HM-03 ヘビーダークグレー
「HM-03 ヘビーダークグレー (塗料) (ガイアノーツ 重戦機エルガイムカラー No.27333 )」です
●1980年代にひとつの時代を創り上げたサンライズのリアルロボットアニメ「重戦機エルガイム」から、主役機「エルガイム」「エルガイム Mk-2」の濃いグレー部分を再現したカラーが「HM-03 ヘビーダークグレー」です。
●サンライズにて当時の資料を閲覧し、当時の色見本を参考にカラーを完全再現、そのまま塗装してアニメーションのイメージで仕上げたり、自分のイメージしたカラーリング再現用のベースカラーとしてもご活用ください。
■ HM-03 ヘビーダークグレー 概要
・ 色名 : ダークグレー (エルガイム 首・腹部 /エルガイムMk-2 バインダーなど)
・ ツヤ加減 : 光沢
・ 品番 : 27333
・ 内容量 : 15ml
・ 種類 : ラッカー系塗料
■ エルガイム Mk-2 の機体色について
●「HM-03 ヘビーダークグレー」と下記塗料を併用して「エルガイム Mk-2」を塗装するとバランスのとれた色調で塗装することが可能です。
・ HM-02 ヘビーライトブラウン (エルガイム/エルガイムMk-2 関節部など)
・ HM-04 ヘビーライトグレー (エルガイム Mk-2 機体メイン色)
・ HM-05 ヘビーオレンジ (エルガイム オレンジ部分)
・ HM-06 ヘビーブルーグレー (パワーランチャー・バスターランチャー)
・ AT-05 ダークブルー (エルガイム Mk-2 腹部など)
・ AT-16 ブラッドレッド (エルガイム Mk-2 パイプなど)
ガイアノーツ 重戦機エルガイムカラー について
●TVや映画で躍動する魅力あふれるロボットやキャラクター達、これらを彩る色(塗料)を調色するにはちょっとしたハードルを越えなければなりませんでした。
●1960年以降、我が国の「プラモデル」はいわゆるスケールモデルのジャンルを中心に発展してきた都合上、プラスチック成型色を彩る「塗料」も、飛行機や戦車、車など実物の色を反映した「塗料」がラインナップを占めることになります。
●1980年代にキャラクター(ロボット)モデルの起爆剤になった「機動戦士ガンダムのプラモデル」では、TV画面に映し出される「色」は説明書の指示などに従ってスケールモデルで使われていた塗料から調色するほかはなく、自分のイメージも交わって、思うように調色するには勘と経験とが必要でした。
・ また、調色の過程で、とりわけ悩まされるのは2色、3色と混色をしていくうちに、塗料が曇るようになり鮮やかな発色を得にくくなってしまい、そうこうしているうちにイメージと異なる大量のオリジナルカラーができあがってしまった経験はないでしょうか?
