日本海軍 航空母艦 龍驤 第二次ソロモン海戦時 艦載機33機付き
「日本海軍 航空母艦 龍驤 第二次ソロモン海戦時 艦載機33機付き (プラモデル) (フジミ 1/700 特シリーズ SPOT No.特SPOT-079 )」です
●日本海軍の「航空母艦 龍驤」を1/700スケールで再現したプラスチックモデル組立キット。
●日本海軍の小型「空母 龍驤」を再現したキットで、1937年に修復を伴った第2次改装後の姿を再現した内容となっています。
●正規空母のような輝かしさは無いものの、日本海軍の空母機動部隊の一翼を担った小型空母「龍驤」を再現、搭載機数の増加を図り2段式の格納庫を設置、飛行甲板前端に艦橋を配置、平甲板型の飛行甲板を備え、他の航空母艦とは異なった特異な艦型となった「空母 龍驤」の姿を楽しむことができる内容となっています。
【 日本海軍 航空母艦 龍驤 第二次ソロモン海戦時 艦載機33機付き (フジミ 1/700 特シリーズ SPOT 特SPOT-79) プラモデルの内容 】
●航空母艦 龍驤 概要
●1937年に大型台風の影響を受け、1937年に修復を兼ねて改装、艦橋や飛行甲板前縁の形状の変わった「航空母艦 龍驤」の「第2次改装後」の姿を再現したプラスチックモデル組立キット。
●1000t未満の重巡に準じたスマートな船体上に、溢れるような大きな上部構造物を備えた「空母 龍驤」の特徴を再現、連合艦隊コレクションの中でも異彩を放つ存在となることでしょう。
●フジミ製「日本海軍 航空母艦 龍驤 第二次改装後」に、新規金型の艦載機のパーツをセットしたバリエーションキットとなります。
●喫水線までの部分を再現した洋上モデルです
●航空母艦 龍驤 全体構造
●「龍驤」は、フラットな形状の「船底部」「船体舷側下部」「船体上部」「飛行甲板」「格納庫甲板」「ボート収納甲板」「上甲板 (船首・艦尾)」「高角砲などの艤装類」をそれぞれブロック化して分割した構成となっています。
●「船底部」パーツに「舷側」「船体上部」「上甲板」「飛行甲板」を積上げるようにして艦型を組み立てます。
●「龍驤」の「舷側」「船体上部」は左右に分割したパーツ構成。
・ 「舷側」「船体上部」のパーツ上には、「舷窓」「高角砲台座」「バルジ」などのディテールをシンプルなモールドで再現しています。
・ 船底パーツは、洋上モデルに欠かせないフラットな形状になっています。
・ 船体上部に設置した「高角砲」「機銃」「射撃装置」などのスポンソン部は別パーツ化して再現。
・ 艦橋窓は、付属のエッチングパーツで再現しています。
●飛行甲板は2枚に分割したパーツで構成、前部エレベーター前の部分を基点に前後に分割したパーツとなっています。
・ 飛行甲板上には、木甲板表現、遮風棚、着艦制動装置などをモールド化して再現しています。
・ 飛行甲板前端部は「第2次改装時」に改装された丸みをつけた形状で再現。
・ 「エレベーター」は飛行甲板パーツ上にモールド化して再現。
・ 飛行甲板裏側の梁はパーツ裏に凸状のモールドで再現しています。
・ 甲板後部の「着艦標識」「滑走制止装置」は付属のエッチングパーツで再現しています。
●上甲板部分は、「船首部分」「船尾部分」「船体上部」「ボート格納甲板」をそれぞれ独立したパーツで構成しています。
・ 甲板上には、滑り止め表現、リノリウム貼り表現の他、「アンカーチェーン」「ボラード」などを立体的なモールドで再現しています。
●舷側部の通路はブロックごとに別パーツ化、ラッタルを含めて一体成型化パーツで再現しています。
「龍驤」の艦上の構造物は下記のようなパーツで構成しています
● 煙突
・ 各煙突は上下で2分割したパーツで再現、先端部の雨水カバー金網は別パーツ化しています。
・ 煙突パーツ上にはジャッキステーを非常にうっすらとした繊細な凸モールドで再現しています。
●通信マスト
・ 通信マストは一体成型のパーツで再現、起倒状態を選択して組み立てることができます (組立説明書には取付指示が記載されていませんが、パーツはセットしています)。
●高角砲及び機銃用スポンソンはブロックごとに独立してパーツ化しており、スポンソン下部は船体パーツ上にモールド化再現。
●高角砲 「40口径 89式 12.7cm連装高角砲 (A1型)」 ×4
・ 高角砲は、連装状に成型した砲身と砲架との2パーツで再現。
●対空機銃 「25mm 3連装機銃」 ×2、「13mm4連装機銃」 ×6
・ 各機銃は一体成型のパーツで再現しています。
●艦橋の窓、滑走制止装置、着艦標識を再現するエッチングパーツが付属しています。
●内火艇、カッターなど
・ 内火艇 ×2
・ 内火ランチ ×3
・ 大型カッター ×2
・ 中型カッター ×1
