日本陸軍 98式 4t牽引車 シケ + 機動90式野砲
「日本陸軍 98式 4t牽引車 シケ + 機動90式野砲 (プラモデル) (ピットロード 1/35 グランドアーマーシリーズ No.G028 )」です
●「日本陸軍 98式 4t牽引車 シケ + 機動90式野砲」です
●太平洋戦争時における帝国陸軍の「98式 4t牽引車 シケ」と「75mm機動 90式野砲」とを1/35のスケールで再現したプラスチックモデル組立てキット
●ピットロード社製「日本陸軍 98式 4屯牽引車 シケ」と「日本陸軍 38口径 75mm 機動90式野砲」とを同一パッケージとしたものです【 「98式 4t牽引車 (シケ)」について 】
●1920年ごろから自動車の能力が発達、馬曳き方式よりも牽引能力が高い牽引車の登場により、火砲はそれまでとは異なる高い機動力を持つようになりました
●帝国陸軍も砲兵の機械化に熱心で、多くの火砲牽引車を開発、運用していました
●「98式 4t 牽引車 (シケ)」は、75mm機動90式野砲を牽引する「94式4t牽引車(ヨケ)」の後継車両として開発されました
●「94式 4t牽引車 (ヨケ)」は、牽引能力は高かったものの、信頼性が低く、戦場での故障車が続出していました
●「98式 4t牽引車 (シケ)」は、この点を改良するために開発が進められ、「94式 4t牽引車 (ヨケ)」では露出タイプの板バネ式サスペンションを使用していましたが、これを内蔵タイプのスプリング式へと変更、履帯も「95式軽戦車」のものを流用しています
●また、オーバーヒート対策によりエンジンの冷却効果が高められ、これらにより高い信頼性能を持っていました
●同車は、砲兵部隊の主力牽引車両として活躍、各戦線で使用されました
●ただし、帝国陸軍はこのような補助車両に資材、予算を多く使用する余裕は無く、同車は常に絶対数が不足し、当時の日本の国力の限界を示していました【 「75mm機動90式野砲」について 】
●「75mm90式野砲」は、1907年に開発された「75mm38式野砲」の後継火砲です
●「75mm38式野砲」は、駐退複座装置が採用された頃の前近代的な火砲であり、1920年頃から新型野砲の研究、開発が行われました
●この際に参考にしたのがフランスの「シュナイダー75mm野砲」で、「シュナイダー」社との協議の結果、同砲の購入と、技術を獲得することができました
●この「シュナイダー75mm野砲」をベースに設計が行われ、1930年に試作砲が完成、テストの結果1932年に「75mm90式野砲」として制式化されました
●この「75mm90式野砲」は、従来の同サイズの火砲よりも重量が重く、比較的砲身命数が短いという欠点を持っていましたが、運用部隊ではその能力と長射程が高く評価され、主力野砲としての地位を確立します
●当初「75mm90式野砲」は、馬挽き用として木製車輪を装備していましたが、近代戦においては機動能力が不足し、牽引車による牽引用としてゴムタイヤを装備した「75mm機動90式野砲」が1935年に登場しました
●同砲は、車軸部にサスペンションが取り付けられ、牽引時の最大速度は45km/hとなり大幅に機動力はアップしました
●「75mm90式野砲」は、主力対戦車砲である「1式47mm対戦車砲」よりも装甲貫通能力が高く、対戦車戦闘にも活躍します
●このことから、車載化も検討され、「1式砲戦車」「3式砲戦車」「3式戦車」の主砲としても用いられました
【 「日本陸軍 98式 4t牽引車 シケ + 機動90式野砲」のキット内容について 】
●この帝国陸軍の「98式4t牽引車 シケ」と「75mm機動90式野砲」と再現したプラスチックモデル組立てキットです
●「75mm機動 90式野砲」と、同砲を牽引するのを主任務とした「98式 4t牽引車 (シケ)」のセットで、牽引中のシーンや砲撃中のシーンを表現することができます
・ 「日本陸軍 38口径 75mm 機動90式野砲」にセットされているフィギュア4体が付属しています
●ピットロード社製「日本陸軍 98式 4屯牽引車 シケ」と「日本陸軍 38口径 75mm 機動90式野砲」とを同一パッケージとしたもので、価格的にもお得な限定生産アイテムです
●各キットに関しては個別の商品解説を参照して下さい
●完成全長
・ 98式 4 t牽引車(シケ) : 112mm
・ 75mm機動90式野砲 : 155mm
●2012年 限定品