ザウバー メルセデス C9 1987 ノリスリンク
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「ザウバー メルセデス C9 1987 ノリスリンク (プラモデル) (ハセガワ 1/24 自動車 限定生産 No.20456 )」です
●「ザウバー メルセデス C9 1988」を1/24スケールで再現したプラスチックモデル組立キット。
●1987年の「世界スポーツプロトタイプカー選手権 (WSPC)」にエントリー、第6戦「ノリスリンク 200マイルレース」にエントリーした「ザウバー メルセデス C9」を再現した内容になっています。
●1986年にレース活動に復帰した「メルセデス」は、1987年に新型マシン「ザウバー C9」を投入、前年に引き続き「クーロス(イブ・サンローラン)」からバックアップを受け「WSPC」にエントリーをします。
・ この年の「WSPC」には「第4戦 シルバーストーン」「第5戦 ル・マン」「第6戦 ノリスリンク」「第8戦 ニュルブルクリンク」「第9戦 スパ・フランコルシャン」に参戦していますが、この「第6戦」のみ(おそらく同時開催のドイツ スーパーカップの都合上)車体にはドイツの空調メーカー「SAT ADDITIVE」をメインスポンサーに迎えてレースに参戦しています。
●ハセガワ製「ザウバー メルセデス C9」に。1987年レースデビュー時に装着していた「大型フロントフラップ」のパーツをセットしたデカール替えバリエーションキットです。
・ エンジン部などを再現していないプロポーションキットです。
・ 本キットは、ボディのエアアウトレットなど一部仕様が実車とは異なっています。
【 ザウバー メルセデス C9 1987 ノリスリンク (No.20456) 概要 】
●プラスチックパーツ : ハセガワ
・ クリアパーツ : フロントシールド、ヘッドライト、ウインカーなど
●機体成型色 : ダークブルー
●エンジン : 無
●フィギュア : 無
●塗装パターン : 1種
●デカール : ハセガワ(OFS)
●2020年 : バリエーション
【 ザウバー メルセデス C9 1987 ノリスリンク (ハセガワ 1/24 自動車 限定生産 No.20456) プラモデルの内容 】
●「ザウバー メルセデス C9」はアッパーカウル、アンダーパネル、センターモノコック、リアウイングでブロック分割したパーツ構成、アンダーカウルにセンターモノコックとリアウイングを取り付け、アッパーカウルを被せて完成させます。
■ アッパーカウル
●アッパーカウルはフロント・リア部を含めた一体成型のパーツで再現、フロントのラジエターカバー、テールランプカバー、サイドカバーの一部(インタークーラー部)、給油口を別パーツ化しています。
●アッパーカウルパーツには実車構造に従ったカウル分割ラインを強めの凹モールドで再現、フロントフェンダー上のエアダクトは凹凸を交えたモールドで再現しています。
●フロントやサイドのNACAダクトやオイルクーラー前のダクトなどを開口した状態で成型しています。
●2灯式のフロントライトは別ブロック化、ライト用のパネルとライトをそれぞれ別パーツ化して再現しています。
・ フロントライトは4灯分のパーツをセット、内側ライトを撤去した際のカバーパーツも付属していますので、「2灯」「1灯」状態を選択して再現することが可能です。
●フロント及びサイドのウインドシールド、ヘッドライトカバー、サイドウインカー、テールランプは個別にパーツ化、クリア成型のパーツとなっています。
・ サイドウインドのエアダクトも別パーツ化して再現しています。
●サイドミラー、ワイパーも別パーツ化して再現しています。
■ リアウイング
●リアウイングはウイング部とステー部に分割したパーツ構成。
・ 2層構造のリアウイングはウイング前後を別パーツ化、翼端板も別パーツ化して再現しています。
・ ウイングステーは2枚のステーや支柱などをそれぞれ個別化したパーツで再現。
■ センターモノコック
●ドライバーシートを設置するセンターモノコックはダミーシートを含めたバスタブ状に一体成型化したパーツ。
・ 専用シートを取り付ける前の薄いドライビングシート、モノコック上に配置したシフトリンケージ、インストゥルメントパネル、ハンドルを別パーツ化しています。
・ インストゥルメントパネルはアッパーカウル内側に取り付けるパーツ構成、計器やスイッチ類、リベットを凸モールド化して再現しています。
■ 車内メカニズム
●フロントのラジエター、サイドパネル内側エキゾーストパイプ、サスペンションビームを別ブロック化、アンダーパネルに取り付けます。
●エンジン、サスペンション部は再現していません。
■ アンダーパネル
●アンダーパネルは一体成型化したパーツ、リアのダクト形状などを立体的なパーツ成型で再現しています。
