フジミ 日本海軍 航空母艦 瑞鶴 Ver.1.2 昭和16年(1941年) 1/700 特シリーズ 062 プラモデル

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日本海軍 航空母艦 瑞鶴 Ver.1.2 昭和16年(1941年)

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3,080円 2,772円(税込)

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「日本海軍 航空母艦 瑞鶴 Ver.1.2 昭和16年(1941年) (プラモデル) (フジミ 1/700 特シリーズ  No.062 )」です


●太平洋戦争時における日本海軍の大型空母「瑞鶴」を1/700スケールで再現したプラスチックモデル組立キット。

●噴進砲などの対空兵装を増強していない1941年の太平洋戦争開戦時の姿を再現しています。

●日本海軍の空母の理想形として建造され、空母機動部隊の主力艦として活躍した航空母艦「瑞鶴」を再現、巨大な飛行甲板を擁する堂々とした姿を再現した内容となっています。

●フジミ社製「日本海軍 航空母艦 瑞鶴 1941年(昭和16年)」をベースに、左舷の「高射装置スポンソン」と「マスト」及び「通信マスト」の新規パーツを追加した改訂版です。
 ・ 「日本海軍 航空母艦 瑞鶴 1941年(昭和16年)」では、「マスト」及び「通信マスト」は3分割もしくは4分割のパーツで再現していましたが、本キットでは一体成型化を進めたパーツをい新たにセット、より作りやすさに配慮しています。
 ・ ただし、「旧No.62」の「マスト」及び「通信マスト」のパーツも含まれていますので、従来のパーツと新規パーツとを選択することもできます。

【 日本海軍 航空母艦 瑞鶴 Ver.1.2 昭和16年(1941年) (フジミ 1/700 特シリーズ No.062) プラモデルの内容 】


●航空母艦 瑞鶴 昭和16(1941)年 概要
●日本海軍の航空母艦「瑞鶴」を再現したプラスチックモデル組立キットです。

●側面の通路、スポンソン、そしてその支柱などが織り成す日本の空母の独特で複雑な構造を細分化したパーツ構成で再現、飛行甲板、上甲板、スポンソンなどのパーツ表面には木甲板表現や滑り止め表現、補強のフレームなどのディテールを繊細なモールドで再現しており、フジミ社の「特シリーズ」として航空母艦「瑞鶴」の細部ディテールの再現に重きを置いた内容となっています。

●「瑞鶴」は、太平洋戦争開戦後、逐次対空兵装の増強を受けており、本キットでは対空兵装を増強していない1941年の太平洋戦争開戦時の姿を再現しています。

●艦体喫水線までの部分を再現した洋上モデルです。

日本海軍 航空母艦 瑞鶴 Ver.1.2 昭和16年(1941年) (フジミ 1/700 特シリーズ No.062) の商品画像

●航空母艦 瑞鶴 昭和16(1941)年 全体構造
●「瑞鶴」は、「船体舷側部」「飛行甲板」「上甲板」「艦橋などの構造物」「高角砲などの艤装類」をそれぞれブロック化して分割した構成となっています。
●各ブロックをそれぞれ個別に組み立てて、上甲板、飛行甲板、構造物、艤装類を船体ブロックへと取り付けて完成させます。

●船体舷側部は、左右に分割したパーツで構成。
 ・ 左右の舷側パーツの張り合わせは、パーツが歪まぬよう、船体パーツ内側に「桁」パーツを挟み込んで組立てます。
 ・ 舷側部には、「舷外電路」「舷側の舷窓」「フェアリーダー」「塵捨管」などの細部ディテールを繊細なモールドで再現しています。
 ・ 「舷窓」には上部の「雨樋」も繊細なモールドで再現しています。
 ・ 洋上モデルに欠かせない船体下を塞ぐ平らな船底パーツが付属しています。

●飛行甲板は、全通状に一体成型化したパーツで再現、「エレベーター」は別パーツ化しています。
 ・ 飛行甲板上には、木甲板表現の他、「甲板継ぎ手」「滑走制止装置基部」などのディテールを繊細なモールドで再現しています。
 ・ 「遮風柵」は別パーツ化して再現しています。
 ・ 飛行甲板裏側の梁は甲板パーツ裏に凸状のモールドで再現しています。
 ・ 艦の前後に設置した「飛行甲板支柱」は1本ずつ独立してパーツ化しています。
 ・ 「エレベーター」下の内壁を再現したパーツも付属していますので、エレベーターの昇降状態を選択して組み立てることができます。

●上甲板は、船首部分、船尾部分、ボート収納デッキ、それぞれ独立したパーツで構成。
 ・ 甲板上には、「アンカーチェーン導板」「リール」「ボラード」「ボート用架台」などのディテール繊細かつ立体的なモールドで再現しています。
 
