WW2 イギリス 王室戦車軍団 戦車兵 #2
「WW2 イギリス 王室戦車軍団 戦車兵 #2 (レジン) (アルパイン 1/35 フィギュア No.AM35179 )」です
●第2次世界大戦時におけるイギリス軍の戦車兵を再現したレジン製組立キット
・ 車外もしくはキューポラの中で立ち、両手で双眼鏡を持っている姿が再現されています
【 「第2次世界大戦時のイギリス戦車兵」について 】
●第2次世界大戦の戦史はアメリカ軍側やドイツ軍側から語られているものが多く、イギリス軍側から見た戦史は少ないのが現状です
●このため、アメリカ軍側から見たイギリス軍の戦車部隊の作戦行動は「慎重」に映り、ドイツ軍側からはノルマンディ戦でのカーン前面の戦いや戦車エース「ビットマン」の「ヴィレル・ボカージュの戦い」などから「鈍重」なイメージを持たれています
●しかし、イギリス軍の戦車部隊は北アフリカ戦線での激闘を繰り広げ、ノルマンディ戦でも連合軍の先頭に立って極めて強力なドイツ戦車師団と真正面から戦闘を行っており、このようなイギリス戦車部隊の活動がドイツ軍の戦力を確実に奪って行きました
●もっとも、そのような激戦の連続はイギリス戦車兵に多大な損害を生じさせており、イギリス戦車兵はジョンブル魂を糧として強力なドイツ戦車に対峙し、その出血をもって連合軍の勝利の途を切り拓いたのです
【 「WW2 イギリス 王室戦車軍団 戦車兵 #2」のキット内容について 】
●フィギュアは、車長キューポラの内部や車外に立って、両手で双眼鏡を持っているポーズが表現されています
・ 双眼鏡を持っているという単純なポーズですが、極めて汎用性が高く、様々なシーンや戦車モデルでの演出に役立つことでしょう
●服装は、「野戦服」を着用してサスペンダーを装着、首の部分にはマフラーを巻き、レギンスと短靴を履いた姿です
・ この服装は、イタリア戦以降におけるイギリス戦車兵のスタンダードな服装となりますが、夏の時期のイタリア戦線ではシャツ姿、北西ヨーロッパ戦線の冬季では防寒服を着用した姿となります
・ 首のマフラーは埃や塵が入ってこないように防ぐと共に、周囲を警戒して首を巡らしているうちに首の皮がすり切れてくるのを防ぐためのもで、万国の戦車兵共通の装備と言ってよく、作例写真のような白地のものや、私物の柄物もよく見かけます
●服の皺の表現はスケールに沿っており、服の質感も演出、ポケットや服の縫い目などのディテールは繊細なモールドで再現されています
●フィギュアは、頭部、胴体、両腕のパーツ構成です
●頭部は、「ベレー帽」を被った状態と、「戦車ヘルメット」(空挺部隊用ヘルメットと同じもの)を被った状態の2タイプが付属し、選択して使用します
・ 2タイプの顔自体の造りは、ほぼ同じです
・ 「ベレー帽」を被った状態の頭部には、ヘッドフォンが装着されています
●付属している装備品類
・ 拳銃ホルスター ×1
【 「WW2 イギリス 王室戦車軍団 戦車兵 #2」のパッケージ内容 】
・ イギリス軍戦車長フィギュア ×1
・ ヘッドパーツ ×2 (フィギュアに使用するヘッド×1を含む)
・ 拳銃ホルスター ×1
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【 「WW2 イギリス 王室戦車軍団 戦車兵 #2」のワンポイント 】
●キットは、ミリタリーフィギュア造形の世界のトップメーカーとして名高い「アルパインミニチュア」のものであり、プロポーション、服の皺と質感表現、そして兵士の顔の造形と表情など高い品質を持ったフィギュアとなっています
●レジンという素材の特性と、型への制約の少なさを利用してフィギュアを作製、原型の良さが極力活かされています
●レジン成型の特徴により、パーツ数を極力抑えながらも細部再現に拘った内容となっており、その組み立てはインジェクションキットよりも容易、その分塗装に凝ることもできます
●AFVモデルに配置するだけで、戦車モデルとフィギュアモデルとが織り成す世界観を楽しむことができることでしょう
●また、イギリス軍の戦車などの戦闘車両はキット化が進む一方で、車両のキットにフィギュアが含まれていないものが多数を占めています
●別売となるイギリス戦車兵のフィギュアはとても少なく、更に体格が大きいために戦車のハッチに収まらないということも珍しくありません
●「アルパインミニチュア」のフィギュアは、1/35スケールに忠実で、フィギュア自体の造形も戦車のキットに乗せることが考慮されていることから、キューポラやハッチに収まり易いのが特徴です
●戦車単品での作品も良いのですが、良質なフィギュアを乗せることで戦車モデルとしての表情がグッと良くなりますので、イギリス戦車及び戦闘車両の演出に大変役立つフィギュアとなることでしょう