●そして1980年以降、プラモデル市場のシェアをキャラクターモデルがだんだんと占めていくようになりながらも、塗料のジャンルではトレンドに追従することはなく、スケールモデル色から調色する手法を続けなければなりませんでした。
●ガイアノーツはこの欠けた部分を補完すべく、キャラクターモデルユーザーが迷うことなく、素直に塗装をできるよう「ボトムズカラー」や「ダグラムカラー」「エヴァンゲリオンカラー」といったアニメ指定色、いわば2次元世界のカラーを積極的に展開、説明書に記載されている代用的な調色では得にくい、彩度、明度共にバランスのとれた色を常時入手でき、プラモデルに反映できるような環境を構築し続けています。
●このガイアノーツ「重戦機エルガイムカラー」は、今まで展開してきた「ボトムズカラー」「ダグラムカラー」などと同様に、サンライズの協力を得て当時の資料を閲覧、当時の色見本を参考にしてTVモニターに映し出された映像・カラーを再現できるように開発、ツヤのある「光沢」で調色しています。
●「重戦機エルガイム」が放映された期間は「1984年2月」から「1985年2月」まで、一年に渡り全54話で構成された「エルガイム」は「装甲騎兵ボトムズ」「巨神ゴーグ」「銀河漂流バイファム」「機構界ガリアン」と放映時期が重なっています。
●タイトルが変わる毎に設定は新たに書き改められるのですが、同時代に同じ会社にて製作された他のアニメ作品にも活用することができる、代用色や調色では得にくい色を揃えた非常に貴重なカラーシリーズが「重戦機エルガイムカラー」なのです。
HM-03 ヘビーダークグレー (ガイアノーツ 重戦機エルガイムカラー No.27333) の使用方法
●「HM-03 ヘビーダークグレー」はガイアカラーシリーズに属するバリエーション塗料、いわゆるラッカー系塗料(溶剤系アクリル樹脂塗料)です。
●筆塗りはもちろん、エアブラシにも使用する事ができます。
・ エアブラシによる吹き付け塗装の際には、溶剤が空気中で蒸発してくれるため、塗料粒子のみが対象にのり、調合されたカラーどおりの鮮やかな発色をさせることが可能です。
●塗料の希釈(薄め)・洗浄には、溶剤として「G-color 溶剤シリーズ (T-01 ラッカー系溶剤)」などの「ラッカーシンナー」を使用しますので、「水性アクリル塗料」や「エナメル塗料」よりも乾燥時間が早いのが特徴です。
●塗料の希釈(薄め)の目安
・ エアブラシによる吹き付け塗装の際は、塗料「1」に対して「G-color 溶剤シリーズ (T-01 ラッカー系溶剤)」などの溶剤を「2~3」の割合で希釈するのが目安になります。
・ 筆塗り塗装の際には塗料「1」に対して「G-color 溶剤シリーズ (T-01 ラッカー系溶剤)」などの溶剤を「1」の割合で希釈するのが目安になります。
・ 乾燥スピードが早いので、筆塗りの際には「リターダー MAX」をご利用されることをおすすめします。
・ 希釈濃度はひとつの目安です、いずれの場合も、気温、湿度、ビンに残った残量、各人の好みなどに応じて変化しますので、上記をスタートにして各自で調整し、お好みの希釈濃度でご利用下さい。
●いわゆる「ラッカー系塗料」ですから、溶剤(うすめ液)に「G-color 溶剤シリーズ」などのラッカーシンナーを使用する塗料と互換性があり、混色したり、足りない色調を補完することができます。
(「ガイアエナメルカラー」などの性質の異なる塗料とは混ぜ合わせて調色を行うことができません)
・ また、重ね塗りの際、下地にする塗料は下記のカラーをご利用になることをお勧めします、「水性ホビーカラー」や「タミヤカラー アクリル」などの水溶性アクリルや、「ガイアエナメルカラー」などのエナメル系塗料を下地にすると、塗料が溶剤成分で侵されてしまう可能性があります。
■ HM-03 ヘビーダークグレー と互換性のある塗料の例
●ガイアノーツ
・ ボトムズカラー
・ ダグラムカラー
・ ザブングルカラー
・ 聖戦士ダンバインカラー
・ サイバーフォーミュラーカラー
・ クラッシャージョウカラー
・ 勇者カラー
・ エルドランカラー
・ ガイアカラー
・ ガイアカラー Ex
・ ガイアカラー ミリタリー
・ ガイアカラー 鉄道模型用カラー
