イギリス空軍 試作爆撃機 TSR.2 (プラモデル)ピットロード SN 航空機 プラモデル No.SN006 スケール:1/144
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「イギリス空軍 試作爆撃機 TSR.2 プラモデル (ピットロード SN 航空機 プラモデル No.SN006 )」です●「イギリス空軍 試作爆撃機 TSR.2」です●イギリス空軍において運用が計画されていた「TSR.2」を1/144スケールで再現したプラスチックモデル組立キット ●惜しくも3機の試作機のみでその命運を断たれた「試作爆撃機 TSR.2」の伸びやかで美しいボディを立体化しました ・ 3機の試作機すべての機体番号デカールが付属、破棄された「XR221」号機のほか、「コスフォードRAF博物館」と「ダックスフォード王立戦争博物館」に翼を休める「XR220」「XR222」の3機を選択して再現できる内容となっています 【 「BAC TSR.2」について 】●「TSR.2」は、冷戦期である1950年代後半、「Bae キャンベラ」に代わる攻撃機として開発が始められます ●イギリス空軍からの開発要求は、全天候作戦能力、不整地からの短距離離陸能力、超音速低空侵攻能力に加え、1,950km以上の航続距離を狙い、敵地深く侵入し、ウェポンベイに装備した核爆弾で敵の要衝を破壊するといった、冷戦当時の戦術思想に基づいたものでした ●最終的に「ヴィッカース」「イングリッシュ・エレクトリック」の2社による合同計画案が採用され、1957年に本格的な開発がスタートします ●名機「スピットファイア」の全幅とほぼ同じ約11mの翼幅に30m近くなる長大な胴体、このスマートな胴体には強力なブリストル・シドリ社製「オリンパス エンジン」を双発で搭載、加えて偵察機材から核爆弾まで積載可能なウェポンベイと巨大な燃料タンクを搭載しました ・ 主翼は幅こそ狭いもののデルタ形状で比較的大きな翼面積を持ち、垂直尾翼もデルタ形状の大きなものがオールフライングテイル式に装備され、機動性と低空性能の両立を図りました ●メインのランディングギアは、不整地での運用を考慮した「自転車式」に装備、敵の先制攻撃により半壊した飛行場からの運用までも考慮していました ●また慣性航法装置や地形追従レーダーなどを装備し、長距離の作戦飛行や低高度超音速飛行を可能としていましたが、様々な新機軸を惜しみなく導入した結果、機体価格は高騰してしまいます ●1964年の初飛行以降、良好な性能が示され、「TSR.2」の将来には大きな期待が寄せられるようになりますが、この年の10月に労働党が政権を取ると事態は暗転してしまいます ・ 兼ねてから「TSR.2」の予算高騰を攻撃材料にしていた労働党は政権奪取後の1965年4月、「TSR.2」の開発を中止に追い込み開発研究機材もすべて破棄されてしまいます ・ 労働党は「TSR.2」の代替機を、当時アメリカが開発中だった「ジェネラルダイナミックス F-111」のイギリス版「F-111K」とすることを画策しますが、「F-111」は開発に手間取り、「TSR.2」を越えるほどの開発費が高騰してしまったため、この計画は頓挫します ●結局、「TSR.2」の代替となったのはそれまで能力不足を指摘されながら使い続けられてきた「バッカニア」で、最終的には湾岸戦争までその使用が続けられることになります ●「TSR.2」計画が頓挫したことは、新型の攻撃機が失われたことだけでなく、その後のイギリス航空産業に大きなダメージが与えることになります ・ これ以降今日に至るまで、イギリスにおいては多くの軍用機が「国際共同開発」に頼らざるを得なくなった事がその事実を如実に語っています ●今でも当時の軍関係者から「あの時TSR.2を採用していれば」との声は多く聞かれるそうですが、「TSR.2」がたどった不可解な運命と美しいスマートな機体は、現代の我々を未だ魅了し続けています 【 「イギリス空軍 試作爆撃機 TSR.2」のキット内容について 】●この「試作爆撃機 TSR.2」を再現したプラスチックモデル組立キット ●機体胴体部は上下分割のパーツで構成、主翼部、水平・垂直尾翼部は別ブロック化して構成されています ・ 機体パーツ全体にはシャープなパネルラインが凹モールドで再現されています ・ エアインテークが左右に張り出す形の胴体形状を巧みなパーツ分割で再現、エンジン収容部のバルジは別パーツ化さショックコーンや内部桁のパーツなどが分割されています ●胴体下部2箇所のウェポンベイはハッチとベイ内部を別パーツで再現、「収納状態」「展開状態」を選択して組立てる事ができます ●胴体上下4箇所のエアブレーキは別パーツ化して再現 ・ エアブレーキカバーとアクチュエーターが別パーツ化されており、「収納状態」「作動状態」を選択して組立てる事ができます ●主翼は上下分割のパーツで構成、水平・垂直尾翼は一体成型のパーツとなっています ・ 主翼フラップは別パーツで再現されています ・ それぞれのエッジ部分は縁が薄くシャープに再現されています ●主脚部は脚柱、タイヤ、脚カバー、トルクアームをそれぞれ独立したパーツで再現 ・ 主脚はタンデム式に2つ並べられた「自転車式」形状を再現、「T字」の脚柱につながれたタイヤで構成されています ・ 首輪部は、脚柱と左右2つのタイヤで構成、脚柱には着陸灯などが再現されています ・ 脚カバーは「開放状態」と「収容状態」の2種類が付属しています ●キャノピーは3ピースのクリアパーツで再現、操縦席・航法士席共に開閉状態を選択して組み立てることが出来ます ・ キャノピーには窓枠のラインが彫刻にて再現されています ●コクピット内はシート、コンソールが再現されています ・ 着座姿勢のフィギュアが再現されています ●「試作爆撃機 TSR-2」用のマーキングとして ・ イギリス空軍 「XR220」 (コスフォードRAF博物館所蔵機) ・ イギリス空軍 「XR221」 ・ イギリス空軍 「XR222」 (ダックスフォード王立戦争博物館所蔵機) の3種類が組立説明書内に指示されており、付属のデカールを使用して、いずれか1機種を再現することが可能です ●機体番号、国籍マーク、国籍表記、機体上のウォークウェイ、コーションデータのステンシルなどを再現したデカールが付属しています ・ ラウンデルと国籍表記は「ブルー・ホワイト・レッド」ですが、核爆弾の閃光による焼き付き防止を狙った状態を再現するため、他機種より薄いトーンでプリントされています ●「飛行状態」をイメージして展示可能なディスプレイスタンドが付属 ・ ディスプレイスタンドの接続部にはボールジョイントを採用し、機体をお好みの角度で展示可能です ●「試作爆撃機 TSR.2」の機体サイズ ・ 全長 : 約190mm
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