キプロス軍 BMP-3 歩兵戦闘車
「キプロス軍 BMP-3 歩兵戦闘車 (プラモデル) (トランペッター 1/35 AFVシリーズ No.01534 )」です
●ロシア製の装軌式歩兵戦闘車「BMP-3」の「E型」(装甲追加型)を1/35スケールで再現したプラスチックモデル組立キット
●歩兵戦闘車(IFV)でありながら、「100mm砲」と「30mm機関砲」を並列に配置するという強力な火力を持つ「BMP-3」を再現、半埋め込み式の砲塔による低シルエットの車体と、独特の変則的な車内レイアウトを再現
●ロシア軍仕様となる「BMP-3E」と比べ、砲手用の照準サイト、サーチライトの増加、後部ステップの形状などが異なるキプロス軍仕様車輌を再現した内容となっています
・ 車体内部の一部を再現、各ハッチ及び後部の乗降ドアは開閉選択式となっていますので、ハッチを開いて内部構造を展開することが可能です【 「BMP-3」について 】
●「BMP-3」は、歩兵戦闘車としての前の形式である「BMP-1」「BMP-2」とは全く異なる設計の元で作られました
●設計の原型となったのは試作戦車「オブイェークト 685」で、これは「PT-76」の後継軽戦車として開発されたものです
●ロシア軍の歩兵戦闘車としては、「BMP-1」が存在していましたが、西側諸国の「M2ブラッドレー」「マルダー」「ウォーリアー」などの強力な歩兵戦闘車が登場するにあたり、その対抗馬として、この「オブイェークト 685」を原型とした、より強力な車両が望まれるようになります
●このような要望に応えて誕生したのが「BMP-3」で、前の型式である「BMP-2」よりも車体が大きくなった分、強武装を誇り、砲塔の機能を下方に配置した半埋め込み式の砲塔には「100mm低圧砲」と「30mm機関砲」とを装備しています
●車体は、アルミニウム装甲で構成され、比較的大型な車体ながら重量は18tに抑えられ、エンジンは500馬力のディーゼルエンジンを装備し、最高時速は70km/hに達する性能を示しています
●主砲の「100mm低圧砲」は主砲弾の他に専用の「対戦車ミサイル」を撃つことができ、これは従来の「BMP」シリーズが対戦車ミサイルを次発装填する際に乗員が外に出なくてはならないという欠点が改善されています
●車体前部の両サイドにはボールマウント式の機銃を装備、これは前方に配備された2名の「兵員」が操作するもので、上方のハッチ前のペリスコープで照準を行い、前方への弾幕効果を狙ったものです
●車体構造は、操縦手席と兵員2名が前方に、中央部には戦闘室と背後に5名の兵員室、そして後部にはエンジンが装備されるという変則的な配置となっています
・ 車体後部には従来通りに乗降ドアが有り、兵員は後部上方のハッチを開け、それを盾にしてエンジンルーム上の通路を通りながら乗降ドアで乗り降りするという方式となっています
・ また、後部上方のハッチには小ハッチが設けられ、そこからの乗り降りや、身を乗り出して個人携行の対空ミサイルなどを撃つことができるようにもなっています
・ 「BMP-3」は乗員3名で、兵員7名が乗ることができ、兵員室の補助座席を展開すれば、さらに2名の兵員を搭載する能力を持っています
●「BPM-3」は、その高性能により調達価格が高く、「ソ連邦」時代には僅かな量しか生産されませんでしたが、戦車並の火力を持つ本車の性能に各国が注目、「ロシア」の他に「UAE」「クウェート」「韓国」などで導入が進められました
●一方、地中海に存在するキプロス島は、トルコの南方に位置する存在から、ギリシャ人、トルコ人が混在しており、融和と紛争を繰り返しましたが、1970年代に北部と南部に分断、北部が「北キプロス・トルコ共和国」、南部が「キプロス共和国」となりました
