ガリレオ出版 グランドパワー 2014年8月号 月刊 グランドパワー 243 雑誌

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グランドパワー 2014年8月号

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「グランドパワー 2014年8月号 (雑誌) (ガリレオ出版 月刊 グランドパワー  No.243 )」です

●「グランドパワー 2014年8月号」です
 (2014年6月27日発売)

【 「グランドパワー 2014年8月号」について 】


■MBT70の開発と構造
●1960年代、アメリカと西ドイツとの共同開発により次世代の主力戦車を目指したのが「MBT70(西ドイツの呼称は「Kpz.70」)でした

●戦後のアメリカ軍の戦車開発は第2次世界大戦後期に開発された重戦車「M26」がベースとなっており、「M46」「M47」「M48」はそれぞれ形態は異なるものの、その設計思想は「M26」から大きく変化すすることはありませんでした
●続く「M60」シリーズも「M48」の改良型としての位置付けであり、戦後第2世代となるべき戦車も第2次世界大戦時の戦車をベースとしていたのです

●一方、西ドイツ軍では戦後初となる国産戦車「レオパルド 1」を開発、この「レオパルド 1」は防御力の点では上記のアメリカ戦車に劣りましたが、高い機動性能を示し、第2次世界大戦時に戦車大国だった戦車技術の高さを誇示しています

●このような背景によりアメリカは開発の経費節減を図るため、新型戦車の共同開発を西ドイツに提案、それにより開始されたのが「MBT70」計画でした
●この「MBT70」は当時の戦車技術がふんだんなく採り入れられ、乗員は砲塔部のみに集中配置する方式となり、油圧式サスペンションによる姿勢制御、対空用も兼ねる副武装としてリモコン式の20mm機関砲を備えるなど、極めて先進的な戦車となりました

●ただし、主砲に関してはアメリカ側がミサイルも発射できるガンランチャーシステムに拘ったのに対して、西ドイツ側は従来砲(滑腔砲)の使用を譲らず、「MBT70」と「Kpz.70」とは主砲が異なってしまう結果となります

●この「MBT70」計画により開発された「MBT70」と「Kpz.70」でしたが、様々な機能を盛り込み過ぎたために極めてコストが高い戦車となってしまい、更には高機能のために故障の発生も少なくなく、次期主力戦車としての採用は両国で見送られてしまいました

●しかし、この「MBT70」計画による経験は両国のその後の戦車開発に大きく寄与、西ドイツ軍の「レオパルド 2」、アメリカ軍の「M1 エイブラムス」を誕生させるベースとなりました

●「グランドパワー 2014年8月号」では、この「MBT70」を特集、その開発の経緯と構造を当時のマニュアルのイラストを多数交えて解説します

●現用戦車の歴史に欠くことができない存在である「MBT70」の姿と、その背景に迫る一冊となっています


【 「グランドパワー 2014年8月号」の内容目次 】


●第7師団創隊59周年記念行事
●第4師団創立60周年記念行事
●静岡ホビーショーでの「10式戦車」
●カラーで見る口径漸減砲の弾薬
●「MBT70」 in Color
●「MBT70」の開発と構造
・ 「MBT70」戦車写真集
・ マニュアルで見る「MBT70」
・ マニュアルで見る「XM803」
●ドイツの口径漸減(テーパードボア)砲
●ソ連軍「T-26」軽戦車の派生型 (1) 自走砲その1
●第2次大戦イタリア軍の弾薬 (3)

【 「グランドパワー 2014年8月号」の内容について 】


■巻頭カラーページ(16ページ)
●前半は、2014年5月25日に行われた「第7師団創隊59周年記念行事」と「第4師団創立60周年記念行事」に参加したAFVを掲載
●中盤は、今年5月にツインメッセで開催された静岡ホビーショーで展示された「10式戦車」の搬入作業の様子を収録
●後半は、ドイツ軍が使用した口径漸減砲の弾薬と、「MBT70」の試作2号車のカラー写真が収められています

■「MBT70」の開発と構造 (64ページ)
●1960年代、アメリカと西ドイツが共同開発を開始した「MBT70」(西ドイツの呼称は「Kpz.70」)の開発と構造を紹介します
●まず、「MBT70」計画が開始される前の両国の戦車開発の状況を紹介
●そして、東側の戦車を圧倒する性能を持つために数多くの新機能が装備された「MBT70」の詳細と、その試作車の生産状況を解説します
●「MBT70」の構造では、車体、エンジン、砲塔、武装、火器管制装置、走行装置を当時のマニュアルのイラストを多数交えて解説、アメリカが「MBT70」の廉価版として試作した「XM803」の車体についても解説されています

●「MBT70」戦車写真集
・ 主に記録用として撮影された、アメリカの「MBT70」と西ドイツの「Kpz.70」の写真が収録されています

●マニュアルで見る「MBT70」
・ 「MBT70」のマニュアルに収録されていたイラストを中心に、車体内部を解説します

●マニュアルで見る「XM803」
・ マニュアルのイラストと写真で車体内外の細部を解説

■ドイツの口径漸減(テーパードボア)砲 (34ページ)
●ドイツ軍では、対戦車砲のコンパクト化と軽量化を図るために口径漸減砲の開発が盛んで、小型のタイプは「28mm対戦車ライフル sPzB41」から、大型のタイプでは「75mm対戦車砲 PaK41」までが作られ、実戦に投入されています
●これらの火砲は、口径の割には高い装甲貫通能力を持つことから活躍しましたが、一方で砲弾に使用されるタングステンがドイツでは採取できない金属であることから、その運用は一時期に留まることとなりました
●このドイツ軍の口径漸減砲を解説、「28mm対戦車ライフル sPzB41」と「75mm対戦車砲 PaK41」を中心に、その性能、使用する砲弾、各砲の生産状況などを詳しく解説します
●巻末には、当時の「性能表」と「連合軍戦車に対する攻撃ポイント(弱点)図」も収録されています

■ソ連軍「T-26」軽戦車の派生型(1) 自走砲 その1 (12ページ)
●「グランドパワー 2014年6月号」の「T-26」軽戦車特集に続く記事として、「T-26」軽戦車の派生型を紹介、「砲兵型T-26」「SU-1自走砲」「T-26砲兵観測車(A43/T-26-4)」「AT-1」が収録されています

■第2次大戦イタリア軍の弾薬 (3) (22ページ)
●1953年に刊行された「ITALLIAN AND FRENCH EXPLOSIVE ORDNANCH」から、第2次世界大戦中のイタリア軍の弾薬図版の部分を収録しています
●掲載弾薬は、高射砲用「53mm砲弾」、榴弾砲用「100mm砲弾」、榴弾砲用「105mm砲弾」、榴弾砲用「120mm砲弾」、重榴弾砲用「149mm砲弾」、重榴弾砲用「152mm砲弾」等を諸元とともに掲載
●大口径の砲弾の構造と性能が理解できる図面及び諸元集です


【 「グランドパワー 2014年8月号」の仕様 】


●版型 : B5版
●全144ページ / モノクロ写真70枚、カラー写真23枚収録
●発行日 : 2014年7月1日
●コード : 4910135010743



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