ハセガワ 日本航空戦艦 日向 1/700 ウォーターラインシリーズ 120 プラモデル

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日本航空戦艦 日向

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3,520円 3,168円(税込)

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「日本航空戦艦 日向 (プラモデル) (ハセガワ 1/700 ウォーターラインシリーズ  No.120 )」です

●「日本航空戦艦 日向」を1/700のスケールで再現したプラスチックモデル組立キット

●第2次世界大戦時における帝国海軍の戦艦「日向」を再現したキットで、1943年に改造された航空戦艦の状態が表現されています
 ・ 「レイテ沖海戦」時における対空兵装強化時の姿が表現されています

●前方が戦艦、そして後部に飛行甲板を持つ特徴的なフォルムの航空戦艦「日向」を再現、その日本的な特異の姿は、艦船ファンだけでなく、全てのジャンルのモデラーにインパクトを与えることでしょう


●戦艦「日向」は、当初超ド級戦艦「扶桑」型の4番艦として計画されましたが、日本の財政上の問題から着工が遅れ、その結果設計が見直されることとなり、主砲配置などを変更、実質的に改「扶桑」型である「伊勢」の2番艦として1918年に竣工しました
●「日向」は「36cm連装砲」を6基搭載して、「金剛」型巡洋戦艦の1.5倍の攻撃力を持ち、設計変更により「扶桑」型よりも防御力が向上、出現当時は世界最大且つ最強を誇りました

●太平洋戦争の開戦すると、「日向」は、同型艦「伊勢」と共に第1艦隊の第2戦隊に所属し、主決戦のための「主力部隊」としてほとんど内地に待機しており、1942年5月のドゥーリットルの東京初空襲の迎撃行動で出撃した程度でした
 ・ これは、同艦が空母機動部隊と共に行動するには速力が足りないという欠点を持っていたからです

●1942年6月、連合艦隊は「ミッドウェー海戦」で主力空母4隻を喪失、これにより航空戦力が不足し、緊急の空母増産と既存の艦艇からの改造を実施することが計画されました
●同年5月に事故によって第5番主砲塔を失った「日向」は、この計画により「伊勢」と合わせて空母に改造することが決定、この改造プランは以下の3種類が存在しました
 ・ 全通式の飛行甲板
 ・ 艦橋後部から飛行甲板
 ・ 後楼の部分から後部に飛行甲板を設置

●空母としての運用上、全通式が望まれましたが、資材と工期の関係からやむなく一番小規模である後楼から後部を飛行甲板とすることが決定、1943年2月から9月までに工事が行なわれ、これにより軍艦の歴史上大変珍しい存在である航空戦艦が誕生しました
●この改造により航空機22機を搭載することが可能となりましたが、飛行甲板が小さいために着艦は行なうことができず、行動を共にする航空母艦に航空機を収容することが前提となりました
●発艦は、水上機用のカタパルトにより行なわれ、そのために搭載する航空機は、新型の水上偵察機「瑞雲」とカタパルト射出用に機体が強化された艦上爆撃機「彗星」の搭載が予定されました
●この航空戦艦への改造にあたり、基本の艦体も改装が実施され、対空兵装は大幅に増強、反対に副砲は撤去されています

●航空戦艦として生まれ変わった「日向」、「伊勢」は貴重な航空戦力として期待されましたが、肝心の航空隊が南方での航空戦による消耗の関係で配備されず、結局、練習艦として内地に止まります
●1944年6月「マリアナ沖海戦」が発生、連合艦隊は起死回生を図り、その航空戦力の総力を持って挑みましたが、両艦には航空隊は無く、あくまでも戦艦として出撃しました
●この海戦において連合艦隊は空母3隻と多数の航空機を失って敗北、この時期ではアメリカ軍の航空戦力と練度、そして「VT信管」に代表される濃密な対空火器網により、戦力差は如何ともし難い状況となり、以後は航空決戦ができなくなります

●内地に帰った「日向」は、更に対空兵装が強化され、序々に航空機が配備され始めます
●1944年10月には、連合艦隊の存亡をかけた必死の反撃作戦「レイテ沖海戦」が開始され、「日向」、「伊勢」は、アメリカの空母艦隊を誘き出すための空母機動部隊「小澤艦隊」に所属、海戦の地フィリピンへと向かいます
●しかし、両艦の虎の子の艦載機は事前の「台湾沖航空戦」で引き抜かれており、この海戦においても航空機を載せることは有りませんでした

●フィリピン北方のエンガノ岬沖において「小澤艦隊」は「囮」役の任務を達成し、アメリカ軍の艦載機の猛攻を受け、空母4隻を失います
●この攻撃では、「日向」と「伊勢」は、その強力な対空火力により多くの敵航空機を撃墜、自艦は両艦の戦隊司令「松田少将」が考案した巧みな回避行動によって損害を逃れています

●その後、「日向」と伊勢」は南方からの輸送任務「北号作戦」に参加し、制空権、制海権のない絶望的な状況の中、強行突破を行い、無傷で作戦を遂行しました
●この作戦の終了後は、内地での重油不足が深刻化したために、両艦共に呉近郊で繋留状態で防空砲台として使用され、1945年7月24日の呉大空襲により大破着底して一生を終えています

●戦艦「日向」は、航空機が戦いの中心となった太平洋戦争においては、戦艦としての本来の能力を発揮することはできず、航空戦艦となっても艦載機による作戦は行なわれませんでしたが、その強化された対空火力によって活躍、絶対的な不利な状況下、敵に一矢報いるために奮戦し続けたのです
 ・ 「日向」は、太平洋戦争時には同型艦「伊勢」とほぼ同じ艦暦を歩み、その最後も同じでした


