3号突撃砲 Vol.2 長砲身型 (1)
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「3号突撃砲 Vol.2 長砲身型 (1) (別冊) (ガリレオ出版 グランドパワー別冊 No.L-07/23 )」です
●第2次世界大戦時におけるドイツ軍の「3号突撃砲 長砲身型」、対戦車車輛として本格的に運用されるようになった「F型」「F/8型」「G型」を解説した資料集となっています。
●本書は「グランドパワー 2014年7月号」に収録していた「3号突撃砲 長砲身型 (1)」の記事を再編集し、まとめた内容となっています。
【 3号突撃砲 Vol.2 長砲身型 (1) (ガリレオ出版 グランドパワー別冊 L-07/23) について 】
●「3号突撃砲」は歩兵直協用の戦闘車両として開発が進められ、「フランス戦」頃から戦線に投入されました。
●「3号突撃砲」は「3号戦車」をベースとしながら、砲塔を撤去して戦闘室に直接主砲を搭載するレイアウトを採用、砲塔を省いた分、前面装甲を強化でき、攻撃力、防御力共に優秀な車両として重宝されました。
●「独ソ戦」が開始すると、ドイツ軍はソ連軍の大量の戦車と対峙、「3号突撃砲」は歩兵直協の任務だけではなく、自らの攻撃力と防御力、そして砲塔の無い低シルエットから待ち伏せなどの攻撃に適しており、対戦車兵器としても有効な車両として認められるようになります。
●当初「3号突撃砲」は、24口径の短砲身「75mm 突撃カノン砲 StuK37」を装備していましたが、対戦車兵器としての有用性が認められるや、装甲貫通能力の高い長砲身の「75mm 突撃カノン砲 StuK40」へ換装した「3号突撃砲F型」を開発、歩兵を支援するという突撃砲本来の任務から戦車キラーとしての任務を重要視されるようになります。
●この「3号突撃砲F型」は、短砲身型3号突撃砲の車体をそのまま使用した都合上、長砲身の砲尾部分の干渉を防ぐために天板に膨らみを付けていましたが、1942年12月になると長砲身型の専用の車体となった「3号突撃砲G型」が誕生します。
●「3号突撃砲G型」は「3号突撃砲」シリーズの完成形として大戦中期から後の突撃砲部隊の主力を務め、戦車不足の戦車部隊にも戦車の代わりとして配備、ドイツ軍の機甲戦力として欠かせない存在になりました。
●攻撃力と防御力が高く、低シルエットという対戦車車両としての優位性は大戦を通じて崩れず、ベルリン戦が開始された1945年4月においても「3号突撃砲G型」の生産と、部隊での運用は続けられ、「3号突撃砲」の姿は常にドイツ軍と共にあったのです。
●本書「3号突撃砲 Vol.2 長砲身型 (1)」では、この「3号突撃砲 長砲身型」を解説、誕生までの経緯と仕様、そして装備の変遷などを数多くのモノクロ写真を交えて詳しく解説します。
●後半は「3号突撃砲 長砲身型」の戦場写真集を収録、車内写真の貴重な写真や部隊での運用の様子などが収められ、「3号突撃砲 長砲身型」の姿とその詳細に迫る一冊となっています。
【 3号突撃砲 Vol.2 長砲身型 (1) (ガリレオ出版 グランドパワー別冊 L-07/23) 内容目次 】
・ 長砲身型突撃砲の開発と生産
・ F型とF/8型の変遷
・ G型の変遷
・ G型内部写真集
・ F型(43口径型)写真集
・ F型(48口径型)写真集
・ F/8型写真集
・ G型極初期型写真集
・ G型初期型(突撃砲型シャシー)写真集
・ G型初期型(3号戦車M型シャシー)写真集
・ G型初期型(3号戦車L型シャシー)写真集
【 3号突撃砲 Vol.2 長砲身型 (1) (ガリレオ出版 グランドパワー別冊 L-07/23) の内容 】
●対戦車能力を大幅に向上させるため主砲を従来の短砲身「75mm 突撃カノン砲 StuK37」から長砲身の「75mm 突撃カノン砲 StuK40」へと変更した「3号突撃砲F型」の計画と生産、「75mm 突撃カノン砲 StuK40」の43口径型と48口径型、そして「8/ZWシャーシ」を使用した「3号突撃砲F/8型」の詳細をモノクロ写真を交えて解説。
●短砲身型3号突撃砲のデザインをそのまま引き継いだ「3号突撃砲F型」に対し、長砲身の主砲を搭載するため専用の車体を採用した「3号突撃砲G型」についても線画イラストとモノクロ写真を交えて解剖。
●「G型」の生産の途中による仕様変更やフェンダー形状の変遷まで詳細に解説しています。
●後半は戦場で活躍する活きた「3号突撃砲 長砲身型」の姿を収めたモノクロ写真を題材に、各形式の特徴や部隊配備の様子などをケースに応じて解説します。
・ 本来の目的であった直協車両として歩兵と行動を共にする様子や、徐々に対戦車車両としての特徴を濃くし、予備履帯などにより防御力を増して行く姿、各部隊における装備品類や後部ラックの取り付け状況、そして部隊のマーキングなど、3号突撃砲長砲身型の生身の姿を描画した内容になっています。
■ 3号突撃砲 Vol.2 長砲身型 (1) 内容詳細
●長砲身型突撃砲の開発と生産 (4ページ)
・ 突撃砲の長砲身化計画と開発とともに7.5cmカノン砲40型を解説。
●F型とF/8型の変遷 (6ページ)
・ F型(43口径型)、F型(48口径型)、F/8型の構造を解説。
●G型の変遷 (8ページ)
・ G型の特徴の全般解説とG型極初期型及びG型初期型の特徴を解説。
●G型内部写真集 (8ページ)
・ 塔載砲、戦闘室、機関室を中心に紹介、戦闘室の天板を外して整備しているシーンや、戦闘状態時における戦闘室内部の写真を掲載、車内の様子や塗装、装備品の状況や乗員の配置状況などを把握することができます。
●F型(43口径型)写真集 (10ページ)
・ 43口径 7.5cm砲を搭載した3号突撃砲F型の戦場写真を収録。車体のマーキングも詳しく解説。
●F型(48口径)写真集 (8ページ)
・ 48口径 7.5cm砲を搭載した3号突撃砲F型の戦場写真を収録。車体各部の細部をクローズアップして解説しています。
●F/8型写真集 (14ページ)
・ 3号突撃砲F/8型の車体各部の特徴を戦場における写真をクローズアップして解説します。
●G型極初期型写真集 (8ページ)
・ 3号突撃砲G型極初期型の識別点も含め、戦場で見られた姿から解説します。
●G型初期型(突撃砲型シャシー)写真集 (16ページ)
・ 突撃砲型シャシーを使った3号突撃砲車体の特徴を戦場写真からひもとき解説します。
●G型初期型(3号戦車M型シャシー)写真集 (6ページ)
・ 車体の増加装甲が溶接式になった「3号戦車M型シャシー」を使った3号突撃砲車体を戦場写真から解説します。
●G型初期型(3号戦車L型シャシー)写真集 (6ページ)
・ シャシー前上面のハッチが前方に開く「3号戦車L型シャシー」を使った3号突撃砲車体を戦場写真から解説します。
【 3号突撃砲 Vol.2 長砲身型 (1) (ガリレオ出版 グランドパワー別冊 L-07/23) 仕様 】
●版型 : A4版 / ソフトカバー
●全96ページ / モノクロ写真多数掲載
●発行日 : 2018年6月1日
●ISBNコード : 4910135020681
●雑誌 : 13502-06