■ ホイール・タイヤ
●前後でサイズの異なる「BBS」、メッシュスポークを含めた一体成型のパーツで再現しています。
●ブレーキディスクを別パーツ化して再現、タイヤ側に取り付けます。
●ホイールの接続は、前後輪ともホイール内側に収めたポリキャップにアンダーパネル側の凸軸を差し込む構造。
・ ポリキャップ(×4)が付属しています。
●タイヤはレーシング用のスリックタイヤを再現しています。
・ サイドウォール上の「MICHELIN」ロゴは付属のデカールで再現します。
・ タイヤはラバー製。
【 ザウバー メルセデス C9 1987 ノリスリンク (ハセガワ 1/24 自動車 限定生産 No.20456) 塗装・マーキング 】
●「マーキング・塗装図」は組立説明書内にモノクロで記載しています。
・ 塗装の際に使用する塗料の種類も記載しています (Mr.カラー / 水性ホビーカラー)。
・「ザウバー メルセデス C9」の室内や車体細部などに使う塗料の種類は、組立説明書内の各工程内にて指示しています。
●メインスポンサーの「SAT ADDITIVE」「Wurth」「JK WERBEAGENTUR」「BAD OEYHHAUSEN HAMBURG」「MICHELIN」「BOSCH」「BILSTEIN」「Castrol」のロゴ、フロントシールドの「SAUBER MERCEDES」や、コーション類、カーナンバー、ドライバーネームなどを再現したデカールが付属しています。
・ タイヤマーク用の「MICHELIN」ロゴを再現した別版デカールも付属しています。
●「ザウバー メルセデス C9」の塗装・マーキング例
・ 61号車 : 1987年 世界スポーツプロトタイプカー選手権 (WSPC) フォーミュラー レンスポーツクラブ (リタイア)
【 ザウバー メルセデス C9 1987 ノリスリンク (ハセガワ 1/24 自動車 限定生産 No.20456) 製品仕様 】
●「ザウバー メルセデス C9」のパーツ数 : 79 (1車分)
●製品素材 : PS/PE
●パーツ成型色
・ アッパーカウル : ダークブルー
・ アンダーパネル・センターモノコック・リアウイング : ライトグレー
・ ホイール : ホワイト
●「ザウバー メルセデス C9」完成時のサイズ
・ 全長 : 200mm
・ 全幅 : 83mm
●日本製
●2020年 スポット再生産品
●1990年 バリエーション
【 ザウバー メルセデス C9 について 】
●「メルセデス・ベンツ」は、1955年の「ル・マン」以来、レース活動とは距離を置いてきましたが、それはレースへの興味を失ったわけではありませんでした。
●1984年になると、勤務時間外のプライベートタイムといった位置づけで、3人の社員がエンジニアとして「ザウバーモータースポーツ」への協力を始め、翌1985年には「ザウバー C8」へとエンジンの供給を開始、「メルセデス・ベンツ」と「ザウバーモータースポーツ」の本格的な協力関係が始まります。
●1986年には「イブ・サンローラン」のスポンサードを受け、香水ブランド「クーロス(KOUROS)」のロゴを背負った「C8」は「世界スポーツプロトタイプカー選手権 (WSPC)」の「ニュルブルクリンク 24時間レース」で優勝、手ごたえを感じた「メルセデス」と「ザウバー」は1987年に新型マシン「ザウバー C9」を投入し「WSPC」にエントリーしますが、新型マシンのためかシーズンを通じて全レースへのエントリーはできませんでした。
●1988年、ついに33年間の沈黙を破り、「メルセデス・ベンツ」は公式にモータースポーツ活動再開を宣言、直轄のワークスチームとして位置づけられた「チーム ザウバー」は「チーム ザウバー メルセデス」へと名称を変更します。
●マシンの開発にあたっては、「C8」の時代から、メルセデスは「エンジンと資金の供給」、ザウバーは「マシンの設計、開発、組立、人員の確保とチーム運営」と役割を分担し、「ザウバー C9」の開発のほとんどはスイスのヒンウィルにて行われていました。
●スペインのへレスサーキットで行われた1988年の「WSPC」開幕戦、ワークスチームとして新たな船出をした「チーム ザウバー メルセデス」の「J.L.シュレッサー」「M.バルディ」「J.マス」組の「61号車」がデビュー第1戦でポール・トゥ・ウィンを飾ります。
●第4戦から、翌第5戦の「ル・マン」をターゲットに入れ「C9」を1台増やし「62号車」をエントリー、ドライバーに「J.ウィーバー」を迎えて2台体制で悪夢の「ル・マン」に挑みますが、原因不明のタイヤトラブルのため本戦には出走できませんでした。
●しかしながら1988年はWSPCの全戦にエントリー、12戦中5勝を挙げ、シリーズ終盤まで「ジャガー XJR-9」とコンストラクターズ、ドライバーの両タイトル争い続けたのです。