日本海軍 駆逐艦 時雨・雪風 幸運艦セット
「日本海軍 駆逐艦 時雨・雪風 幸運艦セット (プラモデル) (フジミ 1/700 特シリーズ SPOT No.特SPOT-039 )」です
●太平洋戦争時における帝国海軍の駆逐艦「時雨」と「雪風」を1/700スケールで再現したプラスチックモデル組立てキット
●帝国海軍における強運艦として知られた駆逐艦「時雨」と「雪風」を再現、当時の海軍将兵から「佐世保の時雨」「呉の雪風」と呼ばれた勇姿を表現した内容となっています
・ 駆逐艦「時雨」は、駆逐艦「白露型」の2番艦、駆逐艦「雪風」は、駆逐艦「陽炎型」の8番艦となります
【 「日本海軍 駆逐艦 時雨・雪風 幸運艦セット」のキット内容について 】
●この帝国海軍の駆逐艦「時雨」と「雪風」を再現したプラスチックモデル組立てキットです
●フジミ社製「日本海軍駆逐艦 時雨・五月雨 (白露型 前期型最終時)」と「日本海軍 駆逐艦 雪風 1945 (日本海軍 駆逐艦 浦風 1944)」の各キットの1隻分ずつのランナーを抽出してワンパッケージにまとめたスポット生産品となります
●太平洋戦争時、帝国海軍の各艦艇は対空兵装を中心に増強が行われており、
・ 駆逐艦「時雨」は第2番主砲塔を撤去して機銃座とした1945年の最終時
・ 駆逐艦「雪風」は同様に第2番主砲塔を撤去して機銃座とし、多くの単装機銃を上甲板に配置した1945年の最終時
の状態が再現されています
●艦体喫水線までが再現された洋上モデルです
●キットの詳しい内容については、それぞれの個別ページをご参照下さい
【 「日本海軍 駆逐艦 時雨・雪風 幸運艦セット」のパッケージ内容 】
・ 帝国海軍 駆逐艦 時雨 ×1
・ 帝国海軍 駆逐艦 雪風 ×1
・ デカールシート ×2枚
●スポット生産品
【 「駆逐艦 時雨」について 】
●「時雨」は、「白露型」駆逐艦の2番艦として1936年に竣工しました
●同艦は、1942年5月の「珊瑚海海戦」に参加、次いで「ミッドウェー海戦」にも加わりましたが、機動部隊の壊滅により作戦中止命令を受けて帰還しています
●その後、ソロモン海域に配備され、ガダルカナル島への輸送任務に従事します
●1942年11月の「第3次ソロモン海戦」に参加、アメリカ巡洋艦隊との死闘を繰り広げ、同艦隊に大打撃を与えますが、自身も損傷してトラック島に帰還します
●1943年には、多くの護衛任務と輸送任務に従事、「べラ湾海戦」「第1次、第2次ベララベラ海戦」にも参加、アメリカ軍に対して大きな戦果を挙げ、優秀艦として認識されるようになります
●更には11月の「ブーゲンビル島沖海戦」に参加、不利な状況下で帝国海軍側の艦艇の大部分に被害が発生する中、「時雨」は無傷で生還しました
●1944年6月、「マリアナ沖海戦」に参加、海戦自体は航空決戦で、同艦は航空攻撃による損傷を受けながらも内地へと帰投します
●水上決戦となった同年10月の「レイテ沖海戦」では、南翼からレイテ島沖に進出した「西村艦隊」に配属されており、夜間戦闘においてアメリカ艦隊からの猛攻を受けて艦隊が壊滅する中、唯一の生存艦として生還を果たします
●ところが1945年1月、輸送船団を護衛中にアメリカ潜水艦の攻撃を受けて被雷、「駆逐艦 雪風」に並ぶとも言われた武運に秀でた「時雨」でしたが、その姿を波間に消しています
【 「駆逐艦 雪風」について 】
●駆逐艦「雪風」は、「陽炎型」駆逐艦の8番艦として、1940年1月20日海軍佐世保工廠で竣工しました
●駆逐艦「雪風」は、太平洋戦争の緒戦においてフィリピン攻略、アンボン、チモール島などの上陸作戦の支援を行い、1942年2月には初の本格的な海戦となる「スラバヤ沖海戦」に参加しました
●1942年6月には一大決戦である「ミッドウェー海戦」、その後、「ソロモン海戦」、「南太平洋海戦」などの主要海戦に参加し、特に日本軍が大損害を受けた「ビスマルク海戦」においても生還を果たし、「強運の艦」として認められるようになります
●1943年7月の「コロンバンガラ島沖海戦」では「雪風」を含む駆逐艦隊(水雷戦隊)の活躍により連合軍の巡洋艦隊に大打撃を与えるなどの活躍を示しました
●その後も、「マリアナ沖海戦」や「レイテ沖海戦」などの大海戦に参加、1945年4月には「大和」の沖縄特攻「天一号作戦」にも護衛として参加、「大和」を始め艦隊10隻中の6隻が沈む中、「雪風」は無傷で生還し、帝国海軍の中で最も「強運の艦」として終戦時まで残存しました
●戦後は復員船としても活躍、その後賠償艦として中華民国に供与され、「丹陽」という艦名で使用されました