・ 小型カッター ×1
●その他の艤装を再現したパーツとして
・ 菊花紋章
・ 主錨
・ 高射装置
・ 測距儀
・ 60cm 探照灯
などを独立したパーツで再現しています。
●艦載機
・ 艦載機は、主脚を除き、プロペラを含めて一体成型化したパーツで再現。
・ 極小となる艦載機パーツでありながら、スライド金型を使用した一体成形のパーツで、機体形状やプロペラブレードやスピナーの形状、機体上のパネルラインなどを再現しています。
・ クリア成型のパーツとなっています。
・ 日の丸や識別線を再現したデカールも付属しています。
●艦載機内容
・ 零式艦上戦闘機 21型 ×24
・ 97式艦上攻撃機 ×9
【 日本海軍 航空母艦 龍驤 第二次ソロモン海戦時 艦載機33機付き (フジミ 1/700 特シリーズ SPOT 特SPOT-79) 塗装・マーキング 】
●「塗装図・マーキングガイド」は組立説明書内にモノクロで記載しています。
・ 塗装の際に使用する塗料の種類も記載しています (Mr.カラー / 水性ホビーカラー)。
●甲板上に描かれた、各表示線、着艦標識、艦載機用の日の丸マークなどを再現したデカールが付属しています。
【 日本海軍 航空母艦 龍驤 第二次ソロモン海戦時 艦載機33機付き (フジミ 1/700 特シリーズ SPOT 特SPOT-79) のパッケージ内容 】
・ 航空母艦 龍驤 ×1
・ 零式艦上戦闘機 21型 ×24
・ 97式艦上攻撃機 ×9
・ デカールシート ×1 (甲板用)
・ デカールシート ×6 (艦載機用)
・ 組立て説明書 ×1
・ 艦載機組立説明書及び塗装参考図
●2017年 バリエーション (艦載機パーツ変更)
●2010年 一部新金型
【 「日本海軍 航空母艦 龍驤」について 】
●1922年の「ワシントン軍縮会議」により「赤城」「加賀」が航空母艦へと転用されることが決定、これにより帝国海軍は同条約で定められた航空母艦の枠を大部分使ってしまいました。
●一方、同条約では排水量10,000トン以下の航空母艦の建造は規制外となっており、日本海軍はその排数量以下の小型空母「龍驤」の建造を1929年から開始します。
●この「龍驤」は、「航空母艦 鳳翔」の改良型として設計され、「重巡洋艦 青葉」型とほぼ同じ大きさの船体に1段式の格納甲板を設置、24機の航空機を搭載する予定でした。
●しかし、建造直後の「ロンドン軍縮会議」において、排水量10,000トン以下の航空母艦も制限の対象下となり、建造するならばより高い能力を持たせるようにと、日本海軍は仕様変更を命じ、艦内の格納庫を2段式にすることとなりました。
●「龍驤」は1933年に竣工、補用も含め48機の航空機を搭載可能で、小型空母としては大きな搭載能力を備えることとなりましたが、元々が重巡クラスの船体幅しかないため、船体全体にトップヘビーの感が否めず、このことは同艦の問題として終始付きまとうことになります。
●「龍驤」の竣工直後の1934年に「水雷艇 友鶴」が転覆してしまうという「友鶴事件」が発生、この事件の原因となった復元性の問題を解消すべく、様々な艦艇が改修工事を受けることになります
・ 「龍驤」も例外ではなく、トップヘビーを少しでも解消すべく、同年に武装の一部を撤去する「第1次改装」が行なわれています。
●それでも、龍驤のトップヘビーは根本的に解決せず、演習に参加中の1935年9月26日に猛烈な暴風雨に遭遇、艦橋正面と艦首を破損してしまいます (第4艦隊事件)。
・ 竣工後から問題視されていた低い艦首甲板は、艦首の修理と同時に一層分の甲板を追加し、艦橋正面と飛行甲板の前縁の形状を変更して波の影響をできるだけ受けないように改装しました。
・ また、重心の降下対策として裸身艦橋を縮小、艦橋左右を開放型とし、機銃の射撃指揮装置も撤去、これを「龍驤」の「第2次改装」と称し、この姿で太平洋戦争に参戦しています。
●太平洋戦争開戦時には、「龍驤」は南方攻略作戦などに従事、敵艦を撃破するなどの活躍を見せ、その後、インド洋に進出、通商破壊活動に参加し、商船を多数撃沈するなどの戦果を上げました。
●一大決戦となった「ミッドウェー作戦」では、連合艦隊本体が攻略するミッドウェー方面を、欺瞞して支援するためにアリューシャン方面を攻撃、「準鷹」の艦載機と共にダッチハーバーを空襲しています。
●1942年8月には、ガダルカナル島の攻防である「第2次ソロモン海戦」に参加、ガダルカナル島への爆撃を行ないますが、同艦はアメリカ軍に発見され、同機動部隊の艦載機40機弱の猛攻を受けます。
●この攻撃で「龍驤」は爆弾4発、魚雷2発の被弾を受け、炎上すると共に浸水が発生、攻撃から4時間後に海に沈み、その一生を終える事になりました。