ドイツ 4号駆逐戦車 L/48 + カンプグルッペ・フォン・ルック (ノルマンディー 1944)
「ドイツ 4号駆逐戦車 L/48 + カンプグルッペ・フォン・ルック (ノルマンディー 1944) (プラモデル) (サイバーホビー 1/35 AFVシリーズ (Super Value Pack) No.9145 )」です
●「ドイツ 4号駆逐戦車 L/48 + カンプグルッペ・フォン・ルック (ノルマンディー 1944)」です
●第2次世界大戦時におけるドイツ軍の駆逐戦車「4号駆逐戦車 L/48」を1/35スケールで再現したプラスチックモデル組立てキット
●避弾経始を重視した傾斜装甲を装備し、低シルエットを実現させた「4号駆逐戦車 L/48」を再現、ドイツ軍の駆逐戦車を代表するマッシブなフォルムを再現した内容となっています【 「4号駆逐戦車 L/48」について 】
●第2次世界大戦の開戦時、ドイツ軍は歩兵支援用の兵器として「3号突撃砲」を開発、同車はフランス戦から実戦に投入されています
●この「3号突撃砲」は、砲塔を撤去して戦闘室に直接主砲を搭載するというレイアウトを採用、歩兵支援用として敵陣に肉迫する関係から装甲も増強されているのが特徴でした
●フランス戦や独ソ戦などにおいて実戦に投入された「3号突撃砲」は、元来の歩兵支援のみに限らず、その低シルエットと防御力を活かして対戦車戦闘にも活躍しました
●一方、独ソ戦ではドイツ軍はソ連軍の新鋭戦車である「T-34」や「KV-1」と対峙しており、これらの戦車はドイツ軍の装備していた「3号戦車」や「4号戦車」では対抗することが難しく、より強力な火力を持つ車両が求められました
●それにより、「3号突撃砲」は対戦車兵器としての進化を進み、「3号突撃砲 F/8型」や「3号突撃砲 G型」などの対戦車戦闘を重視した長砲身砲のタイプが登場します
・ これは、「突撃砲」が戦闘室に砲を直接搭載するレイアウトを採用したために搭載砲の大型化が行い易かったためです
●これらの長砲身型の「3号突撃砲」は対戦車戦闘に活躍、戦車が不足していた戦車部隊にも戦車の代わりとして配備される程となりました
●この「3号突撃砲」の活躍により、この長所を活かしてより戦車戦に特化した車両として駆逐戦車の開発が開始されます
●ただし、「3号突撃砲」がフル生産体制であったために「3号戦車」の車体を使用することができず、更に車格の問題から「3号突撃砲」以上の砲を搭載することは困難であり、その車体には「4号戦車」が選ばれました
●この「4号戦車」の車体をベースとして駆逐戦車は、試作車が1943年10月に完成し、「4号駆逐戦車 L/48」として制式化され翌年の1月から量産が始まりました
●この「4号駆逐戦車 L/48」は、車体前面を中心として避弾経始を重視した傾斜装甲を持ち、また車高も「3号突撃砲G型」よりも30cm低い1.85mに抑えられているのが特徴でした
●同車は、「ノルマンディ戦」から戦線に投入され、その低いシルエットと強力な装甲により対戦車戦闘に活躍、物量で迫る連合軍に対してその能力を如何なく発揮します
●ただし、搭載する「48口径 75mm対戦車砲 Pak39」は、当時の主力戦車である「4号戦車 H/J型」の主砲と同威力であり、更に主砲を強力な威力を持つ「70口径 75mm対戦車砲 Pak42」へと換装した「4号駆逐戦車 L/70」へと発展して行くこととなります【 「ドイツ 4号駆逐戦車 L/48 + カンプグルッペ・フォン・ルック (ノルマンディー 1944)」のキット内容について 】
●このドイツ軍の駆逐戦車「4号駆逐戦車 L/48」を再現したプラスチックモデル組立てキットです