●この帝国海軍航空戦艦「日向」を再現したプラスチック組立てキットです

●シャープなモールドにより特徴的な形態の航空戦艦「日向」を再現、ウォーターラインシリーズとして作り易さが考慮されながらもパーツ分割や細かなディテールにより、実艦の持つ雰囲気が表現された内容となっています

●キットは、同社「日本戦艦 日向」のバリエーションキットで、同キットをベースに飛行甲板、格納庫などのパーツを追加したものです

●艦体喫水線までが再現されたウォーターラインモデルです


●「日向」の船体部は左右分割式で、これに上甲板、上部構造物、飛行甲板、格納庫、各艤装類を取り付ける構成となっています

●船体部には、舷側の舷窓、フェアリーダー、アンカーレセスなどの細部が再現、バルジ部分も表現されています
 ・ 船体部の内部には船体の歪みを防ぐ桁のパーツが用意されています
 ・ ウォーターラインモデルに欠かせない船体下を塞ぐ平らな船底パーツが付属、オモリとなるバラストも付属しています

●上甲板は、船首楼甲板、艦橋甲板、後部上甲板で分割されています
 ・ 甲板上には、主砲塔台座、滑り止めなどの基本躯体の他、リール、ボラード、昇降口、通風筒などの細かなディテールが再現
 ・ 船首楼甲板には、船体の一部が一体成型されています
 ・ 後部上甲板には、航空機甲板部分のリノリウム、航空機運搬用レールが再現

●上甲板上の構築物となる「艦橋部」「主砲部」「高角砲部」「カタパルト部」「煙突部」「後部構造物」「飛行甲板部」などを個別にブロック化して構成、それぞれを甲板上に取り付けて完成させます


「日向」の艦上の構造物は下記のようなパーツで構成されています
●艦橋
 ・ 艦橋は9層で構成され、トップには測距儀、射撃指揮所が別パーツにて再現
 ・ 各艦橋の窓の枠がモールドされています
 ・ 艦橋下部の司令塔の特徴的な窓も再現
 ・ 艦橋を構成するための前檣楼支柱もパーツ化とモールドで再現しています
 ・ 艦橋部分を構成する、21号電探、22号電探、94式高射装置、探照灯、方位測定器、25mm3連装機銃(9基)、12.7cm連装高角砲(2基)などがパーツ化されています

● 煙突
 ・ 本体部分は左右分割式で、煙突トップ部は別パーツとなっています
 ・ 煙突部の探照灯、高射装置及び機銃台座は、ブロックごとにパーツ化されています
 ・ 台座の支柱部分は左右分割式で、シャープなモールドによりトラス構造を再現
 ・ 「94式高射装置」×2、「110cm探照灯」×4、「25mm3連装機銃」×4が付属

●後部艦橋
 ・ 後部艦橋は5パーツで構成、機銃台座そして後檣が別パーツで再現されています
 ・ 後檣は1本の単檣で、上部のヤード、ガフは別パーツ化されています
 ・ 94式方位盤が別パーツとなっています
 ・ 方位測定器、「25mm3連装機銃」×4が付属

●飛行甲板部は、飛行甲板、格納庫、噴進砲台座部、機銃スポンソンで構成されています
 ・ 飛行甲板上には、航空機軌条、ターンテーブル、機銃用ブルワークがモールドされています
 ・ 甲板部のエレベーターは別パーツで、エレベーターを上げた状態と下げた状態とを選択できます
 ・ 格納庫は左右分割式で、機銃スポンソンの支柱が一体成型となっています
 ・ 噴進砲台座には、噴進砲本体が一体成型されており、支柱部分が別パーツとなっています

●カタパルト ×2
 ・ カタパルトは一体成型のパーツで、トラス部分がモールドにて再現されています

●主砲塔部「45口径41式 36cm連装砲」 ×4
 ・ 砲身部分は1本づつの分割式で、砲身基部の防水布が再現されています
 ・ 測距儀は別パーツとなっています
 ・ 主砲塔は旋回可能です

●高角砲「40口径89式 12.7cm連装高角砲(A1型)」 ×8(艦橋部を含む)
 ・ 高角砲はシールド部分と砲身本体との分割式で、砲身部分は連装式に一体成型されています
 ・ 複雑な形状の高角砲のブルワークがパーツ化
 
●対空機銃
 ・ 25mm 連装機銃 ×31(艦橋、煙突、主砲塔、後部艦橋、飛行甲板部に配置)

●艦載機
 ・ 艦載機は、本体、フロート、補助フロートのパーツ構成となっています

●艦載機内容
 ・ 水上偵察機「瑞雲」 ×8
 ・ 艦上爆撃機「彗星」 ×8

●内火艇、カッター及びボートダビッド
 ・ 15m内火艇 ×1
 ・ 11m内火艇 ×1
 ・ 12m内火ランチ ×1
 ・ 13m特型運搬船 ×2
 ・ 9mカッター ×4

●その他の艤装を再現したパーツとして
 ・ 艦首、艦尾旗竿
 ・ 錨、副錨
 ・ 菊花紋章
 ・ クレーン
 などがセットされています


●キットには、静岡模型教材協同組合「大型艦兵装セット」のランナーが2枚付属しており、高角砲、機銃、艦載機、カタパルト、内火艇の一部などは同ランナーのパーツを使用します

●艦尾の軍艦旗、艦載機の日の丸マークなどを再現したデカールが付属しています
 
 
●2003年 一部新金型

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●「日向」と「伊勢」とは艦形がほとんど同じで、後部マストのトップの配置が違う程度です
●キットもそれに準じており、マストの取り付けの向きを変更することで再現しています

ハセガワ 1/700 ウォーターラインシリーズ 「日本航空戦艦 日向」
販売価格

3,520円 3,168円(税込)

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