●この南部の「キプロス共和国」の陸軍が「BPM-3」を導入、この「BMP-3」は装甲強化型の「E型」をベースとして、小改良を施したタイプとなっており、40両余りが配備されています【 「キプロス軍 BMP-3 歩兵戦闘車」のキット内容について 】
●このキプロス軍で運用されている「BMP-3E 歩兵戦闘車」を再現したプラスチックモデル組立キットです
●トランペッター社の現用車輌のフォーマットに沿って「BMP-3E キプロス軍仕様車」を再現、連装式の武装配置、現用車輌ならではの各部の細かな造り、ボルト止めされた追加装甲など、同車の特徴を表現した内容となっています
●トランペッター社製「ロシア BMP-3E 歩兵戦闘車」をベースとして、「キプロス軍仕様車」を再現するために使用するパーツを変更したバリエーションキットとなります
・ 通常の「BMP-3E」との違いは、砲手用の照準サイト、サーチライトの増加、後部ステップの形状の違いなどになります
●車体内部の一部を再現、各ハッチ及び後部の乗降ドアは開閉選択式ですので、ハッチを開いて内部構造を楽しむことが可能となっています
●「BMP-3E キプロス軍仕様車」は、砲塔、車体上部、車体下部の3ブロックで構成されています
●砲塔は、上部が一体成型され、そこに底部と、防盾部を取り付けるパーツ構成となっています
・ 砲塔上の車長用のハッチ、砲手用のハッチは別パーツ化され、砲塔上に設置された赤外線サーチライト、照準器などの装備品も精細に再現されています
・ 「100mm低圧砲」は上下分割式で、同砲の持つ複雑な形状の砲口部も再現されています
・ 「30mm機関砲」は一体成型で再現されており、スライド式金型により砲口も開口処理されています
・ 防盾部は防塵カバーが付いた状態で再現されています
・ 砲塔左右の増加装甲板、スモークディスチャージャーを再現したパーツが付属しています
●車体上部は、スライド式金型により一体成型、側面のガンポート、砲塔リングの溝もモールドされています
・ 車体前部の3つのハッチは別パーツになっており、開閉状態が選択できます
・ 後部の大型のハッチ、及びそのハッチ上に存在する小ハッチも別パーツ化され、どちらかの開閉を選択できるようになっています
●車体下部はバスタブ式で一体成型、サスペンションアーム部は別パーツとなっています
・ 履帯はプラスチック製の1枚ずつが分割された連結式で、接着により固定させる形となっています
・ 履帯のセンターガイド部分は別パーツ化され、ガイドの肉抜き穴も再現しています
●サイドスカート部は別パーツにて再現されています
●後面部の乗降ドアは、別パーツで開閉状態が選択できます
・ 乗降ステップも別パーツで再現され、展開状態にも選択可能です
●前照灯、照準器部分のガラス部には、クリアーパーツが用意されています
●エンジングリルのメッシュ部分などを再現するためのエッチングパーツが付属
「BMP-3E キプロス軍仕様車の内部再現」について
●車体内部は、基本的にハッチを開状態にした際に見える部分が再現されており、車体後部の通路の下に存在するエンジン本体や燃料タンクなどはセットに含まれていません
●砲塔内部は、細かく再現され、砲塔底部の自動装填装置、弾薬架、照準装置、車長、砲手席などが用意されています
・ 車体、砲塔部分の内側に存在するペリスコープ部もパーツ化されています
●「BMP-3E」用のアクセサリーパーツとして
・ 粗朶 ×1組
を再現したパーツが付属しています、車体の左上に装備させることができます
●マーキングは、キプロス陸軍の1種類(3色迷彩)の塗装例がカラーの5面図で表示されており、国籍マーク、重量表示、ナンバープレートなどを再現したデカールが付属しています
●全パーツ数 : 740パーツ+αパーツ
●全長 : 230mm
●全幅 : 95mm
●2012年 使用パーツ、デカール変更アイテム