イギリス陸軍 FV214 コンカラー 重戦車 (プラモデル)ドラゴン 1/35 BLACK LABEL No.3555 スケール:1/35
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「イギリス陸軍 FV214 コンカラー 重戦車 プラモデル (ドラゴン 1/35 BLACK LABEL No.3555 )」です●1950年代から1960年代におけるイギリス軍の重戦車「FV214 コンカラー」を1/35スケールで再現したプラスチックモデル組立キット ●ソ連軍の重戦車に対抗するために開発された重戦車「FV214 コンカラー」を再現、避弾経始を重視した車体に長砲身の主砲と幅広の履帯を装備した、迫力溢れるフォルムを再現した内容となっています 【 「イギリス 重戦車 FV214 コンカラー」について 】●第2次世界大戦後期、ドイツ軍は「タイガー1」「キングタイガー」「エレファント」などの重戦車、重駆逐戦車を実戦に投入、ソ連軍はこれに対抗するために「JS-2」「JS-3」という重戦車を開発しました ●「JS-3」は実際には戦場への投入が間に合いませんでしたが、終戦直後に行われた連合軍の戦勝パレードに大挙参加し、その存在を大きく誇示しました ●極端までに避弾経始を重視した車体形状と長砲身砲を搭載した「JS-3」のスタイルは、西側諸国に大きな衝撃を与え、以後アメリカ軍やイギリス軍では「JS-3」に対抗する重戦車の開発が行われるようになります ●イギリス軍は、大戦末期に重巡航戦車として「センチュリオン」を開発、この「センチュリオン」は改良を重ねることによりその能力を向上し、イギリス軍の戦車部隊の主力となりました ●しかし、「センチュリオン」の主砲である「20ポンド砲」では「JS-3」に対抗することは難しく、さらに防御力に関しても劣り、東西冷戦下において「JS-3」やその後継として登場することが予測されるソ連軍の重戦車に対して劣勢なのは明らかでした ●そこで、イギリス軍では「センチュリオン」の戦力的不利を補うために、支援用の重戦車「FV214」の開発を開始、大戦時に行われた重戦車計画を下敷きとして開発が進み、1950年に試作車を製造します ●この試作車をベースとして試験や改良が繰り返され、1955年に「FV214 コンカラー」として制式化、量産を開始します ・ 「FV214 コンカラー」は、当時では最強クラスの戦車砲となる「55口径 120mmライフル砲 L1A2」を装備、この砲は分離装薬のために発射速度が遅いという欠点を持っていましたが、強力な火力はソ連軍の重戦車に充分に対抗できるものでした ・ 最大装甲200mmという装甲を備え、避弾経始を重視した車体形状は強靭な防御能力を誇りました ・ 足周りは、2つの転輪が1組となり、中央部分にコイルスプリングを内蔵したホルストマン式サスペンションを採用、大重量であったため速度性能は遅かったものの、この堅牢なサスペンションを備えたことで堅実な走行性能を確保していました ●しかし、「FV214 コンカラー」の実戦部隊への配備が始まった1950年代後半になると、中戦車カテゴリーにおいて能力の向上が図られるようになり、この結果、重戦車の優位性が失われてしまい、重量が重く運用の難しい重戦車は徐々に衰退するようになります ●また、それまで中戦車と重戦車という2つのカテゴリーに分かれていた戦車は、主力戦車として「走」「攻」「守」に優れた1車種に統合するという世界的な潮流が生まれました ●1960年代になると、ソ連軍の「JS-3」、その後継の「T-10」、そしてアメリカ軍の「M106」などの重戦車はその存在意義が薄れてしまい、退役が進むことになります ●「FV214 コンカラー」も、このような世界的な潮流から逃れることはできず、さらに「センチュリオン」の後継車両である「チーフテン」が120mm砲を搭載したことから、「FV214 コンカラー」の役割を取ってしまい、180両で生産を終了、1966年には全車退役しています ●この「FV214 コンカラー」は、第2次世界大戦から始まった重戦車の進化の形として、極めて高い攻撃力と防御力を擁するようになり、主力戦車の登場によりその座から降りることとなりましたが、イギリス戦車史に残る存在として足跡を残したのでした 【 イギリス陸軍 FV214 コンカラー 重戦車 (ドラゴン 1/35 BLACK LABEL No.3555) プラモデルの内容 】●このイギリス軍の重戦車「FV214 コンカラー」を再現したプラスチックモデル組立キットです ●ドラゴン社の1/35スケールのスマートキットに準拠するパーツ構成で「FV214 コンカラー」を再現、同社らしく足周りなどの細部表現を重視しながら、一体成型を多用してパーツ数を抑え、作りやすさを考慮した内容となっています ●「FV214 