパイクコーン、エンジンノズル、尾翼は、別ブロック化したパーツで構成しています。
・ 機体上面の放熱スリットはパーツ上に凹ラインで再現、 機体全体にはスケール感を損なわぬようなパネルラインを凸モールドで再現しています。
●機体下面に設置した「データリンク用アンテナ(のフェアリング)」はレジン製のパーツで再現、一体成型化したパーツになっています。
■ 機首
●機首ノーズコーンは上下に分割したパーツ構成、ピトー管を含めた状態で再現しています。
■ エンジン
●エンジンは、先端のノーズコーン、エンジンノズル、エンジン部後端を別パーツ化して再現。
・ エンジン本体部分は機体胴体パーツと一体化して成型しています。
■ 尾翼
●垂直尾翼は一体成型のパーツとなっています。
■ 降着装置
●ランディングギアは脚柱、タイヤ、脚カバーなどをそれぞれ独立したパーツで構成。
・ ランディングギアは展開状態を再現しています。
・ 前脚部のダブルタイヤ、主脚部のトリプルタイヤの形状を再現しています。
■ キャノピー・コクピット
●キャノピーは3ピースのクリアパーツで再現、開閉状態を選択して組立てることができます。
●コクピットはバスタブ型の別ブロック化したパーツで構成、機体胴体部にコクピットブロックを挟み込む形で組立てます。
・ シート、操縦桿、計器盤を別パーツ化して再現しています。
・ 計器盤のメーター面、サイドコンソールのスイッチ類はデカールで再現しています。
【 SR-71 ブラックバード (A型) ラストミッション (ハセガワ 1/72 飛行機 限定生産 No.02327) 塗装とマーキング 】
●組立説明書内に「アメリカ空軍」所属機2種の塗装例、マーキング例をモノクロでプリントしています。
・ 塗装の際に使用する塗料の種類も記載しています (Mr.カラー / 水性ホビーカラー)。
●塗装・マーキング例
・ アメリカ空軍 第9偵察航空団 第2分遣隊 所属機「BB967」 (64-17967)(エドワーズ空軍基地:1997年)
・ アメリカ空軍 第9偵察航空団 第2分遣隊 所属機「BB971」 (64-17971)(エドワーズ空軍基地:1997年)
のうち、いずれか1種を再現する事が可能です。
●マーキング図に応じたデカールが付属
・ 付属のデカールには、尾翼マーク、機体番号、USAFなどのロゴ、国籍マーク、コーションマークなどをプリントしています。
【 SR-71 ブラックバード (A型) ラストミッション (ハセガワ 1/72 飛行機 限定生産 No.02327) パッケージ内容 】
・ SR-71 ブラックバード ×1
・ レジンパーツ ×1
・ デカールシート ×1
・ 組立説明書 ×1
・ マーキング&ペインティング図 ×1
【 SR-71 ブラックバード (A型) ラストミッション (ハセガワ 1/72 飛行機 限定生産 No.02327) 製品仕様 】
●プラスチックモデル組立キット
・ 各パーツ類はランナー状に成型されていますので、パーツを切り離すのに「ニッパー」などの切断工具が必要になります(別売り)。
・ パーツの固定には「プラモデル用接着剤」などの接着剤をご利用下さい(別売り)。
●「SR-71A ブラックバード」のパーツ数 : 44 (1機分)
●パーツ成型色 : ブラック
●製品素材 : PS
●「SR-71 ブラックバード」完成時のサイズ
・ 全長 : 472mm
・ 全幅 : 236mm
●日本製
●限定品
●2020年 スポット生産品
●1981年 新金型
【 ロッキード SR-71 ブラックバード」について 】
●戦闘機の実用高度を超える高高度の領域を、超スピードで飛来、素早く敵陣の内側に侵入し、敵の戦略情報を収集して偵察任務を行う事を目的として開発された「SR-71 ブラックバード」は、24000m以上の高空を、マッハ3以上の高速で飛行する能力を持っています。
●「SR-71 ブラックバード」のエンジンは「ブラット・アンド・ホイットニー J58」を左右の主翼に2基配置、前後に駆動するスパイクコーンにより空気の圧縮を調整し、マッハ3での飛行を可能にしています。
●ところが、マッハ3以上の飛行においては、空気との摩擦や空気自体の圧縮によって生ずる加熱により、機体表面の温度はおよそ300度を超えてしまい、この高熱を克服するために「SR-71 ブラックバード」には様々な工夫を凝らしています。
・ 機体の加熱を防ぐため、機体を構成する素材のおよそ90パーセント以上に特殊なチタン合金を使用、機体上面には放熱用のスリットを設け、機体外面の塗装には放熱効果を高めるため漆黒のフェライト系の塗料を用いています。
●また、高速での飛行を可能にした「SR-71 ブラックバード」の独特のフォルムは、同時にステルス効果を有すると言われています。
●1968年から1998年の長期にかけて運用された、「SR-71 ブラックバード」は、「ベトナム」や「ラオス」上空で17,300回に及ぶ危険な任務をこなし、過去4,000回にも及ぶミサイル攻撃をかわし、1機の被撃墜も記録されていない驚異の機体として知られています。
●2011年現在、この「SR-71 ブラックバード」のコンセプトを凌駕する機体は登場していませんが、偵察衛星の高度な進歩に伴い、「飛行」について特殊で高度な技術を必要とすることや、ステルス性を持つとはいいながらもレーダーによる撃墜は不可能ではないことによるリスク、さらに高速飛行を行うための機体の特殊性を担保するメンテナンスなどに膨大な費用を要することを勘案し、1989年に退役が決定、全機が退役してしまいました。
●しかしながら、1990年に勃発した「湾岸戦争」を機会に「SR-71 ブラックバード」の有用性を見直す声が高まり、これを機に「復活配備計画」を策定、1995年にはアメリカ議会からの予算承認を受けることになります。
●この計画に基づき、1996年から3機の「SR-71」で構成した新部隊の編成を開始、1996年には2機を配備して即応体制を整えますが、1998年に当時のアメリカ合衆国大統領「ビル・クリントン」が拒否権を発動し、「エドワーズ空軍基地」で待機していた「SR-71」は再び退役という憂き目にあっています。
●「SR-71」は、今では全機退役してしまったものの、その後NASAで試験機として活用されたり、類まれなる迅速な情報収集能力は今なお有用との声もあり、「SR-71」のコンセプトは「SR-72計画」として今も継続しているのです。