ドイツ 3.7cm Pak36 対戦車砲
「ドイツ 3.7cm Pak36 対戦車砲 (プラモデル) (FTF 1/72 AFV No.72022 )」です
●第2次世界大戦初期から運用されたドイツ軍の対戦車砲「37mm対戦車砲 Pak36」を1/72スケールで再現したプラスチックモデル組立キット
●「37mm対戦車砲 Pak36」を2門、砲を操作する対戦車砲兵のフィギュアを各3体(合計6体)をセットした内容となっています
【 「37mm対戦車砲Pak36」について 】
●第2次世界大戦前、徐々に陸戦兵器としての存在感を増す「戦車」に対して、各国は対戦車専用の「対戦車砲」を開発して行きます
●ドイツ軍は1936年にラインメタル社製の「37mm対戦車砲 Pak36」を制式採用、当時の各国の対戦車砲と比べて優秀な貫徹能力を持つ対戦車砲でした
●ポーランド戦などの大戦初期において、「37mm対戦車砲 Pak36」はドイツ軍の主力対戦車砲として活躍、当時装甲が貧弱だったポーランド軍戦車に対して十分な威力を示しました
●ただし、フランス戦に突入すると、「シャール B1戦車」や「マチルダ戦車」などの装甲の厚い連合軍戦車に対して、「37mm対戦車砲 Pak36」の貫通力では、それら戦車の装甲を撃ち抜くことができず、重砲や高射砲、爆撃機などにより対応せざるを得なくなります
●そこで、「37mm対戦車砲 Pak36」の後継砲として想定されていた「50mm対戦車砲 Pak38」の配備が急がれましたが、生産は遅々として進まず、独ソ戦に至っても「37mm対戦車砲 Pak36」が対戦車部隊の主力を努めました
●独ソ戦においては、「T-34」や「KV-1」などのソ連軍の新鋭戦車に対して「37mm対戦車砲 Pak36」は、ほとんど効果を持たず、兵士からは「装甲板を叩くだけの兵器」を意味する「ドアノッカー」と呼ばれてしまう程でした
●後継砲の「50mm対戦車砲 Pak38」や「75mm対戦車砲 Pak40」の配備が進むと「37mm対戦車砲 Pak36」は2戦級兵器となりますが、それでも防御陣地を直接照準射撃で攻撃する「歩兵砲」の役割や、成型炸薬弾を使った対戦車戦などにも使われ、大戦を通じて運用が続いたのでした
【 「ドイツ 3.7cm Pak36 対戦車砲」のキット内容について 】
●このドイツ軍の対戦車砲「37mm対戦車砲 Pak36」を再現したプラスチックモデル組立キットです
●一体成型を多用してパーツ数を抑えながら、スライド金型を使用してかっちりとシャープなディテールで再現、「37mm対戦車砲 Pak36」をミニスケールに沿って再現した内容となっています
●FTF社は東欧系メーカーですが、従来の東欧系メーカーのイメージを払拭するような、繊細でかっちりとした彫刻と、センスある造形力でもって「37mm対戦車砲 Pak36」を再現、コレクション性を重視して極力パーツ数を抑えた内容ながらも、実物のポイントをしっかりと押さえ、メカニカルな構造と「Pak36」のディテールを再現しています
・ 総パーツ数は8点ですので、10分程度で組み立てることが可能、週末モデリングやちょっと時間が空いた際の模型製作、そしてコレクションに適したキットです
●また、対戦車砲には欠かせない対戦車砲兵を再現した3体(1門あたり)のフィギュアが付属、本キットだけで「37mm対戦車砲 Pak36」を中心とした対戦車チームを作製することができます
・ キットは、「37mm対戦車砲 Pak36」を2門含んでおり、フィギュアは合計6体付属しています
【 37mm対戦車砲 Pak36 】
●「37mm対戦車砲 Pak36」は、「砲身」「防盾」「砲脚」の3ブロックで構成しています
・ 砲身は揺架も含めて一体成型のパーツで再現
・ 砲架は左右に分割したパーツで構成
・ 防盾は1パーツで再現、表側と裏側のリベット、パネルラインなどのディテールをモールドで再現しています
・ 砲脚は、防盾、車軸部、左右の砲脚を一体成型のパーツで再現、スライド金型を使用して防盾の表面ディテールを再現しています
・ タイヤは各1パーツで再現、トレッドパターンを深めの彫刻で再現しています
【 フィギュア 】
●対戦車砲兵を再現した各3体のフィギュアが付属しています
・ フィギュアの内訳は、指揮官1体、照準手1体、砲手1体です
・ 服装は、「M36野戦服」を着用、ブーツを履き、ヘルメットを被った姿です
・ 服の皺の表現はスケールに沿った凹凸モールドで再現、ポケットやマガジンポーチ、装備品類などの細部はシャープな彫刻で再現しています
・ 各フィギュアは一体成型のパーツで再現、小型のベースが付いた状態で成型しています
●セットしているフィギュアのポーズは6体、3種類 (同じフィギュアを2体ずつセットしています)
・ 指揮官のフィギュアは、両膝を付いた姿勢で双眼鏡を覗いているポーズ (×2)
・ 照準手のフィギュアは、片膝を付いた姿勢で構えているポーズ (×2)
・ 砲手のフィギュアは、片膝を付いた姿勢で砲弾を込めようとしているポーズ (×2)
となっています
●「37mm対戦車砲 Pak36」の開発の経緯などを解説したラー小冊子(ポーランド語表記)が付属しています
【 「ドイツ 3.7cm Pak36 対戦車砲」のパッケージ内容 】
・ 37mm対戦車砲 Pak36 ×2
・ フィギュア ×6
・ カラー小冊子 ×1 (11ページ)
●2015年 完全新金型