「日本潜水艦 伊-58 後期型 プラモデル (タミヤ 1/700 ウォーターラインシリーズ No.435 )」です●太平洋戦争時における日本海軍の潜水艦「伊58」を1/700スケールで再現したプラスチックモデル組立てキット ●太平洋戦争末期、アメリカ海軍の重巡洋艦「インディアナポリス」を撃沈する戦果を挙げた潜水艦「伊58」を再現、カタパルトなどの航空兵装を撤去した「後期型」再現した内容となっています 【 「日本潜水艦 伊-58 後期型」のキット内容について 】●日本海軍の潜水艦「伊58」を再現したプラスチックモデル組立てキットです ●タミヤらしいセンスのある造形と、繊細でキレのあるモールドにより「伊58」を再現、パーツ上に施されたモールドを中心にディテール再現を重視しながらも、コレクション性を重視したウォーターラインシリーズフォーマットに沿って作りやすさを考慮した内容となっています ●木甲板表現や艦橋窓枠などのディテールは、インジェクションキットとしては限界に近い繊細なモールドにより再現、ただし、塗装を考慮して深めに彫っており、組み上げて塗装するととてもシャープかつディテール感に溢れた雰囲気となることでしょう ●コレクション性を重視してパーツ数は抑えていることから、気軽に製作することができ、小型の艦船モデルとして極めて良質なキットです ●喫水線から上の部分を再現した洋上モデルです ●「伊58」は、「船体」「上甲板」「艦橋などの上部構造物」「機銃などの艤装類」を、それぞれブロック化して分割した構成となっています ●各ブロックをそれぞれ個別に組み立てて、上甲板、構造物、艤装類を船体ブロックへと取り付けて完成させます ●船体は、左右に分割したパーツで再現 ・ ホースパイプ、フェアリーダー、排水口などのディテールをモールドで再現しています ・ 前部昇降舵、プロペラガードなどを別パーツ化して再現しています ・ 洋上モデルに欠かせない船体下を塞ぐ平らな船底パーツが付属しています ●上甲板は、一体成型のパーツで再現 ・ 甲板上には、木甲板表現の他、乗員用ハッチ、魚雷用ハッチ、主砲基部などのディテールをモールドで再現しています 「伊58」の艦上の構造物は下記のようなパーツで構成しています ●艦橋 ・ 艦橋は左右に分割したパーツで再現 ・ 艦橋の窓枠は、窓の部分を一段凹んだ状態で再現し立体感を演出しています ・ 3本で構成する潜望鏡は、3連状に一体成型となったパーツで再現、潜望鏡を伸ばした状態のパーツと、収納した状態のパーツの2種をセット、選択して使用することができます ・ 艦橋に装備する、「25mm連装機銃」(×1)、「逆探」(×1)、「電探」(×1)などを別パーツ化 ●対空機銃「25mm連装機銃」 ×1 ・ 機銃は一体成型のパーツで再現 ●人間魚雷「回天」 ×6 ・ 「回天」は、一体成型のパーツで再現 ●その他の艤装を再現したパーツとして ・ 錨 ・ 通信アンテナ ・ 艦首昇降舵ガード などを個別に別パーツ化して再現しています ●艦橋の日章旗マーク、艦名表示、軍艦旗などを再現したデカールが付属しています 【 「日本潜水艦 伊-58 後期型」のパッケージ内容 】・ 日本海軍 潜水艦 伊58(後期型) ×1 ・ デカールシート ×1 ・ 組立て説明書 ×1 ●2000年完全新金型 【 「伊58」について 】●日本海軍は第1次世界大戦前まで列強国と比べると潜水艦の開発は低調で、ドイツ海軍の潜水艦「Uボート」の活躍による影響をうけてから、本格的な潜水艦の開発と建造を進めました ●第1次世界大戦の戦勝国となった日本はドイツ海軍の「Uボート」をの技術を獲得、この技術をベースとして建造を行ったのが「巡洋潜水艦(巡潜)」です ●ただし、「Uボート」が通商破壊を主任務としていたのに対して、日本海軍では潜水艦を艦隊決戦用の艦艇と捉え、「Uボート」と比べて船体を大型にすることで航続距離を伸ばし、魚雷兵装も強力となっているのが特徴でした ●1937年、日本海軍は潜水艦の整備計画を立案、「巡潜」を「甲型」「乙型」「丙型」に区分して新たなる艦の建造を開始しました ・ 「甲型」は、潜水隊(3隻)及び潜水艦隊(10隻程度)の旗艦としての司令部設備を持ち、航空設備を装備 ・ 「乙型」は、「甲型」の司令部設備を省いた艦 ・ 「丙型」は、司令部設備と航空設備を撤去、魚雷発射管と搭載魚雷を増やした武装強化型 ●潜水艦「伊54型」は、「巡潜型」の「乙型」として建造が行われた艦で、さらに戦時急造として主機や鋼材を変更、魚雷搭載数の増加や電探の装備等の改良を施しています ●この「伊54型」は、「伊54」「伊56」「伊58」の3隻を建造、「伊58」は1944年9月に竣工しました ●ところが、この「伊58」が竣工した頃には日本海軍は劣勢に立っており、通常の艦艇への攻撃や通商破壊を行う余裕はなく、1945年1月に「伊58」は搭載する人間魚雷「回天」によりグアム島のアメリカ軍艦艇を攻撃しています ●1945年3月には、ウルシー環礁への特攻作戦における電波誘導を行うために出撃しました ●帰還後に「伊58」は、航空兵装を撤去して艦橋もそれに伴って前部が縮小、前部上甲板には人間魚雷2基を追加し、その艦影は大きく変更しました(これが後期型となります) ●改装が完了した「伊58」は、1945年7月に東カロリン諸島に進出して攻撃任務に従事します ●そして、7月30日、パラオ島方面に展開していた「伊58」は、単独で航行中のアメリカ海軍の重巡洋艦「インディアナポリス」を発見、雷撃により撃沈し、これは太平洋戦争終結間際におけるアメリカ海軍最大の損害となったのでした ●沖縄方面に移動した「伊58」は、無事終戦を迎えて佐世保へと回航、その任務を終了したのでした
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