日本海軍 航空母艦 鳳翔 1944年 (昭和19年) (プラモデル)フジミ 1/700 特シリーズ No.063 スケール:1/700
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「日本海軍 航空母艦 鳳翔 1944年 (昭和19年) プラモデル (フジミ 1/700 特シリーズ No.063 )」です●帝国海軍の最初の航空母艦である「鳳翔」を1/700スケールで再現したプラスチックモデル組立キット、着艦訓練用に飛行甲板を延長した1944年以降の姿を再現した内容となっています ●キットは、フジミ社製「日本海軍 航空母艦 鳳翔 1942年 (昭和17年)」をベースとし、1944年時の姿を再現するためのエッチングパーツ製の飛行甲板、桁、甲板支柱などを追加したバリエーションキットとなります ・ 艦載機として「天山」(2機)が付属しています 【 航空母艦「鳳翔」について 】●「鳳翔」は帝国海軍の最初の航空母艦として1919年に起工、1922年に竣工しました ●これは航空母艦として専用に設計されたものとしては、世界で初めて完成した艦となります(起工はイギリスの「ハーミーズ」の方が早い) ●竣工当時は、航空母艦の設計と運用がまだ試験段階であり、右舷に小型の島型艦橋を設け、その前部に航空機搭載用の大型クレーンを装備、艦橋後方に存在した3つの煙突は起倒式という方法が採られました ●しかし、「鳳翔」は排水量7,470tという小型の航空母艦で、艦橋とクレーンは航空機の離発艦に支障が発生、1924年にはクレーンを撤去、艦橋は航空甲板下に移す改造が行われています ・ この艦橋の配置(平甲板式)は、以後の日本の小型空母の標準的な姿となり、1933年竣工の「龍驤」、そして後に登場する「祥鳳型」「千歳」「千代田」も同様の形となっています ●「鳳翔」は、航空機の運用方法の研究に大いに寄与、後の航空母艦の設計と空母機動部隊の運用方法に多大なデータを残しました ●その後、航空機の運用の関係から飛行甲板の改修が度々行われ、これも後の帝国海軍の航空母艦の設計や装備に影響を与えています ●太平洋戦争前、「鳳翔」は日中戦争の支援活動に従事、小空母「龍驤」と共に第3航空戦隊を編成しました ●しかし、搭載航空機の性能の向上と大型化により、「鳳翔」は大きさの不足が目立つようになり、大型で高速の正規空母(「赤城」「加賀」「飛龍」「蒼龍」「翔鶴」「瑞鶴」)との共同運用はできず、訓練や作戦支援に当たることとなります ●太平洋戦争開戦時、「鳳翔」は内地において主に航空隊の訓練に使用され、実戦としては1942年3月に敵機動部隊出現の一報を受けて出撃した程度でした(接敵できず) ●1942年6月、連合艦隊の総力を挙げたミッドウェー海戦が行われ、「鳳翔」は戦艦を中心とした主力艦隊の航空支援艦として参加、これが「鳳翔」の唯一の海戦参加となります ●この海戦以降、「鳳翔」は再び訓練艦として空母艦載機部隊の練成に従事します ●ところが、航空機の発達は戦時により急速に進み、発着艦速度が速い艦上爆撃機「彗星」や、大型の艦上攻撃機「天山」などが登場すると、船体の大きさから「鳳翔」では支障をきたすようになってしまいました ●そこで、1944年に飛行甲板の拡張が行われ、前後方向に12m延長、幅も広げられ、その飛行甲板は船体長を超えるものとなります ・ 併せて主砲である14cm砲4門は撤去されています ●これにより、波浪性能は極端に低下し、瀬戸内海から外海に出ることは禁止され、その内海でも海が荒れた場合には運行が制限されるようになりました ●太平洋戦争敗戦時、「鳳翔」は無傷で残存、波浪性能を復原させるために前部の飛行甲板が撤去され、復員船として運用されました ●すべての役目を終えた「鳳翔」は、1946年に解体、帝国海軍の航空部隊の礎となった同艦は、その生涯を終えたのでした 【 「日本海軍 航空母艦 鳳翔 1944年 (昭和19年)」のキット内容について 】●この帝国海軍の航空母艦「鳳翔」を再現したプラスチックモデル組立キットです ●シャープなモールドにより「鳳翔」を再現、同社「特シリーズ」の特徴であるディテール表現力により、実艦の細かで複雑な作りが表された内容となっています ●また、スポンソン部の支柱などこれまでのキットでは一体成型されていた裏側の部分が別パーツ化により実感豊かに再現、日本の航空母艦が持つ細かな構造物が織り成す様子が表現されています ●キットは、フジミ社製「日本海軍 航空母艦 鳳翔 1942年 (昭和17年)」に、「1944年時」仕様となる飛行甲板などのエッチングパーツをセットしたものであり、飛行甲板下部の桁が細分化されたパーツ構成となっていますので、エッチングパーツ工作に慣れた上級者向けキットとなっています ●艦体喫水線までが再現されたウォーターラインモデルです ●「鳳翔」の船体部は上下分割式で、これに前部甲板、船尾甲板、飛行甲板、前部格納庫などを取り付ける構成となっています ●船体部には、後部格納庫側面が一体成型されています ・ 船体部には、舷側の舷窓、フェアリーダー、アンカーレセス、梯子などの細部が再現 ・ 舷窓には雨樋の彫刻が施されています ・ ウォーターラインモデルに欠かせない船体下を塞ぐ平らな船底パーツが付属、オモリとなるバラストも付属しています ●前部格納庫は、格納庫、機銃スポンソン部、艦橋部分との3ブロックで構成されています ・ 格納庫側面には、舷窓、扉などが再現 ・ 機銃スポンソン部パーツには格納庫の一部が一体成型、舷窓などがモールド表現されています ・ 機銃スポンソン下部にはスポンソンを支える桁が表現 ・ 艦橋部分は前部の構造物が別パーツ化、艦橋及び構造物には艦橋窓枠がモールドされています ●上甲板は、前部と船尾部分に分割されています ・ 前部甲板上には、木甲板表現が彫刻され、アンカーチェーン導板、リール、ボラード、ボート用架台などの細かなディテールが再現 ・ 船尾甲板は、鉄甲板表現で、リール、ボラードが表現されています ・ 格納庫後部の扉は開閉状態が選択可能です ・撤去された14cm砲跡に設置された機銃用のブルワーク(エッチングパーツ製)が付属しています ●飛行甲板は、エッチングパーツ製となっており、エレベーター部分は別パーツとなっています ・ 甲板上には艦載機を固定するための「眼環」がモールドされています ・ 甲板上の着艦制動装置、滑走制止装置はエッチングパーツにて再現 ・ 飛行甲板下部の桁は各部材ごとにパーツ化され、飛行甲板裏側には取り付け用の溝が彫られています ・ 前後に存在する飛行甲板支柱は、プラパーツとエッチングパーツとで構成されています 「鳳翔」の艦上の構造物は下記のようなパーツで構成されています ● 煙突 ・ 本体部分は上下2分割式で、先端部が別パーツとなっています ・ 煙突側部の管は別パーツです ●後部の機銃用スポンソンはブロックごとに別パーツとなっており、下面の補強板が一体成型で1枚ずつ再現されています ・ スポンソン部の支柱は別パーツで、複雑な作りが再現されています ●対空機銃 ・ 25mm 連装機銃 ×8 ●艦載機 ・ 艦載機は、主翼が一体成型された本体、キャノピー、脚、尾脚、プロペラ、爆弾のパーツ構成となっています ・ 艦載機はクリアーパーツとなっています ●艦載機内容 ・ 艦上攻撃機「天山」 ×2 ●内火艇、カッターなど ・ 11m内火艇 ×2 ・ 8m内火艇 ×2 ・ 8m内火ランチ ×1 ・ 9mカッター ×2 ●その他の艤装を再現したパーツとして ・ 艦首、艦尾旗竿 ・ 錨、副錨 ・ 菊花紋章 ・ パラベーン ・ 舷々門 ・ クレーン ・ 無線檣 ・ 着艦標識 ・ 通風筒 ・ ラッタル ・ 2.5m測距儀 ×2 などがセットされています 【 「日本海軍 航空母艦 鳳翔 1944年 (昭和19年)」に付属するエッチングパーツの内容 】・ 飛行甲板 ・ 前後エレベーター ・ 飛行甲板桁 ・ 着艦制動装置(×6) ・ 滑走制止装置 ・ 機銃用ブルワーク(×2) ・ 飛行甲板支柱 ・ 転落防止柵 ・ ラッタル ・ 着艦標識 ・ 上甲板上部構造物の一部 ・ 舷外電路 など ●飛行甲板上に書かれた表示線、着艦標識、艦尾の軍艦旗(直線タイプと、なびいているタイプの2種類)、艦載機の日の丸マークなどを再現したデカールが付属しています ●2012年 エッチングパーツを追加したバリエーションキット
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