コンカラー」は、「砲塔」「車体上部」「車体下部」の3ブロックで構成しています 【 砲 塔 】 ●鋳造製の避弾経始を考慮した「FV214 コンカラー」の砲塔形状を再現、表面は凹凸のないなだらかな状態となっており、スモークディスチャージャーなどの配線をパーツ上のモールドで再現しています ●「55口径 120mmライフル砲 L1A2」の砲身は、左右に分割したパーツで再現 ・ 防盾は一体成型のパーツで再現、吊り下げフックは別パーツ化しています ・ 防盾基部の防塵カバーを再現した軟質素材製のパーツをセットしています ●砲塔は上下に分割したパーツで再現 ・ 上部ハッチ、排莢ハッチは別パーツ化、開閉状態を選択することができます ・ 照準サイトは、ペリスコープ、サイト本体、前部扉の3パーツで構成、前部扉は開閉状態を選択して作製します ・ 砲塔後部のフックは個別にパーツ化しています ・ スモークディスチャージャーは1本ずつ個別にパーツ化、ベース部分に取り付けて作製します ・ 砲塔バスケットは、各パネルを箱組み状に貼り合わせて作製します ・ 砲塔の吊り下げフック、リール、アンテナなどを別パーツ化して再現しています ●車長キューポラは一体成型のパーツで再現 ・ 車長ハッチは別パーツ化、開閉状態を選択することができます ・ ステレオ式測遠儀の先端部は別パーツ化しています ・ キューポラ上部のペリスコープはクリアパーツで再現しています ●キューポラに装備する「M1919A4 機関銃」を別パーツ化して再現 ・ 機関銃は機関銃本体、弾薬箱、機銃架の3パーツで構成 ・ 機関銃の銃口は開口した状態となっています 【 車体上部 】 ●「センチュリオン」のように前部形状が斜めとなり、後部のエンジンデッキに多数のルーバーが存在する「FV214 コンカラー」の車体上部レイアウトを再現、前照灯の配線やエンジンデッキのルーバーやフィンを立体的なモールドで再現しています ●車体上部は一体成型のパーツで再現 ・ エンジンデッキのルーバーはモールドで再現しています ・ 操縦手ハッチは別パーツ化、開閉状態を選択することができます ・ 前照灯は前後方向に3分割したパーツで再現、ガラス部はクリアパーツで再現しています ・ ライトガードは左右それぞれ一体成型のパーツで再現しています ・ フェンダー上の雑具箱もそれぞれ一体成型のパーツで再現 ・ 排気管は前後に分割したパーツで構成、スライド金型を使用して先端部は開口した状態となっており、先端部内側のフィンも再現しています ・ 車載工具類は個別にパーツ化、それぞれ固定具をパーツとともに一体成型した状態となっています ・ 牽引ワイヤーは、アイの部分はプラパーツ、ワイヤー本体は付属の金属製ワイヤーを使用します ●サイドスカートは、上部スカートと下部スカートに分割、それぞれ一体成型のパーツで再現しています 【 車体下部 】 ●車体下部は、ホルストマン式サスペンションを用いた複雑な足周りを再現、履帯はベルト式履帯となっています ●車体下部は、フェンダーを含めてバスタブ状に一体成型したパーツで再現、後部パネルは別パーツ化しています ・ ホルストマン式サスペンションは前後に分割したパーツ構成で、左右のアーム、コイルスプリングを挟んで作製します ・ 転輪、誘導輪は前後に分割したパーツで構成 ・ 起動輪は前後方向に4分割したパーツで再現しています ●後部パネルは一体成型のパーツで再現 ・ 通話装置、牽引装置、フック、トラベリングロックなどを別パーツ化しています 【 履 帯 】 ●履帯は、接着及び塗装が可能な軟質素材によるベルト式履帯が付属しています ・ 履帯は、裏側のガイドが1枚となる「FV214 コンカラー」用のシングルピン式履帯を再現しています ・ 裏側のセンターガイドには肉抜き穴を開口しています 【 イギリス陸軍 FV214 コンカラー 重戦車 (ドラゴン 1/35 BLACK LABEL No.3555) 塗装とマーキング 】●「FV214 コンカラー 重戦車」のマーキングとして、イギリス軍仕様となる2種類の塗装例が説明書に記載されています ・ 第7機甲旅団 (ヨーロッパ派遣軍 / 1960年代) ・ ヨーロッパ派遣軍 (1967年) ●説明書の塗装例に基づく、部隊マーク、重量表示、ナンバープレートなどを再現したデカールが付属しています 【 イギリス陸軍 FV214 コンカラー 重戦車 (ドラゴン 1/35 BLACK LABEL No.3555) パッケージ内容 】・ イギリス軍 重戦車 FV214 コンカラー ×1 ・ 金属製ワイヤー ×1 ・ デカールシート ×2 ・ 組立て説明書 ×1 ●2015年 完全新金型
通販のご利用方法の詳しくは、コチラより「ご利用ガイド」 関連商品
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