GAZ-AAA マキシム 4連装機銃搭載
「GAZ-AAA マキシム 4連装機銃搭載 (プラモデル) (ミニアート 1/35 WW2 ミリタリーミニチュア No.35177 )」です
●第2次世界大戦時におけるソ連軍の対空車両「GAZ-AAA 4連装マキシム機関銃搭載型」を1/35スケールで再現したプラスチックモデル組立キット
●トラックの荷台に4連装機銃を装備した簡易な対空車両「GAZ-AAA 4連装マキシム機関銃搭載型」を再現、重量の重い水冷式機関銃を高い位置に取り付けた、いかにもソ連軍的発想を彷彿させる特徴的な姿を再現した内容となっています
●ミニアート社製「GAZ-AAA Mod.1940 カーゴトラック」をベースに、「GAZ-AAA 4連装マキシム機関銃搭載型」を再現するために、対空機銃を再現した新規パーツを追加したバリエーションキットとなります
【 「GAZ-AAA 4連装マキシム機関銃搭載型」について 】
●各国の軍隊では、歩兵用の機関銃を連装状とし、軽便な対空兵器として運用が行われました
●ソ連軍では、このようなシステムをさらに発展させ、水冷式の「マキシム重機関銃」を4連装とした対空機銃を生み出します
・ 水冷式機関銃であるため機銃自体の重量が重く、これを支えるため銃架は堅牢な造りとなっていました
●各機銃の弾薬箱(各250発入り)は機銃の下部に装備、このため射撃中の弾薬箱の交換は実質的に困難でした
●しかし、持続射撃能力の高い「マキシム重機関銃」を4連装としたことで弾幕効果は高く、近距離における対空射撃に活躍、拠点防御用や装甲列車などに設置、搭載が行われました
●一方、ソ連軍のトラック「GAZ-AAA」は、1920年代に登場したアメリカのトラック「フォード AA」をコピーした「GAZ-AA」をベースに6輪型とした車両で、ソ連の国産トラックとして幅広く運用が行われていました
●この「GAZ-AAA」をベースに様々な派生車両を開発、その中の1種が4連装の「マキシム重機関銃」を搭載した対空車両「GAZ-AAA 4連装マキシム機関銃搭載型」です
●「GAZ-AAA 4連装マキシム機関銃搭載型」は、対空自走砲などの機動力を持つ対空車両をほとんど保有していないソ連軍の中にあって貴重な対空車両として活躍、有効射程が短い、防御を考慮していないなどの欠点を持っていましたが、各戦線で広く運用されたのでした
【 「GAZ-AAA マキシム 4連装機銃搭載」のキット内容について 】
●このソ連軍の対空車両「GAZ-AAA 4連装マキシム機関銃搭載型」を再現したプラスチックモデル組立キットです
●細分化したパーツ構成とエッチングパーツにより、「GAZ-AAA 4連装マキシム機関銃搭載型」の細部再現に重きを置いた内容となっています
●「GAZ-AAA 4連装マキシム機関銃搭載型」は、「キャビン」「エンジン」「荷台」「機銃」「シャーシ」の5ブロックで構成しています
【 キャビン部 】
●1920年代のトラックがベースとなった無骨な「GAZ-AAA」のキャビン形状を再現、フロントグリル、側面の排気グリル、フェンダーの滑り止めパターンなどを繊細なモールドで再現しています
●キャビン部は、各パネルを箱組み状に貼り合わせて作製します
・ ボンネットは実車の構造の沿ったパーツ構成となっており、中央部から側面パネルを展開した状態とすることができます
・ ドアはキャビンとは別パーツ化、開閉状態を選択して組み立てることができます
・ フェンダーはそれぞれ一体成型のパーツで再現、フェンダー支持架は別パーツとなります
・ 各ウィンドはクリアパーツで再現しています
●フロントウィンドは、枠の部分を成型色パーツ、ウィンド部はクリアパーツです
・ ワイパーは、ブレード部分をエッチングパーツ、動力装置はプラパーツとなっています
・ フロントウィンドは、開閉状態を選択して組み立てることができます
●キャビンの内部を再現しています
・ 座席、メーターパネル、各種レバー、ハンドルなどをパーツ化、フロアパネルへと取り付けます
【 エンジン 】
●エンジンは19パーツで構成、エンジン本体、クラッチ、トランスミッション、冷却ファンなどを細かく再現しています
【 荷 台 】
●荷台は木パネル表現を凹状のモールドで再現、木目も繊細なタッチで再現しています
●荷台は、各パネルを箱組み状に貼り合わせて作製します
・ 後部パネルと側面パネルは開閉状態を選択することができます
・ 荷台前部に装備する機銃の弾薬箱の収納庫は箱組み状に各パネルを貼り合わせて作製、内臓する弾薬箱(×16)が付属しています
【 機 銃 】
●機銃は細分化したパーツとエッチングパーツにより、機銃本体、機銃架、そして弾薬箱などを詳細に再現しています
●機銃は、機銃本体、揺架、弾薬箱、機銃架の各ブロックで構成、それぞれのブロックを接続して完成させます
・ 機銃本体は、銃身部、グリップ、トリガー、照門など、各11パーツで再現
・ 揺架はフレーム状のパーツと、肩当てのパーツを組み合わせて作製します
・ 弾薬箱は各3パーツの構成となる弾薬箱を基部へと取り付けて作製します
・ 機銃架は、支柱、フレーム、円錐状のベース、台座プレートなどで構成しています
・ 機銃先端部のカバーを再現したパーツが付属、脱落防止用のチェーンはエッチングパーツで再現します
・ 対空照門はエッチングパーツにて再現
・ 機銃に取り付ける弾帯(×4)が付属しています
・ 機銃から伸びる配線は、ビニールチューブ(別売)などを使用して再現します
【 シャーシ 】
●シャーシは細分化したパーツ構成によりその構造を細かく再現、タイヤは7パーツ構成でトレッドパターンを再現しています
●シャーシのメインフレームは、縦方向のフレームと横方向のフレームとを組み合わせて作製します
・ リーフ式サスペンションは2パーツで再現
・ デファレンシャルは各15パーツの構成となっています
・ 前部のステアリングゲージは5パーツで再現
・ ステアリングは固定となります
●タイヤは、ホイール部とゴムの部分とに分割しています
・ ゴムの部分は輪切り状に7分割となっており、複雑な形状のトレッドパターンを再現しています
●各ウィンドと前照灯のガラス部を再現するクリアパーツが付属
●ワイパー、対空照門、各部のディテールなどを再現するエッチングパーツが付属しています
【 「GAZ-AAA マキシム 4連装機銃搭載」の塗装とマーキング 】
●「GAZ-AAA マキシム 4連装機銃搭載」のマーキングとして、ソ連軍仕様となる6種類の塗装例が説明書に記載されています
・ ソ連軍所属 (モスクワ軍事パレード時 / 1938年)
・ ソ連軍所属 (1941年夏)
・ ソ連軍所属 (北部戦線 / 1941年夏)
・ ソ連軍 第43歩兵師団所属
・ ソ連軍所属 (1941年夏)
・ ソ連軍 第23軍 第50歩兵軍団所属 (北部戦線 / 1941年8月)
●説明書の塗装例に基づく、部隊マーク、車体番号などを再現したデカールが付属しています
【 「GAZ-AAA マキシム 4連装機銃搭載」のパッケージ内容 】
・ ソ連軍 GAZ-AAA 4連装マキシム機関銃搭載型 ×1
・ クリアランナー ×1
・ エッチングシート ×2
・ デカールシート ×1
・ 組立て説明書 ×1
●2015年 一部新金型