・ エヴァンゲリオンカラー
・ 電脳戦機バーチャロンカラー
・ メカトロウィーゴカラー
・ フレームアームズガール カラー
・ ヘキサギア カラー
・ N.A.Z.C.A (ナスカ) シリーズ (一部)
など。
●GSIクレオス
・ ガンダムカラー単色
・ ガンダムカラーフォービルダーズ
・ Mr.カラー
・ Mr.カラー GX
・ Mr.カラー 色の素
・ Mr.クリアカラー GX
・ Mr.カラー 40th Anniversary
・ Mr.カラー ラスキウス
など。
●基本的にガイアノーツ製以外の塗料についての互換性はメーカーさんが保証するものではございません、また、同じ会社の塗料であっても、メタリックやマイカ系の色など、色の種類によっては混色ができない場合もございますので、本塗装に入る前に必ずテストをした上、各自のご責任においてお試し下さい。
・ 「タミヤ ラッカー塗料」と混色はできません、ご注意下さい。
■ ツヤ目の調整 - 光沢・半光沢・ツヤ消し・オーバーコート
●「光沢色」を「つや消し」にしたい場合には、「フラットベース (つや消し用添加剤)」を「10~20パーセント」を目安に、「半光沢」を「つや消し」にしたい場合には「フラットベース (つや消し用添加剤)」を「5~10パーセント」を目安にして混ぜて下さい。
●また、「プレミアムマットパウダー 超微粒子タイプ」「プレミアムマットパウダー 微粒子タイプ」を塗料10mlに対して0.1~0.5gを混ぜてツヤ消しにすることもできます。
●クリアー、フラットクリアーなどでオーバーコートも可能です。
・ 塗装を行い乾燥した後、ラッカー系の「Ex-クリアー」「クリアー」「Ex-フラットクリアー」「フラットクリアー」、水性系の「プレミアムクリアー 光沢」「プレミアムクリアー つや消し」などのクリアー系塗料を塗り重ねてでツヤ加減を調整することができます。
・ ラッカー系塗料ならではの強い塗膜で研ぎ出しも可能、クリアー加工の前後で研ぎ出し作業を行うことが可能です。
■ 塗料の希釈・使用後の洗浄
●溶剤・洗浄には必ず模型用に調整された専用の「薄め液 (溶剤)」をご利用下さい。
●塗料を希釈する(薄める)際には
・ G-color 溶剤シリーズ (T-01 ラッカー系溶剤)
・ G-color 溶剤シリーズ (T-06 ブラシマスター)
・ G-color 溶剤シリーズ (T-07 モデレイト溶剤)
・ G-color 溶剤シリーズ (T-09 メタリックマスター)
・ N.A.Z.C.A (ナスカ) シリーズ (一部)
・ Mr.カラー うすめ液 ・ Mr.レベリング うすめ液
・ タミヤ ラッカー溶剤
・ 「ピュアシンナー(110cc)」「ピュアシンナー (250cc)」などのフィニッシャーズ系溶剤
など、溶剤はガイアノーツ製を始め各社のものを使用することが可能です。
●塗装後に筆やエアブラシなどを洗浄する専用の溶剤として
・ 「ツールウオッシュ(特大) (T-04h)」「ツールウオッシュ(大) (T-04m)」「ツールウオッシュ(中) (T-04s)」「マイルドツールウオッシュ(大) (T-13m)」
・ 「Mr.ツールクリーナー 改 (T-116)」「Mr.ツールクリーナー 改 (T-113)」
・ 「エアーブラシクリーナー (87089)」
などを使用することが可能です。
●ただし、ガイアノーツ製以外の溶剤を使用するのはメーカーさん非推奨です、使用する場合には必ず事前にテストをして頂き、自己責任の上でご利用下さい。
HM-03 ヘビーダークグレー (ガイアノーツ 重戦機エルガイムカラー No.27333) 製品仕様
●内容量 : 15ml
●塗り面積 : 0.24平方メートル (3回塗り)
●品名 : 合成樹脂塗料
●成分 : 合成樹脂(アクリル)、顔料(染料)、有機溶剤
●第4類第1石油類 (火気厳禁)
●用途 : プラモデル、各種模型、工作ほか
●適応素材 : スチロール樹脂、ABS、アクリル、塩化ビニール樹脂、木、紙、ゴム、粘土、石膏
●ABS素材のパーツに使用すると、塗料の浸透によりパーツが割れる事がございます、ご注意下さい。
●ご利用の前には容器に記載されている取り扱い説明をよくお読み頂いた上、ご使用になって下さい。