武装親衛隊 戦車コマンダー #1
「武装親衛隊 戦車コマンダー #1 (レジン) (アルパイン 1/35 フィギュア No.AM35139 )」です
●「武装親衛隊 戦車コマンダー #1」です
●第2次世界大戦後期におけるドイツ武装親衛隊の戦車兵を1/35スケールで再現したレジン製組立キット【 「ドイツ武装親衛隊の服装」について 】
●武装親衛隊は国防軍とは別組織で、基本的に装備、武器の調達は武装親衛隊独自に行われました
●特に、大戦初期においては親衛隊の武装集団としての位置付けから、その傾向は顕著であり、国防軍からは武器類が回してもらえず、チェコスロバキア軍などからの捕獲兵器での代用が行われます
●服装も独自で揃える必要がありましたが、その結果、旧来の形式に捕らわれない迷彩服の開発が順調に進み、ポーランド戦から武装親衛隊の戦闘兵科を中心として多くの兵士が迷彩服を着用していました
●ただし、戦車兵に関しては、迷彩服の開発は大戦中盤へとずれ込み、最初の迷彩服となる「戦車ツナギ」は1943年中頃から支給が開始されます
●次いで登場したのが武装親衛隊用の戦車服「パンツァージャケット」と同じデザインを使用、迷彩生地を使用した「迷彩戦車服」で、1944年から登場し、ノルマンディ戦以降はこの服装が主流となります
●この「迷彩戦車服」では、通常「ピーパターン」と呼ばれる斑点状の迷彩生地が使用、その迷彩効果は従来の黒い戦車服の比ではなく、現在の迷彩服の原型ともなっています【 「武装親衛隊 戦車コマンダー #1」のキット内容について 】
●フィギュアは、車長キューポラから上半身を出し、後方に向かって前進を指示するシーンが表現されています
●服装は、「迷彩戦車服」を着用、ヘッドフォンを装着した姿となっています
・ この「迷彩戦車服」には、肩章を付けないように指示が出されていましたが、実際には多くの兵士が肩章を付けており、キットも肩章が付いた状態となっています
・ 「迷彩戦車服」は前述のように武装親衛隊用の戦車服「パンツァージャケット」と同じデザイン(ただし、ズボンのポケットのボタンは1つに変更されています)ですので、大戦初期の武装親衛隊の戦車兵にも転用が可能です
・ また、自走砲兵や突撃砲兵などもこの「迷彩戦車服」を使用し、戦車兵と同様にその服の塗装(フィールドグレー)により大戦初期の兵士にも転用できます
●フィギュアは、ベルトのバックルの形状から「将校」を再現しています
●服の皺の表現はスケールに沿っており、服の質感も演出、ポケットや服の縫い目などのディテールも繊細な彫刻でモールドされています
●フィギュアは、頭部、胴体、両腕のパーツ構成です
・ 双眼鏡は胴体部分に一体成型されています
●頭部は、「野戦帽」(将校)を被った状態と、略帽を被った状態の2タイプが付属し、選択して使用します
・ 2タイプの顔自体の造りは、ほぼ同じです
●フィギュアは、片手でキューポラ部分を持ち、後方を向いて片手を挙げて前進の指示を出しているポーズとなっています
・ 後方に指示を与えるために、大きく上体を後方に反らしています
●付属している装備品類
・ 拳銃ホルスター ×1
---------------------------------------【 「武装親衛隊 戦車コマンダー #1」のワンポイント 】
●キットは、ミリタリーフィギュアの造形の世界のトップメーカーとして名高い「アルパインミニチュア」のものであり、プロポーション、服の皺と質感表現、そして兵士の顔の造形と表情など高い品質を持ったフィギュアとなっています
●レジンという素材の特性と、型への制約の少なさを利用してフィギュアを作製、原型の良さが極力活かされています
●AFVモデルに配置するだけで、戦車モデルとフィギュアモデルとが織り成す世界観を楽しむことができることでしょう