「瑞鶴」の艦上の構造物は下記のようなパーツで構成しています
●艦橋
 ・ 艦橋は、上下でブロック分割しており、上部ブロックは2層のパーツ、下部ブロックは左右に分割したパーツで構成となっています。
 ・ 「艦橋窓」の部分は一段凹んだ状態となっており、立体感を演出しています。
 ・ 艦橋下部ブロックには「舷窓」「扉」などのディテールをモールドで再現。
 ・ 艦橋に装備する、「方位測定器」(×1)、「1.5m測距儀」(×2)、「60cm探照灯」(×2)などを別パーツ化、探照灯はクリアパーツで再現しています。

●煙突
 ・ 煙突は、本体部分を上下に分割したパーツで再現、トップと整流板は別パーツ化しています。
 ・ 煙突パーツ表面上には「緊急用排煙口」などのディテールを微細なモールドで再現しています。
 ・ 煙突トップの雨水カバー金網は開口した状態で成型したパーツとなっています。

●メインマスト
 ・ メインマストは、前後に分割したパーツで再現。
 ・ 説明書には記載されていませんが、下部のトラス構造部、ヤード、トップなど4分割したパーツもセットしています。

●通信マスト
 ・ 通信マストは、一体成型となったパーツと、下部、ヤード、トップに3分割したパーツをセット、選択して使用することができます。
 ・ 通信マストは起倒状態を選択して組み立てることができます。

●機銃用スポンソンはブロックごとに独立してパーツ化しており、下部の補強板はパーツ上にモールド化して1枚ずつ再現。
 ・ スポンソン部の支柱(支筒)は1本ずつ個別にパーツ化しています。

●高角砲 「40口径 89式 12.7cm連装高角砲」 ×8
 ・ 右舷後部は煙突の煙除けのシールド付き(A1型改2)、左舷と右舷前部はシールド無しの状態を再現(A1型)。
 ・ シールド付きの高角砲は、連装状に一体成型した砲身部と、シールド部とで2分割したパーツで再現。
 ・ シールド無しの高角砲は、砲身部と砲架部の2パーツに分割して再現。
 ・ 高角砲支筒は別パーツ化、複雑な形状を再現しています。

●対空機銃 「25mm 3連装機銃」 ×10、「25mm 3連装機銃(シールド付き)」 ×2
 ・ 3連装機銃は一体成型のパーツで再現、シールド付きの3連装機銃は銃身とシールドの2パーツに分割して再現しています。

●内火艇、カッターなど
 ・ 12m内火艇 ×5
 ・ 13m特型運搬船 ×2
 ・ 8m内火ランチ ×1
 ・ 中型カッター ×2
 ・ 小型カッター ×1

●その他の艤装を再現したパーツとして
 ・ 艦首、艦尾旗竿
 ・ 錨、副錨
 ・ 菊花紋章(前部フェアリーダー含む)
 ・ パラベーン
 ・ ラッタル
 ・ 舷梯
 ・ 94式高射装置
 ・ 110cm探照灯(クリアパーツ)
 ・ 係船桁 (展開した状態と収納した状態との2種のパーツをセット)
 などを独立したパーツで再現しています。

●艦載機
 ・ 艦載機は、機体本体、キャノピー、脚、プロペラに分割したパーツ構成
 ・ 増槽及び武装は別パーツ化しています。
 ・ クリア成型のパーツとなっています。

●艦載機内容
 ・ 零式艦上戦闘機 21型 ×2
 ・ 99式艦上爆撃機 ×2
 ・ 97式艦上攻撃機 ×2

【 日本海軍 航空母艦 瑞鶴 Ver.1.2 昭和16年(1941年) (フジミ 1/700 特シリーズ No.062) 塗装・マーキング 】


●「塗装図・マーキングガイド」は組立説明書内にモノクロで記載しています。
 ・ 塗装の際に使用する塗料の種類も記載しています (Mr.カラー / 水性ホビーカラー)。
 ・「瑞鶴」の甲板や船体からカッターなどの細部に使う塗料の種類は、組立説明書内の各工程内にて指示しています。

●飛行甲板上に書かれた表示線、艦名表示、着艦標識、艦尾の軍艦旗(直線タイプとなびいているタイプ)、艦載機の日の丸マーク(6機分)を再現したデカールが付属しています

【 日本海軍 航空母艦 瑞鶴 Ver.1.2 昭和16年(1941年) (フジミ 1/700 特シリーズ No.062) パッケージ内容 】


 ・ 航空母艦 瑞鶴 ×1
 ・ 零式艦上戦闘機 21型 ×2
 ・ 99式艦上爆撃機 ×2
 ・ 97式艦上攻撃機 ×2
 ・ デカールシート ×1
 ・ 組立て説明書 ×1
 ・ パーツリスト ×1


●2016年 一部新金型(フジミ社製「日本海軍 航空母艦 瑞鶴 1941年(昭和16年)」の改訂バージョン)


