零戦(ゼロせん) 21型
「零戦(ゼロせん) 21型 (プラモデル) (SWEET 1/144スケールキット No.007 )」です
●太平洋戦争前期における帝国海軍の主力戦闘機「零式艦上戦闘機 21型」を1/144スケールで再現したプラスチックモデル組み立てキット
●高い空戦能力によって太平洋戦争緒戦における日本軍の勝利に大きく貢献し、日本の戦闘機を代表する存在となった「零式艦上戦闘機 21型」を再現、空力性を重視した滑らかな機体に視認性の高いキャノピーを装備した洗練された姿を再現した内容となっています
【 「零式艦上戦闘機 21型」について 】
●日米間の緊張が次第に高まる中、開戦を予測した日本では、陸海軍ともに他国を凌駕する性能を持つ「戦闘機」の開発に力を注ぎます
●帝国海軍が開戦に備え開発したのが「零式艦上戦闘機」、通称「零戦」で、機体を極力軽くし、大馬力エンジンを搭載することで機動性能を向上するという、空中戦における格闘戦を重視した思想に基づいて設計が行なわれました
●このため、機体の部材には特殊なジュラルミン素材が用いられ、桁には肉抜き穴が多く付けられるなど徹底して軽量化、空力を考慮した洗練された機体デザインを持ち、機体外板の取り付けには、空気抵抗を少なくする「枕頭鋲」が用いられています
●さらに、可変ピッチプロペラの採用など、当時の日本が持つ先端技術がふんだんに取り入れられ、当時の世界中の戦闘機とは一線を画す革新的な機体となったのです
●最初の生産型である「零式艦上戦闘機 11型」は、日中戦争に投入されて中国軍の戦闘機相手にほぼ無敵の戦い振りを発揮、この「零式艦上戦闘機 11型」をベースに、航空母艦で運用するために着艦用のフックを装備し、航空母艦のエレベーターに収まるように翼端の折り畳み機能を追加、さらに着艦時の衝撃に耐え得るように主翼強度を上げた「零式艦上戦闘機 21型」が登場します
●この「零式艦上戦闘機 21型」は、航空母艦に搭載され、空母機動部隊の上空護衛や攻撃隊の直衛機として活躍、太平洋戦争緒戦における日本軍の快進撃の原動力の一つとなりました
●更に、「零式艦上戦闘機 21型」は航空母艦だけではなく、ラバウルなどの帝国海軍の航空基地にも配備、その高い空中戦の能力は連合軍の戦闘機を圧倒、連合軍のパイロットは「零式艦上戦闘機 21型」を「ゼロ」もしくは「ゼロ・ファイター」として恐れ、その流れるような姿と優れた格闘戦能力により、敵味方共に畏敬の念で見られる存在となったのです
【 「零戦(ゼロせん) 21型」のキット内容について 】
●この帝国海軍の主力戦闘機「零式艦上戦闘機 21型」を再現したプラスチックモデル組み立てキットです
●SWEET社のリサーチ力と実機への深い造詣、そして高い成型技術によって「零式艦上戦闘機 21型」を再現、機体のフォルムを捉えながら1/144のスケールに沿ってパネルラインや動翼のラインなどが高い精度と表現力によって再現された内容となっています
●ミニスケールながら表面の彫刻、ディテール表現は「零戦21型」の特徴を良く捉えて極めてシャープに再現、パーツ構成は組み立てが苦にならないよう適度に抑えられたパーツ数となっており、手のひらに収まるサイズで「零式艦上戦闘機 21型」の精巧な「ミニチュア」の姿を気軽に楽しむことができます
●また、カルトグラフ社製のプリントによる11種にもなる豊富なデカールが付属、「零式艦上戦闘機 21型」としての様々な機体を選択して作製することができます
・ ミニスケールの飛行機モデルとしての製作上のポイントとなるキャノピー部分の塗り分けには、明灰白色で印刷された線状のデカールが用意されています
●パッケージには「零式艦上戦闘機 21型」の機体パーツが2機分セットされています
【 機体胴体 】
●「零式艦上戦闘機 21型」の機体胴体は左右分割のパーツで構成、エンジンカウリング部、主翼部は別ブロック化されています
・ 機体全体にはスケール感に沿ったパネルラインなどが繊細かつシャープな彫刻で再現されています