●ドラゴン社製「4号駆逐戦車 L/48 初期型」をベースに、「フォンルークス戦闘団 ノルマンディ 1944」のフィギュアとベルト式履帯をセットしたバリューパックとなります
●ドラゴン/サイバーホビー社の比較的初期の製品ですが、現在のニューキットと比べてパーツ数が少ないながらもツボを押さえており、ベルト式履帯がセットされたことにより同車の魅力を気軽に楽しむ事ができる内容となっています
●また、付属しているフィギュアは、ドラゴン社が精力的にフィギュアをキット化していた頃の製品で、デッサン、皺の表現、雰囲気など現在でも全く色褪せておらず、車両とフィギュアとの組み合わせの楽しさや、フィギュアのみの単体でも広く活用することができるでしょう
●「4号駆逐戦車 L/48」は、「防盾部」「車体上部」「車体下部」の3ブロックで構成されています
【 防盾部 】
●「48口径 75mm対戦車砲 Pak39」の砲身は上下分割式で、マズルブレーキは別パーツです
・ マズルブレーキは左右分割式となっています
・ 防盾及び車体側の砲身基部は鋳造表現の彫刻が施されています
・ 砲身は完成後も上下、左右に可動式とすることができます
【 車体上部 】
●車体上部は、前部フェンダーを含めて一体成型されており、戦闘室の前面パネル、天板、車体後部パネルは別パーツとなっています
・ 前部の機銃ポートの装甲カバーは前面パネルにモールドされ、操縦手用の視察装置は別パーツです
・ エンジンルームの側面板とエンジン点検ハッチは別パーツにて再現
・ 車長ハッチと装填手ハッチは別パーツで、開閉可動式とすることができます
・ 砲隊鏡用のハッチは別パーツで、開閉状態が選択可能
・ 照準器、砲隊鏡のパーツが付属
・ ペリスコープは、ペリスコープガードを含めてパーツ化されています
・ 車体前部のブレーキ冷却用吸気口カバー、牽引ピントルは別パーツで再現
・ 車載工具類は固定具が一体成型されています
・ ジャッキは6パーツで構成され、固定具は別パーツです
・ 後部のフェンダーは、マッドフラップも含めて1パーツで再現され、マッドフラップ側面板は別パーツです
・ シュルツェン架は各1パーツで再現(シュルツェンは付属していません)
【 車体下部 】
●車体下部は、バスタブ式に一体成型されており、前面と後面パネルは別パーツです
・ ダンパー、上部転輪基部は別パーツとなっています
・ サスペンションユニットは各1パーツで構成されています
・ 転輪は左右分割式でハブキャップが別パーツです
【 履 帯 】
●履帯は、接着及び塗装が可能な素材によるベルト式履帯が付属しています
・ 履帯は、表面部分に滑り止めパターンが付いた40cm幅の「4号戦車」用の後期型履帯が表現されており、モデルカステン製「3/4号戦車 後期型用履帯 (タイプA) (可動式)」がこれに対応しています
【 フィギュア 】
●ドイツ国防軍の歩兵のフィギュアが4体付属しています
・ フィギュアは、ドラゴン社製「フォンルークス戦闘団 ノルマンディ 1944」と同一となっていますので、詳細については個別ページを参照して下さい
【 塗装とマーキング 】
●「4号駆逐戦車 L/48」のマーキングとして、ドイツ軍仕様となる4種類の塗装例が説明書に記載されています
・ 所属不明 (東部戦線 / 1944年)
・ 第116戦車師団 第228戦車駆逐大隊 (ノルマンディ / 1944年)
・ 所属不明 (ノルマンディ / 1944年)
・ SS第1戦車師団「ライプシュタンダルテ・アドルフヒトラー」 (ノルマンディ / 1944年)
●説明書の塗装例に基づく、国籍マーク、車体番号、部隊マーク、戦術マークなどを再現したデカールが付属しています
・ デカールのプリントはカルトグラフ社製
●2013年 ドラゴン社製「4号駆逐戦車 L/48」パーツ内容一部変更