AAVC-7C1 水陸両用強襲車 指揮車輌型 EAAK
「AAVC-7C1 水陸両用強襲車 指揮車輌型 EAAK (プラモデル) (AFV CLUB 1/35 AFV シリーズ No.AF35S70 )」です
●現用アメリカ海兵隊の水陸両用強襲車「AAV7A-1」の指揮車型「AAVC-7」を1/35スケールで再現したプラスチック及びレジン素材複合組立てキット
●アメリカ海兵隊の上陸作戦時において前線での指揮と後方への通信を担う水陸両用強襲指揮車「AAVC-7」を再現、「AAV7A-1」をベースとして通信用の器材とアンテナを多数装備した迫力あるフォルムを表現した内容となっています
●ホビーボス社製「AAVP-7A1 水陸両用強襲車」をベースに、「AAVC-7」を再現するために、ターレット、通信器材などを再現したレジン製パーツを追加したバリエーションキットとなります
●追加装甲を施した「EAAK」と、追加装甲を装備していない通常型とを選択して作製することができます【 「水陸両用強襲指揮車 AAVC-7」について 】
●アメリカ軍では、第2次世界大戦時において水陸両用車両「LVT」シリーズを開発、この車両の出現により遮蔽物が少ない砂浜に上陸する際の人員の損害率が大幅に低下しました
●ただし、「LVT」シリーズは装甲の薄さや、履帯で水上を推進することから障害物に弱いなどの欠点を持っており、1960年代に開発が開始されたのが後継車両の「AAV7」です
●この「AAV7」は「LVT」シリーズよりも大型化した車体を持ち、前部にエンジン、中央部に乗員室、後部に兵員室というレイアウトを採用、水上での推進方式は従来の履帯からウォータージェット式へと変更され、それにより履帯は大型車体を回る方式から通常の戦闘車両と同様のタイプへと変化しています
●大型化した車体により「AAV7」は兵員25名を収容できるという大きなキャパシティを誇り、被弾し易い車体前部にエンジンが存在することで、兵員に対する防御力に優れていました
●1977年、「AAV7」は近代化改修としてサスペンションの改良や発煙弾発射装置などの追加、そして暗視装置の変更などが行われ、このタイプは「AAV7A-1」として制式化、以後の生産車も同様の仕様へと変更されました
●また、1980年代後半には武装の強化が図られ、擲弾発射機などが新たに装備、加えて防御力強化のための追加装甲のキット「EAAK」も用意されました
●進化を続ける「AAV7」シリーズは、アメリカ海兵隊の足として上陸戦のみならず、内陸部への進撃などにも使用され、湾岸戦争などにも参加しています
●この「AAV7」シリーズの指揮車型として開発されたのが「AAVC-7」で、武装を減らす一方で通信装置を大幅に増設、作戦行動における指揮や、前線での情報を後方の司令部へと伝えるという重要な役割を負っています【 「AAVC-7C1 水陸両用強襲車 指揮車輌型 EAAK」のキット内容について 】
●このアメリカ海兵隊の「水陸両用強襲指揮車 AAVC-7」を再現したプラスチック及びレジン素材複合組立てキット
●一体成型を重視するホビーボス社と、レジンによる確かな造形力を持つAFVクラブ社(ホビーファン)とのコラボレーションキットで、「水陸両用強襲指揮車 AAVC-7」の車体自体は一体成型によりパーツ数を抑え、現用の指揮車両ならではの細かな構造物を型の制約の少ないレジン製パーツによってシャープに再現した内容となっています
●「水陸両用強襲指揮車 AAVC-7」は、「車体上部」「後部パネル」「車体下部」の3ブロックで構成されています
【 車体上部 】
●車体上部は、「AAVC-7」の独特のレイアウトを再現、特徴的な滑り止めパターン、追加装甲用のアタッチメントなどがモールドされています
●車体上部はエンジンデッキ、兵員室を含めて一体成型となっています
・ 各キューポラのハッチ、兵員室上部のハッチは開閉可動式です
・ 「EAAK」として兵員室ハッチ上面に装着された追加装甲はエッチングパーツにて再現
・ キューポラの各ペリスコープはクリアーパーツです
・ 車長キューポラに装備された機銃はレジン製パーツです
・ エンジングリルのメッシュを再現するエッチングパーツが付属
・ 「AAVC-7」として車体上部に装備された各種通信用器材及び通信アンテナ基部はレジン製パーツとなります
・ 排気管は前後分割式で、排気管カバーはエッチングパーツです
・ 前照灯はカバーを含めて各1パーツで再現
・ 側面に装備されるレジン製の救命用の浮輪(×2)が付属
●「EAAK」としての車体側面の追加装甲は前後の2ブロックで構成されています
・ 各ブロックには波形の形状と表面のボルトが再現
【 後部パネル 】
●後部パネルは一体成型となっています
・ 後部ランプ及び後部ドアは個別にパーツ化され、開閉状態が選択できます
・ 後部ランプ及び後部ドアは内側のディテールが再現されています
【 車体下部 】
●車体下部は、「AAVC-7」としての船形の形状を再現、側面には追加装甲用のアタッチメント、前面には溶接跡などが表現されています
●車体下部はバスタブ式に一体成型されています
・ サスペンションアームは別パーツです
・ 浮航推進装置は上下分割式で、後部の噴出口とカバー部は別パーツです
・ 転輪、起動輪、誘導輪は左右分割式です
【 履 帯 】
●履帯は、接着及び塗装が可能な軟質素材によるベルト式履帯が付属しています
・ 履帯は、中央部に接地パッドが付いた「AAV7A-1」用のシングルピン式履帯が再現されています
●各ペリスコープを再現するクリアーパーツが付属
●エンジングリルのメッシュ、排気管カバーなどを再現するエッチングパーツが付属しています
【 塗装とマーキング 】
●「水陸両用強襲指揮車 AAVC-7」のマーキングとして、3種類の塗装例が説明書に記載されています
・ アメリカ海兵隊所属車両
・ アメリカ海兵隊所属車両
・ 中華民国 海軍陸戦隊車両
●説明書の塗装例に基づく、部隊表示、車体番号、車台番号などを再現したデカールが付属しています
●2014年 バリエーションキット レジン製パーツ追加