【 「日本海軍 航空母艦 瑞鶴」について 】


●日本海軍は、世界初の新造空母「鳳翔」から始まり、「赤城」「加賀」に続く設計と運用に実験が繰り返され、「蒼龍」「飛龍」で空母としての形が出来上がりました。

●しかし、「蒼龍」「飛龍」は軍縮条約の下での設計であり、全体に小ぶりで、防御面においても十分とは言えませんでした。

●「翔鶴」型は、1937年から建造が始まった新鋭艦で、それまでの空母運用と設計のノウハウをベースとしながら余裕を持って作られており、日本海軍の理想の空母を実現した姿で生まれました。
●排水量は25,000トン、戦艦「大和」よりも大出力の160,000馬力の機関を搭載、それにより大型の艦ながら最高速度34ノットという高速性を持っています。
●また、防御力は強力となり、主要部分の装甲が強化、船体は水雷への防御力も大幅に向上、性能的には当時の世界最高水準を誇っていました。
 ・ 当初、1番艦「翔鶴」と2番艦「瑞鶴」の外見上の違いはほとんど無く、飛行甲板上の艦名表示が識別点となっています。

●「瑞鶴」は1941年9月に竣工、同年8月に竣工したネームシップである「翔鶴」と共に「第5航空戦隊」を編成、近々に予想される日米開戦に向けて急ピッチで乗員や航空機の搭乗員の練成訓練が実施されます。
●この「第5航空艦隊」を傘下に収める「第1航空艦隊」は、空母を集中して運用するという日本海軍の新しい考え方から発案されたもので、「第1航空戦隊」の「赤城」、「加賀」、「第2航空戦隊」の「飛龍」、「蒼龍」、「第5航空戦隊」の「翔鶴」、「瑞鶴」、そして護衛の艦隊を傘下に持ち、その艦載機による打撃力は、当時の列強国の艦隊とは比べ物とならない程の絶大な威力を誇っていました。
 ・ 当時それほど注目されなかったのは、航空機では戦艦などの強力な艦艇を沈めることはできないという大艦巨砲主義が蔓延していたからです。
 ・ 「第5航空戦隊」は、性能的には「第1、第2航空戦隊」の空母を凌駕しており、真珠湾攻撃は同戦隊の戦力化を待って立案されたという説も有ります。

●この「第1航空艦隊」は、1941年12月の真珠湾攻撃に参加し、多数の艦載機による攻撃力の大きさを世界に示すこととなります。
●続く、ポートダーウィン攻撃、セイロン沖海戦などに参加、特にセイロン沖海戦では海上で航行するイギリスの巡洋艦に対し、航空攻撃が80%以上の命中率を上げるなど移動目標に対して攻撃する練度の高さと、艦載機の優秀さを誇りました。

●一方、ニューギニア方面に進出した日本海軍は、同戦域においてアメリカ空母の存在を確認、その艦載機の攻撃により艦艇に被害を受けます。
●日本陸海軍は、ニューギニア最大の都市で要衝である「ポートモレスビー」の攻略作戦を立案、これは陸上での攻略が難しい同地を上陸作戦で占領するというもので、アメリカ空母が出現する可能性が高いことからインド洋から帰投の途上であった「第1航空艦隊」から「第5航空戦隊」を分派し、同作戦の航空支援の任務に就きました。

●この日本側の行動に対して、アメリカ軍側は航空母艦「レキシントン」「ヨークタウン」を中心とした艦隊で対抗、世界初の空母同士の海戦「珊瑚海海戦」が発生しました。
●この戦いでは、初めての空母海戦ということもあり、両軍双方にミスが続出、日本軍側は索敵のミスが影響し、初日で小型空母「祥鳳」を失ってしまいました。

●次いで、2日目には両軍が敵空母を発見、それぞれ攻撃隊を繰り出して激戦が繰り広げられます。
●その結果、アメリカ軍側は「レキシントン」が撃沈、「ヨークタウン」が大破、日本軍側は「翔鶴」が中破するという損害を受けます。
●日本軍側は「瑞鶴」が無傷ながらも、度重なる攻撃隊の消耗により稼動航空機が激減、それ以上の戦果を拡大することが出来ずに引き揚げることとなりました。
●これにより、ポートモレスビー攻略作戦は中止され、戦術的には日本軍の戦果の方が勝ってはいましたが、戦略的には目的を達成できずに終わっています。

●この「珊瑚海海戦」による修理と航空隊の補充の関係から、続く「ミッドウェー海戦」には「第5航空戦隊」は参加できず、同海戦での敗北の一要因となったとも言われています。

●「ミッドウェー作戦」の失敗により「赤城」「加賀」「蒼龍」「飛龍」という主力空母を失った日本海軍は、「翔鶴」「瑞鶴」を空母機動部隊の中核として位置付けしました。
●そして、ガダルカナル島沖での「第2次ソロモン海戦」、「南太平洋海戦」など「翔鶴」、「瑞鶴」は常にペアを組み死闘を繰り広げます。

●その後、1944年6月の「マリアナ沖海戦」において、僚艦「翔鶴」を失い、空母艦載機の損害の大きさから以後日本海軍は航空決戦を実行できなくなってしまいました。
●1944年10月の「レイテ沖海戦」において「瑞鶴」は、囮として行動する空母機動部隊「小澤艦隊」の旗艦として参加、アメリカ艦載機の猛攻を受け、その栄光の生涯を遂げたのでした。



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