・ 垂直尾翼は胴体左側パーツと一体成型され、胴体パーツは垂直尾翼の基部のラインで分割されています
・ 胴体前部には機銃口が凹ラインで再現されています
・ 胴体には尾脚が一体成型され、脚を展開した状態で再現されています
・ 着艦フックは胴体パーツ上に非常に精密な彫刻で再現されています
【 カウリング 】
●カウリング部は左右分割のパーツで再現、カウル下部の排気管とオイルクーラーは別パーツ化されています
・ カウルフラップは凹ラインの彫刻で再現され、機体胴体部から続く機銃用の溝も丁寧な凹ラインで再現されています
・ カウル内部の「栄12型エンジン」も別パーツ化して再現され、「栄12型 エンジン」のシリンダーやパイプ、ロッドなどが非常に繊細な彫刻で再現されています
●プロペラは、スピナーとプロペラ本体とを一体成型したパーツで再現
・ プロペラブレードはピッチの入った状態でスピナー上に設置されています
・ プロペラは「栄12型エンジン」へと差込む形で接合、完成後も回転させることが可能です
【 主翼・尾翼 】
●主翼は一体成型のパーツで再現、翼端の折り畳み部分は別パーツ化されています
・ 翼端は展開した状態と、折り畳んだ状態を選択して組み立てることができます
・ 動翼と主翼の分割ラインは、パネルラインとは異なるタッチの彫刻で再現されています
・ 動翼自体のならだかなラインもスケールに沿った表現で再現されています
・ 脚収納庫内には、脚カバーの支柱などのディテールが再現されています
●水平尾翼は一体成型されたパーツで再現されています
・ 昇降舵部分は、パネルラインとは異なるタッチの彫刻で再現されています
・ 昇降舵表面のなだらかなラインもスケールに沿った表現で再現されています
【 脚 】
●主脚部は機体胴体とは別ブロック化されており、脚柱と左右の脚カバー、脚柱付根覆、タイヤと個別にパーツ化して再現しています
【 コクピット 】
●キャノピーは、1ピースのクリアパーツで構成、キャノピーを閉じた状態を再現しています
・ キャノピー枠はクリアパーツ上に繊細な凸モールドで再現されています
・ コクピット内部は再現されていません
・ コクピット後方に設置されたアンテナは別パーツ化して再現、装着の有無を選択することができます
【 兵装類 】
●「零戦21型」の機外兵装として
・ 落下式増槽 ×1
が付属、装着の有無を選択できます
【 「零戦(ゼロせん) 21型」の塗装とマーキング 】
●「零式艦上戦闘機 21型」のマーキング及び塗装例として
・ 第3航空隊 (セレベス島・アンボン / 1942年4月)
・ 第3航空隊
・ 第3航空隊 (セレベス島・ケンダリー / 1942年3月)
・ 第3航空隊 森田 3飛曹搭乗機 (セレベス島・ランゴアン / 1942年1月)
・ 鹿屋航空隊 (ラバウル / 1942年4月~9月)
・ 第4航空戦闘機隊 西沢広義1飛曹搭乗機 (ラバウル / 1942年2月~10月)
・ 台南航空隊 坂井三郎 1飛曹搭乗機 (1942年8月)
・ 台南航空隊 報国490 (ニューギニア・ラエ)
・ 台南航空隊 有田義助 2飛曹搭乗機 (バリ島・テンパサール / 1942年2月)
・ 台南航空隊
・ 台南航空隊 (ボルネオ島・バリックパパン / 1942年1月)
の11種が説明書内に記載されており、いずれか2種を選択して再現することが可能です
●国籍マーク、胴体及び尾翼に記された識別帯、機体番号、機体標識、主翼の表示線、プロペラの表示線などを再現したデカールが付属しています
・ また、キャノピーの枠部分に使用する明灰白色のラインのデカールが付属(直線状のデカールで、キャノピー枠の形状にはプリントされていませんが、GSIクレオス社製「Mr.マークソフター」を使用して枠ラインに沿って綺麗になじませることができます)
●デカールのプリントはカルトグラフ社製です
【 「零戦(ゼロせん) 21型」のパッケージ内容 】
・ 零式艦上戦闘機 ×2機分
・ デカールシート ×1枚
●2004年 完全新金型